日韓問題(初心者向け)

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韓国社会には「自己を省みる」発想が無い


さて、本日は以前書いた「日本人の考える反日と韓国人の考える反日は違う」に関連した内容となります


以前書いたように、韓国では「自分は絶対に正しい」という前提での思考が当たり前となっており、日本人から見た「反日」行為も彼らの中では「日本が悪いからやっている」「自分達は正しい事をしているだけ」と考える傾向にあるが、それ以外に韓国では根本的に自己の言動を省みる発想そのものが存在していない特徴がある。


これがあるため、私達ならば「これに言及したらブーメランとなって自分に返ってくる」と考える状況でその発想が彼らには無く、自身が普段行っている行為を他者が行うと激しく批判する傾向にあり、また「自分がやられて嫌な事は他人にしない」という発想も無い。


このように、日本と韓国の間では物事に対する発想そのものが一つ違うだけで全体の認識や思考ロジックが根本から異なる事例があり、日本人が当たり前と想定していることが韓国には通用しないため、相互の意思疎通が不能になっている事例が多数存在する。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:「自己(ウリ)の行い」は考慮の対象外


まずはこちらの記事から

【コラム】韓国の「中国傾斜」、日本の批判は正しかった
朝鮮日報 2017/03/25
1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ

(一部抜粋)
 ただこれは明洞に限った話ではない。韓国と中国の交流が経済から政治にまで及び、徐々に関係が緊密化すると、韓国人と中国人は同じ酒の席で「われわれは心を一つにして力を合わせ、日本人の野郎を打倒しよう」と叫びながら乾杯した。これは一時両国の酒の席でよく使われた乾杯の音頭だそうだ。この話を冗談のように日本人の知人に伝えた。酒の席でのちょっと大げさな冗談だが、この知人は「同じ民主主義の国なのにそんなことがあり得るのか」と非常に驚いた様子だった。この日本人は「韓国と日本はどちらも米国の同盟国だから、韓国と日本は友好国ではないのか」とも言った。そのあまりの純粋な驚きにかえって記者の方が驚いた。

 10年ほど前までなら日本にこのような人は多かっただろう。「日本と北朝鮮がサッカーの試合をすると、韓国人はほとんどが北朝鮮を応援する」と話すと「失望した」と言う日本人もいた。「民族とイデオロギーに対して韓国人には二重の考え方があり、そしてその根源にはかつての日本による支配というつらい歴史がある」と説明しても、日本人には理解できないようだった。韓国政府が「東北アジアのバランサー論」を掲げると、日本人は「米中のバランサー? 韓国は米国の同盟国じゃなかったのか」と言って驚く。日本も米国の同盟国だ。同盟を維持する以上、日本はそんな夢物語など考えもしない。今振り返ってみると、このように原則を重視する日本の考え方の方がわれわれよりも正しかったようだ。

 ここ数年、日本は韓国が話題になると必ず「中国傾斜論」を指摘した。韓国の立ち位置が少しずつ中国側に寄り始めているという意味だ。韓国の大統領が一昨年、中国・北京の天安門に上がった時がおそらくその絶頂だったのではないだろうか。日本は同盟の原則を重視するが、われわれは日本こそ韓米関係に亀裂を生じさせていると考えた。両国の識者が席を共にして議論する場を取材すると、日本側は必ず韓国の中国傾斜を指摘したが、そのたびに記者は「少しばかりの経済的な利益を手にするためではない。統一のためだ」と反論した。しかしこのような訴えは誰にも響かなかった。米国人や日本人はもちろん、中国人もこの主張には耳を傾けなかった。統一について真剣に考えるのは韓国だけだった。孤独だった。韓国の言い分は「強大国のゲームに巻き込むな」という叫びでもあった。一昨年、われわれが「統一を実現するため大統領が天安門の上に立った」と主張した時、その後ろで中国は腹を抱えて笑っていただろう。それを考えると今でも恥ずかしい。ところが中国はわれわれに対するとき、表向きはこちらの言うことなら何でも聞いてくれそうな雰囲気だったのは確かだ。


