日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

今後の韓国で起きそうな事、日本人が注意しないといけない事(part2)


さて、本日は前回の記事の続きとなります。


前回の記事では今後の韓国では民族主義を背景とした反日と、いわゆる「用日」が同時に先鋭化していく可能性が高まったと書いたが、それと同時に一般的な韓国人の持つ日本に対する先入観から、経済の悪化や崔順実事件に関する日本の報道姿勢などによって「日本に対する恨(ハン)の蓄積」が進んでいる。


これにより、現在の韓国では「経済発展してきた韓国に嫉妬していた日本が、現在の危機的状況をあざ笑っている」という認識が形成されつつあり、今後日本に対して経済的な支援を求めながら、同時に支援された事に対しても「恨(ハン)」を感じるという状況になる可能性が高い。


また崔順実事件の全容が徐々にわかってきたことで、間接的に韓国にどのような利権構造があるのかもある程度解るようになり、韓国起源説の中にも「崔順実事件と同質」の利権構造が存在する可能性が高くなってきた。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。



1:蓄積され続ける日本への「恨(ハン)」


まずはこちらの記事から

<寄稿>「市場ずし事件と日本人のコンプレックス」=アーメン忠実教会イ・インガン担任牧師
亜州経済(韓国語) 2016-11-02
http://www.ajunews.com/view/20161102074210630

韓国人観光客のための文化テロ、市場寿司事件と日本人のコンプレックス
(前略)
『わさびテロ』はなぜ発生したのだろうか?そして日本の『嫌韓』はなぜ生まれるのだろうか?

以前は弱かった『嫌韓』が、なぜ『今』猛威を振るっているのだろうか?韓国が急に醜い事を始めたのだろうか? そうでなければ以前は分からなかった韓国への憎しみが、急に『今』見え始めたのだろうか?

国家との関係だけではなく、個人との関係でも急に憎しみが成長するケースが発生する。

数十年間顔を合わせていた友人が、急に憎くなる要因は数万種類あるはずだ。その中でも人の心に深刻な傷を付ける感情の一つがまさに『嫉妬心』である。

特に自分よりも劣ると感じていた友人が急に成功して、相対的に自分の境遇が悪くなった時、我知らず猜忌・嫉妬心が生ずる。

いくら広い心と度量で友人を眺めても、心の傷だけが残る。それが人間の原始的な本能である。

周知のように日本は1991年以降、長期不況が続いて失った20年(1991年~2011年)に最悪の経済状況を迎えた。

不況の開始は日本のバブル経済が崩れながら始まった。金融界の不良債券が大量発生して、日本の経済が長期間にわたり沈滞状態に陥った。

しかし根本的な問題は、日本人に『希望』と『チャレンジ精神』が消えた事である。

20年間無気力な状態に置かれた日本人は、この全ての問題を「自分のせいだ」と自分を責める代わりに上手く行く隣国、中国と韓国の『せい』に回し始めた。

したがって2013年から日本では、韓国と中国に対する憎悪を現わした嫌韓・嫌中関連の本が飛ぶように売れるのである。

このような現象は、日本人のコンプレックスが起因する。

これからの未来も決して日本に友好的ではない。すでに高齢化社会に突入した日本はもう、中国と韓国に見られる『覇気』と『挑戦精神』を見つける事ができない。一時期アメリカと雌雄を競った日本の立場では、自尊心が大きく毀損されたのである。我々が日本の嫌韓現象に接する時、一喜一憂するよりはも惻隠之心(他人を思いやったり同情する心)で対する必要がある。大韓民国は少なくとも『未来』と『挑戦精神』があるからである。

日本の失った20年には経済的側面の他に、宗教的な面を詳しく見る必要もある。

キリスト教の普遍的な愛と犠牲を受け入れた韓国とは違い、日本は神道が絶対的多数を占めている。

2009年の日本の文化庁の『宗教年鑑』によれば、日本の宗教人数は神道が約1億843万人で仏教が8750万人、一方キリスト教は237万人に過ぎない。キリスト教的な側面で見た時、日本はキリスト教的な価値と西欧の普遍妥当な文化が定着し難い。

したがって日本で行われる『わさびテロ』のようなそれとない韓国人差別や嫌韓が猛威を振るっても、対局的な立場で日本を眺める必要がある。そうすれば日本のような水準の反日感情は生じないだろう。

