日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国問題の難しさ


さて、本日は韓国関連の問題を扱う場合に、彼らの特異性を知らないと、「それ」に振り回されてしまう問題について書いていきます。


先日朝鮮日報で「ソウル大学自然科学学部新入生の40%近くが文章表現力に問題がある」とし、与えられたテーマを理解できない、根拠の無い主張をする、などが具体的に挙げられていたが、これは何も最近の学生だけではなく韓国全体で見て取れる事例となっている。


この傾向には特徴があり、「自身の利害と関係のない」場合には比較的上記のような状況に陥ることは少ないが、少しでも「自己(ウリ)」の利害に関係する事例だと、「元々出来ていた人物でも出来なくなる」事例が多く、結果的に「矛盾を矛盾と認識できない」などの問題が発生する。


このため、このような特徴を知らずに「彼らの主張を私達の常識に当てはめ」混乱したり或いは間に受けて釣られてしまう場合が多く、韓国関連の情報を扱う場合「どれだけ慎重であっても足りない」のだが、情報を発信している本人たちに自覚が一切無いため、意識していてもなかなか判別は難しい。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



1:相手の主張や根拠を理解する意思が無い


まずはこちらの記事から

ソウル大の新入生、39%は文章表現力不足
朝鮮日報 2017/04/08
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/08/2017040800589.html
https://web.archive.org/web/20170408223538/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/08/2017040800589.html (インターネットアーカイブ

与えられたテーマに関係ない非文ばかりのケースも

 ソウル大学がこの春入学した新入生を対象に「文章表現能力」のテストを実施したところ、10人中4人が必要なレベルに達していないことがわかった。ソウル大学基礎教育院が今年2月と3月、自然科学学部の新入生253人を対象に上記のテストを試験的に実施した結果、全体の38.7%にあたる98人が100点満点中70点に満たなかった。基礎教育院が7日に明らかにした。70点未満は「秀優美良可」の5段階評価で良よりも低い4段階目以下に相当する。全体の平均点は73.7点だった。

 また基礎教育院は全体の25%にあたる63人については「ソウル大学で文章表現の講義を受講するのが難しいほどレベルが低い」と評価した。具体的には「与えられたテーマを理解する能力に欠け、テーマとは関係のない文章を書いた」「根拠のない主張ばかりを提示した」「不明確な表現で文章として成立しない非文が多い」などの評価が多かったという。

 ソウル大学は今回の評価で下位10%以下に相当する24人を対象に、文章表現能力を向上させるための個人指導を行うことにしている。講師はソウル大学教授学習開発センターの教員が担当する。ソウル大学基礎教育院で副院長を務めるホ・ウォンギ教授は「最近は高校で文章表現の練習をしなかった学生が多いため、彼らは大学に来てから苦労している」とコメントした。

 ソウル大学では2001年以降、新入生は入学前に英語のプレースメント・テストを受けなければならず、その成績によって能力別のクラスを編成し講義を行っている。



これなのですが、記事ではあたかも「最近の学生の問題」であるかのように書かれてはいますが、実際にはこれは以前から変わらずずっと続いている問題であり、朝鮮日報の記事でも該当する記事は多数あります。


かつて私が日韓翻訳掲示板に出入りしていた頃、いわゆる「赤組(日本人)」が最も苦労していたのが、「青組(韓国人)」がこちらの質問の意図を理解してくれない、間違いを指摘してもその間違いを認識してくれない、「本題と全く関係ない内容を反論として使ってくる」などでした。


実のところ私が「しつこいくらい詳細に状況を説明する習慣」がついたのもこれが理由です。


そしてこうした問題を暫く観察していてわかったのは、韓国社会においては持論などへの否定的意見や批判などは、全て「相手への劣等性の指摘(=自己の優越性の誇示)」と認識されており、論点や内容は「二の次である」という独特の考え方です。


これがあるため、何度問題点の指摘をしても指摘した内容を理解する意思そのものが無かったり、反論=劣等性の指摘であるため、とにかく何でも良いので相手の劣等性を指摘しようとする=「本題と関係ない内容で反論してくる」という状況になっていたわけです。


そしてもう一つ解った事として、中にはある程度上記のような問題を理解し真っ当な受け答えが出来る人もいたのですが、それが出来ていたのは「自己(ウリ)の利害と関係が無い」つまり問題をナムの行いとして自身の問題から排除できる事例の場合にのみそう出来ているケースが多かった事です。


参考記事
韓国人独特の「ウリ」と「ナム」という概念


この事例を最初の記事と組み合わせると、いかなる状況であっても文章表現能力(与えられれたテーマを理解できる、根拠のある説明ができる)に問題があるケースが39%であり、その他の61%は「条件付でできる」と「できる」に分かれるという事です。