以前私が「知日派韓国人の指標」としていると書いた朝鮮日報の鮮于鉦論説委員の記事なのですが、この記事は日本人と韓国人の考え方の違いを知る上で非常に参考になる記事です。


記事中で彼は「日本人が韓国の中国傾斜と呼んでいる行為は、韓国人が北朝鮮との統一を真剣に考えているからだ」としていますが、では「われわれは心を一つにして力を合わせ、日本人の野郎を打倒しよう」という中国人との乾杯の音頭などは本来それと全く関係がありません。


そして「民族とイデオロギーに対して韓国人には二重の考え方があり、そしてその根源にはかつての日本による支配というつらい歴史がある」や「日本は同盟の原則を重視するが、われわれは日本こそ韓米関係に亀裂を生じさせていると考えた」も日本人から見ると意味不明です。


ではなぜこのような発想になっているかといえば、以前書きましたが韓国で最も重視されるのは「今の感情」です、この事例の場合でも韓国による中国傾斜は韓国が「その時に」日本の劣等性を指摘する場合に中国が「味方についた」からであり、また経済的な恩恵が大きかったからです。


そもそも「北朝鮮との統一で中国が韓国を助ける」といった論調は、2015年の夏ごろから韓国の中国傾斜が目立ち始め、日米から疑惑の目を向けられた後に出てきた論調であり、明らかに後付けの理由です。


要するに全て言い訳なのですが、こういった発想が出てくる根本的な原因は、彼らが「これまでの自分達の言動」を一切考慮していないからであり、現在鮮于鉦論説委員がこの考えは間違いだったとしているのは、「思惑通りに進まなかったから」でしかありません。


時系列を考慮していないとか、自己の行いすらも他者のせいにするとか、常に自分は絶対的に正しいと考えているといった要素もありますが、もっと根本的に物事の判断や批評をする上で自己の過去の言動が考慮の対象外なのです。


そのため記事でも、その「判断」が間違っていたとしても言動そのものが間違っていたとする発想はまるでありません。


この事は、最近のTHAAD配備問題に関連した中国による韓国の国旗への毀損行為問題や、一連のセウォル号問題を巡るデマ関連でも見て取れます。


中国の反韓感情に強力対応 国旗毀損行為など=韓国政府 聨合ニュース 2017/03/28


記事では、在中国韓国大使館が中国人による太極旗への毀損行為を、「太極旗は大韓民国の尊厳を象徴するもので、毀損することは容認できない」としていますが、同様の事を韓国は長年日本に対してやってきました。


またセウォル号関連の記事では

【社説】セウォル号と共に浮かび上がった真実 朝鮮日報 2017/03/27
1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ

(一部抜粋)
 デマは直ちに反証できないことを持ち出すことで、聞く者にそれらしく思わせるという特徴がある。哨戒艦「天安」が沈没した時も、はっきりした証拠がすぐ目の前になかったため、さまざまなデマが次々と広まっていった。セウォル号の時もこれと全く同じだった。しかしセウォル号は今回船体が引き上げられ、今や誰の目にも見ることができるようになった。実際セウォル号の船体には、衝突の痕跡などどこにも見当たらなかった。
(中略)
 大きな事件や事故が発生すれば、その直後は誰もがさまざまな疑問を当然持つだろう。ただし普通の社会であれば、これらの疑問は調査によって少しずつ解消されるはずだ。もちろんそれでも完全に解消されない疑問が残ることもあるだろう。しかしそのような疑問がまともな疑問となるには、最低限の常識や合理的な推論が行われなければならず、それでも解消されない疑問が疑問となるのだ。セウォル号をめぐって世を惑わした潜水艦衝突説、鉄筋の過積載説などは沈没の真実の原因ではなく、これらを主張する人間が誰かを攻撃するための偏った見方にすぎない。しかもこの種の主張を行う勢力は、これまで自らの誤りを一度でも認めて謝罪したことはない。


