日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

イデオロギーレンズ効果


さて、本日なのですが「イデオロギーレンズ効果」とは何かといえば、数日前に私が勝手に考えた言葉なので、特に何かを参考にした等はありません。
特定の思想を持つ人々に見られる不可解な反応を、いわゆる物理学の「重力レンズ」に見立てただけです。


韓国関連で韓国人達から「良心的日本人」(例1) (例2)と呼ばれる、このブロマガで「日韓友好論者」と呼称している人々や、特定の政治活動をしている人々の中には、明らかな捏造、曲解、人格攻撃、論点のすり替えなどを行う人々がいる。


そうした人々がなぜ平然とそんな事ができるのか、また他者を批判する場合に露骨なダブルスタンダードや矛盾した言動を平然と行えるのか、これを調べていくと彼らには著しいモラルの欠如があるよう見えるが、実はモラルの欠如ではなく「モラルの変化」が発生している事がわかる。


このような変化によって発生する現象を、イデオロギーを大質量の天体やダークマターなどに見立て、彼らの情報の入力が特定のイデオロギーを通過する事で「歪む」と定義し、大質量のそばを通ることで光が「歪んで見える」天体現象にたとえ、「イデオロギーレンズ効果」と呼ぶことにする。


重力レンズ効果に関してはこちらを参照してください

重力レンズとは
初めて観測、重力レンズによる超新星の多重像


※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:矛盾を矛盾と意識できない人々


当初この件を私は「イデオロギーのフィルター」と定義し、入力の時点で特定の情報がより分けられ「入ってこない」状態となり、その結果都合の悪い情報を無視した矛盾する言動を行っていると考えていました。


しかし彼らを観察していると実際には都合の悪い情報も一応入力されており、「フィルター」としてしまうと矛盾が発生してしまいます。


どういう事かというと、たとえば以前記事にした「東大震災における朝鮮人虐殺事件」などがわかりやすいです。


この事例では、多くのメディア報道で震災に際して朝鮮人への偏見からデマが広がり虐殺事件が起きたとしていますが、当時の実際の記録を調べてみると現実に震災直後に朝鮮人による火事場泥棒や強盗、暴動、テロなどが発生していた事がわかります。


そして以前記事にしたときに「大阪毎日新聞」などの記事を引用したように、1923年9月4日の時点で暴動やテロなどは完全鎮圧されたと政府発表があったにも関わらず、いくつかの新聞が「また朝鮮人による暴動やテロなどが起きる」と煽った結果、自警団によって風説のみを理由に報復的な意図で殺されたというのが実態です。





つまりこの問題の史実は、現実に朝鮮人によるテロや暴動や火事場泥棒等が震災直後に多発し、それが「鎮圧された」と政府の公式発表がなされた後で、いくつかの新聞が「また朝鮮人による暴動が発生する」と煽った結果、朝鮮人全体がターゲットとなり報復的に殺されたというのが真相にも関わらず、現在の報道ではその部分の時系列がごっそり抜け落ちているわけです。


これはいわゆる「歴史修正主義」に該当する内容となるわけですから、彼らが普段「ネトウヨがやっている事」として批判している事柄で、明らかな矛盾です。


そしてこの事は、この事例が世間で大きく取り上げられだした十数年前から何度も指摘されており、特にメディア関係者なら知らないほうが不自然なくらいです。


参考
追悼文見送りを巡って=中島京子・作家 毎日新聞 2017年9月17日


更に問題なのが、今年に入り朝鮮総連の機関紙や韓国のハンギョレ新聞などが掲載した記事では

関東大震災94周年〉朝・日関係正常化の実現を/東京同胞追悼会 
朝鮮新報 2017.09.02
http://chosonsinbo.com/jp/2017/09/il-1241/

(該当部分抜粋)
内務省、軍隊、警察と「自警団」を動員して10日余りの期間に朝鮮人というだけの理由で6600余人の同胞たちを無残に虐殺したと述べ


[コラム]「天災と思ってあきらめろ」 
ハンギョレ新聞  2017.09.07
http://japan.hani.co.kr/arti/international/28407.html

(該当部分抜粋)
9月4日、日本人たちが「朝鮮人を捕まえろ」 「朝鮮人を殺せ」と大声を張り上げた。関東大震災の後に朝鮮人が「井戸に毒を撒いた」 「防火した」のような流言が広がり、軍警と、民間人で構成された「自警団」が朝鮮人を虐殺した時であった。


と書かれている事です。
政府発表で9月4日に「暴徒は鎮圧された」と発表しているにも関わらず、「震災から10日間」とか「9月4日から軍や警察が煽って虐殺が行われた」では明らかな矛盾です。