「七の七十倍までも赦しなさい(マ18:22)」


記事では、日本人は不況の続く日本と違って経済的に躍進する韓国に嫉妬し、それが嫌韓や韓国人差別に繋がっているとしています。


そしてここで重要なのは、先日韓国メディアが行った調査によって、多くの韓国人が「日本との経済格差が殆ど無くなった」としており、現実とかけ離れた対日観が韓国の外交方針に悪影響を与えているという記事が出てきていた事です。


(※1)
2人中1人‘日本は敵’安倍‘最悪’、習近平‘好感’ 新東亜(韓国語)  2016-10-24


最初の記事では、「日本人は経済的に躍進する韓国に嫉妬しているのだ」という前提が存在していたわけですが、このアンケート結果はその前提を多くの韓国人が同じように認識している事を裏付ける結果といえます。


また、これは一時期日本でもいくつかのメディアなどで喧伝されていた「日本の嫌韓は自分達の不幸を韓国に八つ当たりしているだけだ」という認識とも符合します。


そしてこの最初の記事なのですが、なぜ日本人が韓国に嫉妬している事になっているのかと言えば、それは以前も書いた韓国独特の「恨(ハン)」の概念が関係してきます。


関連記事
韓国人の「恨(ハン)」に関する考察


過去記事で書いたように、恨とは「(自身の理想とする)かくあるべき姿」が実現されていない事に対する失望や怒り、悲しみ、嫉妬など様々な感情の総称と私は解釈しているわけですが、理論上恨とは「レストランで隣の人が自分より良いものを食べていた」、これだけでも成立します。


つまり恨とは、本人の内面の感情のみに依存した概念であり、相手に何の落ち度が無くとも一方的に蓄積されていくものであるという事になるのですが、上記記事にもあるように韓国人の多くは主観的な対日観により、「日本人が韓国人に恨を感じている」事になっているためあのような結論になっているわけです。


しかし、日本人の価値観=常識に恨の概念は存在していないわけですから、当然の事ですが「日本人は経済的に躍進する韓国に嫉妬しているのだ」という前提そのものが成り立ちません。


しかし一般的な韓国人の認識では、「日本人は韓国人と完全に同じ価値観を共有している」という認識が存在しているので、彼らはそのように考えているのです。


ここまでが「これまで」の韓国人による対日観なのですが、現在の韓国は経済も外交も内政もガタガタの状態であり、最近の韓国人の反応を見ていると日本による韓国の経済状況や崔順実事件の報道を見て、「日本人が韓国の不幸をあざ笑っている」という認識が広まっているのです。


なぜなら、先ほども書いたように韓国では一般的な認識として「経済的に躍進する韓国に日本人が嫉妬しているのだ」という認識の下で、多くの韓国人が日本の事をあざ笑っていたからです。
自分達がそうなのだから相手も「そのはず」というわけです。


要するに、実態からかけ離れた対日観により「日本人が韓国人に嫉妬し恨を感じているのだ」と考えていたところへ、崔順実事件や経済問題などの不幸が重なりそのニュースを日本のメディアがこぞって報じたことで、彼らには「日本人がここぞとばかりに恨を晴らそうとしている」という認識になったのです。


そして現在の韓国では、事実上経済問題が手に負えない状況になっており、しかも朴政権が事実上機能していないため最早打つ手がありません。


膨らむ韓国の家計債務、隠された3つの爆弾 朝鮮日報 2016/11/02
韓国野党 朴大統領に内閣改造撤回要求=人事聴聞会拒否へ 聨合ニュース 2016/11/02


ただでさえ困難な状況であるにも関わらず現在の韓国では「いつもの政争」が発生しており、そのため韓国の財界は露骨に日本に泣きついているのです。


韓銀総裁、日本大使と面談 「韓日、経済・金融協力基調のさらなる強化を」 中央日報 2016年11月03日


ここで先ほどの韓国人の一般的な認識、「経済的に成功している韓国に嫉妬した日本が恨を抱いている」と考えていたところから「韓国の危機をあざ笑い恨を晴らそうとしている」という認識に変わった事が関係してきます。


これまでの韓国の反応のパターンから、このまま韓国の望むように日本が支援した場合、彼らは「経済支援の名目で韓国に対して恨を晴らそうとしている」という認識を持ちます。


なぜなら、韓国はこれまで途上国への支援などに対して「(支援を受けた国は)韓国を敬え」という露骨な上から目線の態度で接してきたため、「日本も同じはずだ」と考えているからです。


韓経:【コラム】漢江の奇跡、メコン川の奇跡につながる番だ(1) 中央日報 2016年09月13日
【寄稿】プライドを失った民族と国に未来はない 朝鮮日報 2016/09/19
「韓国は経済力で人種差別」米紙が批判 朝鮮日報 2014/09/21