そして記事中の「また基礎教育院は全体の25%にあたる63人については「ソウル大学で文章表現の講義を受講するのが難しいほどレベルが低い」と評価した」のケースの事例は、日韓翻訳掲示板において「根本的に会話そのものが成り立たない」状態であったケースです。


この手のタイプは、ひたすら相手を侮辱したり罵倒したり(韓国的価値観における優越性の証明)を繰り返すばかりで「意思疎通が不可能」であったケースで、そもそもそも相手が何を言おうとしているのかを理解する以前にその意思(習慣)そのものが無いためこのような態度を取っていたのでしょう。


そして韓国最高学府であるソウル大でこの状態ということは、韓国社会全体では恐らくもっと数字が跳ね上がるであろうという事です。


また最近これに該当する典型的な事例が発生しています。


軍艦島、荒唐無稽な印象操作 別の炭鉱写真使用…韓国テレビ、誤り認める 産経新聞 2017.4.12 (1/4ページ) (2/4ページ) (3/4ページ) (4/4ページ


軍艦島を巡る問題で、韓国のテレビ局であるMBC産経新聞の記事を批判するためにニュース番組で使用した画像などが、実際には軍艦島とは全く関係ないものであり、それを根拠に「産経の記事は嘘である」と批判していたという内容です。


そしてここで興味深いのは、画像を根拠に産経の記事を批判していたにも関わらず、MBCは産経が写真の件で抗議をすると「たとえ場所は違っても朝鮮人たちが強制動員され被害を受けたという脈絡でみれば、歴史の一断面をみせてくれる貴重な資料」と反論してきた事です。


そもそも軍艦島問題を巡る産経の記事を批判するために、「軍艦島の写真」として使用したものが間違っていた、つまり「軍艦島で強制動員や奴隷労働があった」として提示した証拠がその写真であったのですから、本来なら主張の前提条件が破綻してしまっています。


にもかかわらず、「写真が違っていても強制動員や奴隷労働はあった」とMBCは主張しているわけですから、原因と結果が相互に補完しあう典型的な循環論法という事になります。
大本の批判番組で批判の大前提としていたのがその写真なのですから。


この事例の場合は、要するにMBC側は相手がどんな主張をしているのか、自分が何を説明しているのかを理解していないため循環論法になっているケースです。
韓国関連ではこうしたケースが非常に多く、慣れていない人にとっては相手にするだけで多大なストレスとなります。


ちなみに余談になりますが、私は過去、彼らの循環論法を指摘したら「お前のやっている事が循環論法だ」と返されたことがあります。
更に、相手に「(こちらの)何が循環論法なのか」を聞いてみると答えられなかったうえに、その人物は循環論法がどんなものかを根本的に理解できていないようでした。


2:安易に「真に受けて」はいけない


上記のような事例と似たケースとして、韓国では過去の事例を全く無視或いは一切調べずに「今の感情」で状況判断や相手への批判などをする事があり、安易にその言葉を信じてしまうと状況判断などに失敗する可能性が高くなります。


たとえば以下の週刊文春の記事の事例の場合


朴槿恵 日本では報じられない「髪形」「トイレ」への執着 週刊文春 2017年4月13日号


朴元大統領が異様な潔癖症でトイレの清潔さに執着していたとする記事なのですが、大本は韓国最大野党である共に民主党の安敏錫議員が、「ソウル拘置所は今日すぐにトイレの便器を交換しなければならない。あの方は便器が変わると用を足せないので、大統領に対する礼遇ではなく、人道的見地からそうすべきだ」と皮肉った件が出発点です。


【萬物相】大統領経験者に度が過ぎる侮辱を浴びせる韓国社会 朝鮮日報 2017/04/03 (1/2ページ) (2/2ページ


そしてそうした皮肉の根拠として、朴大統領が地方遊説の際に訪問先の自治体の便器を交換させた事例が複数あったとするエピソードであるとしています。


この件なのですが、以前からこのブロマガを読んできている方なら「一度劣等性を指摘した相手にはどんな侮辱も許される」という、独特の序列社会からくる反応である事がわかるでしょうし、ですから上記の情報だけでも引きこもり気質の「潔癖症」であると断定するには疑問符がつくでしょう。


そしてこの件にはもう一つ問題があり、実は韓国では数年前から「トイレの美化運動」が活発に行われており、特に一昨年辺りからは公衆トイレをきれいに豪華にするのがある意味で流行っていました。


韓国高速道路サービスエリアのトイレ、ホテルレベルに改装へ 朝鮮日報 2016/04/08
一流ホテル顔負け、韓国の高速道路サービスエリアのトイレ 中央日報 2016年09月18日


そしてそれがなぜかといえば、2011年頃から日本へやってきた観光客が「日本の公衆トイレがきれいで清潔である」と高い評価をしていたため、日本をライバル視して常に「ベンチマーキング」をしていた韓国がそれをまねようとしたからです。