こちらの事例も、まさにここで指摘されている内容を長年韓国が日本に対して行ってきた事は、このブロマガでも度々記事にしています。
以前「韓国との対話が成り立たない理由」で言及した石窟庵の事例などは典型的です。


更にこちらの記事でも、「誤った情報を流したものはちゃんと表に出てきて釈明すべきだ」としています。


旅客船沈没:潜水艦衝突説を広めた人々の無責任な沈黙 朝鮮日報 2017/03/28(1/2ページ) (2/2ページ


しかし韓国はこれまで日本に対しては勿論、それ以外の事例でも誤った情報を流した行為を謝罪したり訂正したりした事例は殆どありません。
相手にそう「要求するだけ」です。


今回紹介しているどの記事でもいえることですが、一般的な日本人の発想では「指摘したことが自分に返ってくるのではないか」と考え発言を躊躇してしまうような内容が堂々と全国紙に掲載され、それが当然のものとしてまかり通ってしまっているのです。


日本人的な発想では、ここまで来ると「客観的視点の欠如以前の問題」となるわけですから、非常識極まりない理解不能な言動ですが、物事の判断材料に「自己を省みる発想」そのものが存在しないとしたら、これら記事の「理屈」がどのような仕組みから来るものなのかは解るでしょう。


日本のメディアや政治家、或いはメディアなどで発言をする著名人などにもこういった傾向のある人々はいますが、少数ですが例えば韓国に帰化した世宗大学の保坂祐二教授のように、韓国的価値観を有するようになった人もいるにはいますが、大抵の場合は前提が異なっています。


日本におけるこのような事例の場合には、彼らはメディアに要求をすれば大抵の場合「報じられない」事が解っているため、過去の事例を「知られない」と解っている場合や、メディアそのものの場合ならば業界の「庇い合い体質」によって過去の言動を掘り下げられて批判される事がないと解っているからです。


2:自己の言動に制約がない


このように、韓国社会では一般的に「自己の言動を省みる」発想そのものが存在しておらず、だからこそ私達とは何もかもが噛み合わず問題ばかりが発生する背景があります。


また、この発想の違いから韓国では「自分がされて嫌な事は他人にもしない」という発想も存在していないのが一般的です。


たとえば、去年12月頃韓国で崔順実問題が表面化し、朴大統領の職務権限停止となった時期、日本でもこの事件が多くのメディアで取り上げられていたわけですが、それに対して韓国では「日本が韓国を侮辱的に扱っている」という批判が行われていました。


【コラム】崔順実事件、日本メディアの報道に見る他者の視線 朝鮮日報 2016/12/11
1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ

(※1)
聴聞会生中継しあざけり...日本にまで手を伸ばす恥 文化日報/NAVER(韓国語 2016-12-09


要するに「韓国が大変なときに、日本人はこの問題をニュースで多数扱って面白おかしくあざ笑っている、なんて不道徳なんだ」といった具合です。


しかし、では韓国はどうかといえば今現在日本で話題に挙がっている森友問題について、「安倍の劣等性」を韓国紙がこぞって記事にしているのです。


【萬物相】危機に陥った「裕福な右翼」安倍首相 朝鮮日報 2017/03/27 (1/2ページ) (2/2ページ
「昭恵スキャンダル」議会証言で窮地に追い込まれた安倍首相 中央日報 2017年03月24日
森友学園問題、コーナーに追い込まれた安倍首相 東亜日報 March. 20, 2017
日本の極右私学理事長、安倍に“あいくち”を突きつける ハンギョレ新聞  2017.03.23


日本人からしてみると、「韓国の崔順実問題の件で日本人と日本の報道が韓国をあざ笑っていると批判しておきながら、自分達の行いはどういうことだ?」と考えるでしょうが、彼らからしてみたら自己の行いは元々考慮の対象になっていないので、これは「何の問題も無い」のです。