つまり、現在日本のメディアが韓国の危機的状況を報じれば報じるほど、韓国の望むような助けをすればするほど、日本に対して恨を感じるようになっていくという事です。
韓国の用日は、単に日本を利用しようというだけではなく、彼ら独特の価値観に基く副作用もあるわけです。


2:韓国の利権構造から見えてくる韓国起源説


上記のような状態のほかに、今回の崔順実事件からはもう一つ別の視点も見えてきます。


それは、崔順実事件には中華圏独特の「血縁・地縁主義」が関係しており、その露骨な身内びいきが韓進海運破綻や平昌オリンピックを巡る不正や遅延などにまで影響を与えていた事です。


【社説】「経済再生」叫びながらも気に入らない財閥に圧力=韓国 中央日報 2016年11月05日
[社説]検察捜査が朴大統領の作った垣根の中だけで行われてはならない 東亜日報 November. 03, 2016


この問題で特徴的なのは、平昌五輪に関連した崔順実の利益誘導に韓進グループの会長が反発した結果、オリンピック組織委員長から追い落とされ、更に崔順実の怒りを買った結果韓進海運の再建に向けた政府支援がストップした疑惑まで出てきた事です。


ここで重要なのは、前回の記事でも書いたように韓国大統領による身内への利益誘導は韓国の歴代政権でずっと行われてきていた事であり、今回判明した事としてその利益誘導は単に金銭的な利益を与える行為を超えており、国政運営のレベルにまで影響を及ぼす権力までも与えた事です。


表現を変えれば、利権と権力を身内に与えるために、国際的な影響を与えるレベルの国の方針まで捻じ曲げる行為が横行していたという事です。


そして注目すべきなのが、前回の記事でも書いたように2011年と2012年にフランスで行われた韓国による日本文化窃盗イベント「コリアンコネクション」なども、単にヒュンダイと偽剣道団体の関係というだけではなく、イベントの目的そのものが起源主張団体の意思によって開催されたのではないか?という疑惑です。


実際、この頃を境に海東剣道会は欧州に幾つも支部をつくったわけですが、その資金や人脈はヒュンダイから出ていただけとは到底思えません。
国によっては国立大学内に支部を持った事例まであるのですから、今から考えれば明らかに民間企業に出来る範囲を超えています。


通常ならば「いくらなんでも大げさすぎだ」となるわけですが、実際に崔順実事件ではそのレベルのことが発生しているのですから、可能性としては考慮しておくべきです。


そしてもう一つ注目すべきなのが、同じくこのブロマガでも記事にしたことのある「折り紙の韓国起源説」の問題です。


参考記事
どんどん酷くなる折り紙の韓国起源説


このとき判明した事として、この起源主張を行っている紙文化財団という組織は、李昭博政権後半の2011年頃から急速に韓国内の支部を増やし活動が活発になり、朴槿恵政権からは活動の範囲が世界規模になったという事です。
これも相当な金と人材が紙文化財団に流れていることが容易に想像できます。


そしてこの紙文化財団は、今現在も「折り紙は日本ではなく韓国の文化である」という宣伝活動を世界中で行っているのです。


(※2)
「K-Jongie Jupgi」 <ジョンイジョプキ>知らせる コリアタイムズ(韓国語) 2016-10-02
インドネシアで「K-ジョンイジョプキ」伝える専門講師110人輩出 聯合ニュース(韓国語) 2016-10-05

(ジョンイジョプキ=韓国語で「紙」「折り」という意味の造語)


この事から、活動が2つの政権をまたいでいるため崔順実は関わっていないか、或いは関わっていても限定的となるわけですが(崔順実は韓国文化の国際化事業にも関与が判明しています)、重要なのは明らかに韓国では韓国起源説が政治利権化しており、紙文化財団の意思が朴政権の政治に影響を与えた結果が上記活動なのではないかと考えられます。


また、突き詰めていけば韓国起源説がひときわ活発化したのはその更に前の盧武鉉政権からですから、韓国では少なくともここ15年くらいの間、「特定の個人や団体への利益誘導+政治介入」として、国政を動かすレベルで韓国起源説事業が行われていた可能性が極めて高いです。


一見すると「これまでの認識と大して変わらない」ように見えますが、これまでの認識ではあくまで韓国政府が進めていた韓国文化普及事業に、起源主張団体が便乗していただけとの認識が大勢だったので、「そんなレベルではない」可能性が高くなったという事です。