読者の意見:韓国のトイレも韓流を広める優れたアイテム 朝鮮日報 2016/04/08
韓国の便器はトイレットペーパーが原因で詰まるのか 朝鮮日報 2016/04/24 (1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ
識者の意見:今なお恥ずべき韓国のトイレ文化 朝鮮日報 2016/04/08


記事は去年のものですが、朴大統領就任前から日韓のトイレ比較の件は韓国内で話題になってきていた背景があり、韓国政府の方針としても観光客誘致に力を入れていたことから、トイレの美化運動は恐らく朴大統領の肝いりであり、自治体のトイレなどもその流れで「変えさせた」可能性が高いのです。


このトイレの美化運動は韓国でかなり長いこと話題になっていたのですから、韓国の議員なら知っていてもおかしくないのですが、韓国では一度序列の低い劣等な存在と定義されると「何をされても文句の言えない存在」になるうえに、他者を侮辱できるのは自身の地位が高い証拠という考え方があるため、こうした背景事情がはなから考慮されなかったわけです。


「侮辱できればそれでいい」からです。


重要なのは、これまでの経緯は最初から考慮の対象外である(重要と思われていない)事と、劣等性の指摘という「今の感情」が韓国では何よりも重視されるという、独特の価値観の結果がこの「トイレ事件」であるということです。


恐らく文春の記者はそうした背景がある事は知らず、日本の事情と同じ感覚で記事を書いたのでしょうが、実際には韓国独特の価値観と「事実など今の感情の前では無意味」が当たり前の韓国独特の社会習慣の結果なのです。


このあたりに関しては、そもそも彼ら自身に全く自覚が無く、「とにかく相手の劣等性の指摘や侮辱ができればそれでよし」とする考え方が背景にあるので、余程慎重にならないと真贋の判別が難しく、私も過去何度か判断ミスをした事があるので、この文春の記事を殊更叩くようなことはしませんが、こうした社会背景がある国である事は知っておかないといけません。


つまり、彼らが何かを指摘したからとそれが必ずしも実態を伴っているとは限らず、自身の主張がどういった意味を持つかもあまり深く考えられておらず、またそれは韓国内で韓国人同士の行いであっても日常的に起きているという事です。
こういった面からも韓国問題は日本人にとって「難しい」のです。


3:韓国関連の情報を扱うときは慎重に


今回書いたように、韓国では根本的に自身の主張、相手の主張どちらの場合も根拠の証明や内容の理解を行う意思の無い人々が多く、またそうした背景から過去に起きた現象の延長線上の出来事を、過去を考慮せずに判断する行為なども頻繁に見て取れます。


根本的な着眼点や判断材料が私達とは異なっているのです。


このため、韓国発の情報はそれがどんなものであれまず慎重に私達の常識に適合するか「検証作業」を行わないといけません。
私達が行う「判断」とは全く異なる「判断方法」で出された結論の場合があるからです。


そうした事から来る弊害は実例が存在しています。


以前韓国の女流画家である千鏡子氏の作品の真贋論争が韓国であったのですが、韓国内で決着がつかずフランスの「ルミエールテクノロジー社」という有名な美術品調査会社に鑑定依頼をしました。


韓国検察「千鏡子の美人図は本物」 フランス鑑定団の結論覆す 中央日報 2016年12月20日
フランス鑑定団「韓国検察、統計わい曲して『美人図』を真作と結論」 中央日報 2017年01月06日


結果「贋作である」との結論が出され、これは故人である千鏡子氏の主張とも一致していたのですが、科学的な調査結果を韓国の検察が良くわからない理屈で覆してしまい、それが韓国社会に受け入れられ、ルミエールテクノロジー社は自社の技術を疑われ信用に傷がつくという酷い結果になりました。


全ては、彼らの社会では自身の(これまでの)主張も相手の主張も殆ど理解する意思が無く、ただ「今の感情」のみを重視する習慣が支配的だからです。


日本で同じ状況が起きたならば、少なくともフランスの会社に対して何が真作の根拠となったのかを詳しく説明するでしょうが、韓国の検察はそれすらもしていないどころか、この調査会社が公開討論会を申し込むとそれも拒否しています。


彼らにとってそれは重要ではないからです。


こういったことがあるのですから、韓国関連の情報はその扱いが難しく慎重にならないといけないわけですが、日本ではそれが出来ているかといえば特にメディア報道において殆どできていませんし、政治の世界でも、過去に共産党の事例で紹介したように、韓国側の「今の感情」に根ざした主張を安易に受け入れたため矛盾だらけになっていた例があります。


韓国社会は多くの面で私達とは異なっており、物事を判断する上での情報の扱い方や取捨選択法も違います、ですから本来はどんな情報であれまずワンクッション置いて検証をしてからあつかわないといけないにも関わらず、それが出来ていない事例が多すぎます。


韓国問題はこうした事情からとにかく「難しい」のです。



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