また彼らにこの事を指摘してもまったくの無意味です。
どのような形で指摘しても「日本の報じ方は侮辱的だったが韓国の報じ方は一切侮辱が無い」等と主張し、まず自らの落ち度を認めないからです。


なぜなら、以前から書いてるように韓国的価値観ではこじつけでも曲解でもなんでもいいので、相手の劣等性を指摘できれば自己の問題は消えてなくなりますし、今回書いたようにそもそも自己の行為を省みるという発想そのものが存在していませんから。


また上記韓国の森友関連の記事、リンク先を読んでもらうとわかりますが、記事が掲載された時点で既に日本の民進党共産党も手を引いてしまっていた疑惑の懸案が、そっくりそのまま事実として多数掲載されています。


特に朝鮮日報の鮮于鉦論説委員の記事の場合、掲載が27日ですから「隣の土地より安く売られた」といった大前提すら崩れた後の記事なうえに、「日本が韓国をあざ笑っている」と書かれた去年12月の朝鮮日報の記事も鮮于鉦論説委員の記事です。


つまり彼の「【萬物相】危機に陥った「裕福な右翼」安倍首相」という記事は、同時期に書かれたセウォル号事故を巡るデマの記事どころか、自身が去年12月に書いた記事とすら矛盾してしまっているのです。


まさに「自己を省みる発想が無い」からこその記事というわけです。


しかも彼は、過去慶應義塾大学に研究員として在籍した経歴を持ち、更に2005年から2010年まで朝鮮日報の東京特派員を務め、現在も日本人と頻繁に交流を持つ韓国でも有数の「知日派」として知られる人物です。


「日本の事を何も知らない記者が適当な事を書いただけ」の事例とは根本から意味が違います。
日本人がどのような考え方をするのか、自身の経験として充分に知り得る立場の人間であっても、ここまで日本人と「ズレ」があるのです。


彼らには自己を省みる発想そのものが存在していないので、言動にも省みる前提での制約が存在していない、彼の記事はこの事を非常に端的に証明しています。


3:日本と韓国は何もかもが違う


今回書いたように、「自己を省みる」発想の有無一つでここまで物事に対する認識が変わるわけです。


また、今回は何か朝鮮日報の鮮于鉦論説委員特集のようになってしまいましたが、彼の記事は日本人と韓国人の違いを知るうえでも、また韓国で知日派と呼ばれている人がどのような人々なのかを知るうえでも、非常に重要なサンプルです。


特に彼の場合、韓国と交流を持つ人々からは「親日的な人」と認識される事の多い人物であり、よく日韓の考え方や価値観の根本的違い・相性の悪さなどを指摘すると、そこに反感を持つ人々が「そうじゃない人もいる、一緒くたにするな」と批判する場合に、「そうじゃない人の例」と想定される部類の人物でもあります。


そんな人でも、ちゃんと観察してみると「ここまで違う」事がはっきりと解るわけです。


こういった事を書くと「朝鮮日報は右翼新聞だ、一部の事例を全体に当てはめるな」と批判する人々もいるでしょうが、では彼以外で日本に滞在経験があり、また朝鮮日報とは正反対の論調であるハンギョレ新聞の記者の事例を読むと、鮮氏がいかに「(日本人からみて)比較的真っ当に見えるか」が解ります。


[特派員コラム]3年半の失敗 ハンギョレ新聞 2017.03.23


この記事の人物も日本に特派員として3年半の滞在経験があるようですが、彼は韓国人の典型的な認識である「日本が韓国に謝罪し続ける事」が日韓の問題解決であるというスタンスです。


そして重要なのは、ハンギョレ新聞は韓国の典型的な親北左派系ですので、参考にならないと考える人もいるかもしれませんが、イデオロギー的な要素を抜きにしても、日本滞在経験のある記者は殆どがこのレベルの認識でそれ程差がありません。


少なくとも、朝鮮日報の鮮于鉦論説委員慰安婦合意は守られるべきとしていますし、今回引用した記事でもわかるように、「走り終わった後」ではありますが、韓国の中国傾斜は誤りだったと認識できている人物であり、また「日本は謝罪し続けるべき」といった事を書いた事もありません。