この利権構造は極めて重要な意味を持ちます。
韓国では崔順実のような事例は世論から糾弾されても、韓国起源説に関連した利権は決して世論の糾弾を受けることが無いのです。


なぜかといえば、元々韓国では「日本は自力で文化を生み出せない」という教育が子供の頃から徹底されているため、多かれ少なかれ大半の韓国人が何らかの形で韓国起源説を信じ「日本に奪われた文化を取り戻す」という認識を持っています。


実際、過去に韓国内から公的に韓国起源説を広める行為が否定された事例は、私の知る限り韓国メディアから2例あっただけです。
(2例のうち1例は内容を覚えているのですが、もう一つはマンガ嫌韓流が発売された頃のこと、つまり今から10年も前のことですので、申し訳ないですが詳細までは覚えていません。)


しかもそのうち一つは批判といっても限定的で、いくつかの起源主張を批判してはいましたが、なぜか大韓剣道会による日本刀や剣術の起源主張は肯定していました。
要するに韓国では韓国起源説を公的に否定できる人間がいないのです。


つまり韓国起源説利権は、大統領に取り入ることが出来ればその後大統領が在任中確実に利益を得られるうえに、国政にまで影響を与える権力を持つことが出来、その大統領が任期を終えても決してその事で糾弾されることは無い、そんな利権である可能性があるわけです。


3:今後はよりいっそう注意が必要


今回書いた2つの事例は、どちらも今までのように放置しておくと思いがけないダメージを負う可能性があります。


なぜなら恨とは完全に解消されることが無く、何かあるたびに蓄積されていくものであり、同時に常時「恨の解消」を行うという行為がセットとなっているからです。


また韓国起源説の場合には、この問題が長年韓国政府内で国政を動かすレベルで利権化されてきた可能性が高く、また決して韓国内で批判されることも無い状態にもかかわらず、日本のメディアなどはこの問題に触れることに消極的です。


しかも、韓国人から良心的日本人(例1 例2)と呼ばれている、私が日韓友好論者と呼んでいる人々は、この問題を「一部のおかしな人がやっているだけ」と問題を矮小化しているうえに、この問題に触れる行為そのものを差別問題とこじつけています。


結果、日本では現在韓国が行っている国策レベルの韓国起源説関連活動のことが殆ど知られていません。


そして重要なのは、以前「「折り紙の韓国起源説」実はかなり深刻な問題」で引用した韓国の典型的な民族主義団体「VANK」による活動のように、韓国起源説と恨の解消行動が融合した事例もあり、今後は更に活動が活発になる可能性があるのです。


恨の解消行動とは、要するに相手の劣等性を宣伝し(韓国的価値観における)自身の優越性を証明する行為として行われる場合が多く、しかも現在の韓国起源説関連の活動は、以前のコリアンコネクションのような大規模なものではなく、外国の学校を訪問したり国際交流による福祉活動の一環として行われるような、目立たない草の根活動が主流です。


ですので、気がついたら特定の国で日本文化が韓国文化として広まっていたという状況と、「日本が韓国文化を奪った」という風評がセットで定着しているといった事態になりかねないのです。


つまり、日本で問題意識さえない状態のまま、気がついたら日本が悪者にされていたといった状況がこれまでにも増して「ありえる」状況になっているという事です。


今後の韓国の動向は、これまで以上に警戒していかないと非常に危険です。
あちらは価値観の違いから、日本人から見ると冗談にしか見えないようなことを、国策レベルの本気で行ってくるのですから。



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以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。








(※1)
2人中1人‘日本は敵’安倍‘最悪’、習近平‘好感’
新東亜(韓国語)  2016-10-24
http://shindonga.donga.com/3/all/13/766996/1

韓国が‘空気’に流されず隣国の中国と日本を十分に理解できるか否かは韓国の国益と未来を左右する。しかし、今の韓国は冷静に言って日本はもちろん中国もちゃんと把握できずにいるようだ。経済発展や政治民主化、国際化により「以前の韓国とは違う。視野が広くなったしバランス感覚をよく維持している」と考えやすいのも‘罠’だ。

32年間、韓国と中国を見守った日本外交官が出した本「韓国人だけが知らない日本と中国」の一節だ。著者の道上尚史氏は「事実とは違うイメージが一つ二つ積もって知らぬうちに‘固定観念’あるいは‘無力感’に固まって外交・安保に影響を及ぼすことになる」と批判しながら「日本と中国を直視する必要がある」と指摘した。