「鎮圧された」と発表してしまった時点で名目上の大義名分がなくなってしまうからです。
普通に考えれば、デマを元に虐殺を政府が扇動するのならば、「鎮圧した」という事実は報じない方が扇動はし易いです。


このため、当時の記録と矛盾があるこうした内容は「おかしい」と疑うのが普通です。
しかし「彼ら」がこうした内容に疑問を持った痕跡は一切ありません、むしろ多くのメディアが追従しています。


また他の事例もあります。


彼らの多くはいわゆる「嫌韓」を韓国人への差別であり、排外主義であると定義しているわけですが、以前から指摘しているように嫌韓の原因としては韓国社会で義務教育の段階から行われている異人種・異民族への蔑視や、極端な民族主義が根底にあります。


参考記事
韓国人が日本人から嫌われる根本的原因

「韓国には浅はかな民族主義があふれている」 朝鮮日報 2007/04/22

(※1)
「黄色人種よりも白人が良い」小学生も人種偏見... 黒人劣等白人優越認識 スポーツ韓国(韓国語) 2005-11-16


しかし彼らはこうした問題を意に介さないどころか、このような事例を指摘すると「韓国人を嫌うように誘導している」とか「韓国人を嫌わないのはおかしいと印象操作している」等の反応をします。


ここで不思議なのは、異民族や異人種を嫌悪する行為を差別であると「一般的な定義」をしている人々が、韓国のこれら情報から「韓国を嫌いになる状態」を「異常な行為である」とか「差別である」と定義している事です。


普通に考えれば、「公教育によって差別主義が一般化した社会」の人々を嫌うのが差別ならば、彼らが嫌韓の人々を嫌悪するのも等しく差別主義となるという矛盾があるにも関わらず、彼らはその事を全く意識していません。


また先ほど引用した記事のコメント欄でのやり取りですが、私が広開土王碑、隋書巻八十一 東夷伝倭国宋書巻九十七 夷蛮伝倭国、梁職貢図新羅題記、 三国史記日本書紀などの記述から新羅百済が日本に服属した歴史がある事を指摘した件に関して、それを「差別問題」と指摘する人物が書き込みをしています。


これに至っては最早何が差別問題なのかすら解りません。
会話が全く噛み合わないのです。


2:イデオロギーレンズ効果


ここで重要となるのが、彼らは「一般的なモラルの”定義”」に基いて思考しているという事です。
多くの場合、著しいモラルの欠如や反社会性から矛盾する言動を平然と行ったり、差別問題ではない事柄を強引に差別問題にこじつけて開き直っているというわけでは無いのです。
勿論、「そういう人」も中にいるでしょうが。


ではなぜこんな事になっているのかを考えた場合に、私は最初の方で書いたようにイデオロギーによるフィルターがかかっているため、特定情報が認識されないのではないかと考えました。


が、それは先ほど紹介した事例から否定されます。
彼らは明らかに持論と異なる情報を認識したうえで、それで「あの反応」なのです。


そこで「では原因は何か」と考えたときに出てきたのが、イデオロギーによって「事実が歪んでいる」という発想です。


そこでふと頭をよぎったのが、この記事のタイトルの元となった物理現象の「重力レンズ」です。


重力レンズとは、アインシュタイン一般相対性理論から導き出される現象で、重力とは質量のある物体が「時空」を歪ませる現象であり、巨大な質量の物体の傍ではこの「時空のゆがみ」も大きくなるため、そこを光が通過する際にゆがみに沿ってカーブするわけです。


結果、そこを通った恒星や銀河の光が地球の観測者から二重三重に見えたり、弓形に彎曲して見えたり、遠くの銀河が「集まって」見えたりするわけです。


これをこの件に当てはめると、まず大質量の物体をイデオロギーに見立て、彼らはイデオロギーを前提として思考するため、自分の信じるイデオロギーを善とし、反するイデオロギーを悪と定義します。
これを「歪み」と定義します。


そのうえで、例えば先ほどの関東大震災の事例ならば、「実際に朝鮮人による暴動やテロがあったではないか」とか「この主張は矛盾するではないか」と批判すると、それをイデオロギーによって歪んだ像として把握します。


巨大質量の背後にある恒星や銀河が観測者からは歪んだ別の形に見えるのと同じです。


その結果「ネトウヨが言い訳をして朝鮮人虐殺を正当化している」等の発想になるわけです。


実際には、「その主張は時系列的におかしい」「なぜ虐殺以前に存在した暴動やテロを無視するのか」と指摘しているだけなのですが、持論の否定は彼らにとってイデオロギー的な「悪」なので、「悪に相応しい」解釈をされるとも表現できます。