また彼は韓国内において、他の韓国人と比較した場合の相対値ではありますが、「かなり日本に理解のある」人物でもあります。


そしてそんな人物でも、詳細に調べてみると「ここまで違う」事が解るのです。
だからこそ彼の記事から「自己の行いを省みる」が抜け落ちている事が何よりも重要であり、そこから日本人と韓国人は価値観の相性が非常に悪いという事がはっきりと解るわけです。



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(※1)
(※1)
聴聞会生中継しあざけり...日本まで伸びた恥
NAVER/文化日報(韓国語) 2016-12-09
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=102&oid=021&aid=0002297968

■ 「青瓦台・安家は政治献金の象徴」
■ 「市民意識、日本でベンチマーキング」
■ 国政壟断関連消息、偏向報道
ネチズン、「偏見植え付けないか心配」

『崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事件』に対し、『顕微鏡式』報道をして来た日本の放送が継ぎ接ぎ編集などで否定的な側面だけを前面に出し、韓国市民の怒りと困惑が大きくなっている。オン・オフライン上で多くの市民は、「日本が国政壟断事件をきっかけに、韓国の扱き下ろしに余念がない」とし、「意図的に韓国のイメージを汚している」と指摘した。 一方で一部の市民は、「朴槿恵(パク・クネ)大統領のせいで全国が恥をかいている」とし、「我々が自ら招いた側面もある」という見解を表した。

文化日報の取材スタッフが9日、YouTubeなどに投稿された国政壟断事件関連の日本の放送を分析した結果、主要ニュースや時事番組等で警察と市民が揉み合う様子などを編集して、連日トップニュースとして大きく報道したり、国会の国政調査聴聞会で大企業の幹部らが叱咤される場面を生中継して、司会者が嘲笑する態度を見せた事が分かった。日本の某時事番組では韓国の大企業のトップ9人に対する聴聞会が開かれた6日、警察とデモ隊が怒鳴りながら揉み合う映像を出しながら、「互いに組み合って乱闘をしている」と放送した。 引き続き聴聞会場に繋いで李在鎔(イ・ジェヨン)三星(サムソン)電子副会長などが国会議員から大声で怒鳴られて途方に暮れる様子を同時通訳で生中継した。特にこの様子を見て日本人の司会者とパネターは、うなずいたり笑いを見せたりした。また韓国人パネラーの口を借りて、「韓国という国は過去から今日まで政界と財界が慢性的な癒着関係にある」という否定的な言及を添えた。

7日にも金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長とチャ・ウンテク元創造経済推進団長、コ・ヨンテ元ザ・ブルーK理事などが出席した聴聞会場面を編集して放送しながら、「(国会議員が)重要な質問ができない」とか、「レベルの低い話だけをしている」などの評価を付けた。他にも朴大統領が青瓦台(大統領府)の『安家(安全家屋)』で大企業の幹部らを呼んで、ミール・Kスポーツ財団に基金を出すよう圧力をかけたと伝えた後、「青瓦台・安家は密室政治と政治献金の象徴で、Made in Japanの便座も設置されている」と報道した。ある放送では成熟した市民意識を見せたロウソク集会に対し、「過去の日本の成熟した市民意識をベンチマーキングした」と強弁を広げるまでした。

これに対して韓国のネチズンは、「日本の放送が状況を総合的に見るのではなく、韓国の否定的な姿だけを極大化して表していて不快だ」とし、「もちろん朴大統領などが大きな過ちを犯したが、韓国が無法地帯であると同時に腐敗の温床というイメージだけを刻印して、日本人に誤解と偏見を植え付けているようだ」という反応を見せた。数日前に日本の東京に行って来た会社員のパク某さん(33歳)は、「ニュースの一番最初の消息で連日朴大統領関連の内容が出るのを見て顔から火が出た」と伝えた。