嫌韓の原因なども同じです。


いくら韓国社会が「差別で溢れている」としても、彼らにとってはイデオロギーを通して歪んだ像を見ているため問題が極小化され問題にならず、逆にその事を批判する側は「嫌っている」という部分が極大化され差別問題として認識されるといった具合です。


これはいわゆる日本と韓国双方に存在する親北派の問題や、マスコミによる捏造や印象操作などと仕組みは同じです。
彼らはイデオロギーを通過した「歪んだ像」を見ているので、一般的な倫理観を持っていたとしてもそれが問題であるという認識が存在していないのです。


イデオロギーを前提に思考する人々は、元々私達とは「見えている像」そのものが違う、だから噛み合わない、これが私の出した結論です。
あくまで私見ですが。


ちなみに、アメリカで度々問題となっている「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」の極端で過激な発露であるポリコレ棒なども、作用としてはほぼ同じでしょう。




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(※1)
黄色人種よりも白人が良い」小学生も人種偏見... 黒人劣等白人優越認識
スポーツ韓国(韓国語) 2005-11-16
http://sports.hankooki.com/lpage/newstopic/200511/sp2005111609370558770.htm

小学生に尋ねた。 「北東アジア人、白人、黒人、東南アジア人の中で誰が一番厄介ですか?」 一番厄介を感じる人種は黒人である。 その後、最も身近な友達は? 韓国人と似た中国人、日本人? 正解は白人である。

外国人労働者などに対する差別と偏見が社会問題化している状況で、小学生たちも既成世代に劣らない深刻な人種偏見を持っているという調査結果が出た。

小学生たちは自分たちが含まれて北東アジアであるなどいくつかの人種よりも白人の最も親切で、勤勉で、スマートだと考えており、一方、黒人や東南アジア人には否定的な認識を持っている。

特に塾で外国の文化に関連する教育を受けた場合は、このような偏見がより厳しいものと調査された。

京畿水原ホメシル小学校コ・アラ (28)教師は19日、阪神ソウルスユリキャンパスで開かれるユネスコのアジア・太平洋国際理解教育院主催の「東アジア文化と国際理解教育」の学術大会でこのような内容を盛り込んだ「小学生の人種偏見と半(反)偏見教育の必要性研究」を発表する。

昨年6月28日〜7月14日、ソウルの小学校4ヶ所と京畿地域の小学校6つの5、6年生433人をアンケート調査した結果だ。

研究によると、小学生はすべての質問項目で白人を最も優越に評価した。

友達に付き合ってたい人種は白人が27.3%で最も高く、続いて、北東アジアの(21.7%)、黒(19.9%)、東南アジア人(18.1%)の順だった。

親密度を調べるために「ぎこちない」という言葉を提示して「非常にそう思う」から「非常にそうではない」までの5点尺度で回答させた結果、ぎこちないと感じる人種は黒人(52.8%)、北東アジアの(39.9% )、東南アジア人(34.3%)、白人(23.1%)の順に高かった。 逆に白人(54.6%)、東南アジア人(38.5%)、北東アジアの(31.2%)、黒(23.8%)の順で身近だと感じた。

親切な人種でも白人(59.3%)を一番最初に挙げており、続いて北東アジアの(49.8%)、東南アジア人(46.2%)、黒(32.1%)の順だった。

知的水準を問う質問に東南アジア人(26.8%)が「ばかばかしい」と答えた割合が最も高く、白人は9.3%で最も低かった。

「不衛生」質問では、黒人が43.4%で最も高く、やはり白人が6.9%で最も低かった。 また、学生は最も地位が高く、豊富で、勤勉な民族で一様に白人を挙げ、東南アジア人や黒人は怠惰貧しい人々に考えている。

全体的に外国語の実力が高いほど、各人種の全体偏見は低く、TVや映画を介して複数の人種をよく接した場合、白人や北東アジア人に対する偏見は少なかったが、黒人はむしろ強化される結果を生んだ。

また、塾で他の国の歴史や文化についての教育を受けた場合、東南アジア人の性格や能力に対する偏見が大きいことが分かった。

高校の教師は「現カリキュラムでは、このような偏見に対応する教育が非常に不足している」とし、「海外の文化体験や他の文化の風変わりな点を強調する「観光式教育」も、さまざまな人生の価値や方式、信念、偏見のない態度、共同体意識を涵養することがない」と述べた。