韓国人は隣国とどんな関係と考えるだろうか。‘新東亜’は創刊85周年をむかえて隣国を直視するための努力の一環として中国と日本に対する韓国人の認識を調べてみた。標本調査はオン・オフラインリサーチ企業‘エム・ブレーン’が担当し、20才以上の全国男女1000人が9月27、28両日に参加した。(20~29才/30~39才/40~49才/50才以上、男女集団別各125人同数)。
(中略)
まず日本に対する認識から調べよう。最近、700万人を動員した映画‘密偵’は日帝強制占領期に義烈団が主要施設を破壊する爆弾を京城に持ってくる話だ。昨年、1200万人を動員した映画‘暗殺’のあらすじも大韓民国臨時政府が暗殺作戦を行う設定だ。この様な映画が大衆にアピールするのは時代精神が昔も今も似ている証拠ではないだろうか。

実際に回答者の多数は日本を「友人でも敵でもない」(48.9%)と答えたが、「非常に悪い敵」(7.8%)、「おおむね敵」(37.3%)という認識が友人という認識より多かった。二人に1人は日本を敵と感じているわけだ。韓日関係の現住所を訊ねると「おおむね悪い」(80.2%)、「非常に悪い」(6.0%)という意見が「おおむね良い」(13.7%)、「非常に良い」(0.1%)よりはるかに多かった。
(中略)
日本の安倍晋三総理に対する韓国人のイメージは‘最悪’だった。「非常に悪いイメージを持っている」(46%)、「おおむね悪いイメージを持っている」(50.3%)で10人中9人ほどが否定的な認識を示した。反面、中国の習近平国家主席については好感の方が多かった。「おおむね良いイメージを持っている」(58.2%)、「非常に良いイメージを持っている」(1.4%)が「おおむね悪いイメージを持っている」(37.7%)「非常に悪いイメージを持っている」(2.7%)より多かった。

日本と韓国の経済力差はどの程度かという質問には「韓国が少し遅れている」(53.1%)「似ている」(11.8%)と答えて10人中6人が韓日の経済は似ていると把握していた。また、日本と韓国の消費など日常生活で経済力差はどれくらい発生するかとの問いに回答者の70%(「韓国が少し遅れる」43.9%+「似ている」26%)が両国の経済力差があまりないと判断した。

中国と韓国の経済力差に関する認識を訊ねると「韓国が少し先んじる」(34.9%)という回答が「韓国が少し遅れる」(23.8%)、「似ている」(22.6%)「韓国がはるかに遅れる」(13.9%)、「韓国がはるかに先んじる」(4.8%)という回答より多かった。中国と韓国の消費など日常生活の経済力差を訊ねた質問については「韓国が少し先んじる」(51.4%)という回答が半分に達した。

他の質問はさておき、このような経済的な質問結果だけみれば私たちは日本と中国をちゃんと直視できていない。GDP(国内総生産)だけ見ても中国は韓国の9倍、日本は韓国の3.5倍に迫る。2016年国際通貨基金(IMF)に掲示された各国のGDP情報によれば日本は世界3位(4兆4126億ドル)、中国は世界2位(11兆3830億ドル)、韓国は世界11位(1兆3212億ドル)だ。

この文の冒頭で言及した日本外交官が「実状と外れた中国観と日本観は韓国外交に徐々に害を及ぼしている」という批判を十分に考慮すべきだ。現実と認識の間の乖離は小さくない。

(※2)

「K-Jongie Jupgi」 <ジョンイジョプキ>知らせる
コリアタイムズ(韓国語) 2016-10-02
http://ny.koreatimes.com/article/20161002/1015066

▶紙文化教育院、日本のオリガミに対抗
▶コーラス祭 主流社会対象の広報行事

ワシントン紙文化教育院(院長ハン・キソン)が、1日と2日にタイソンズコーナーで開かれるコーラス祭で、老若男女誰でも参加できるジョンイ ジョプキの場を開く。

行事には、ジョンイジョプキ指導師範(キム・ミョンオク、チョン・ヨンギョン、チョ・ウニョン)および韓国日報文化センターの受講生が、韓国の伝統衣装である韓服と福巾着を参加者が直接折って持ち帰られるように手助けする。

午後2時から無料で行われる行事には多様な韓紙工芸品も展示される。

ハン・キソン院長は「日本のオリガミ(Origami)と知られているジョンイジョプキが、行事を通じて『大韓民国のジョンイジョプキ(K-Jongie Jupgi)』として、米国社会で広く知られるよう望む」と話した。

2003年に設立されたワシントン紙文化教育院は、これまで150人の指導師範を輩出し、ワシントン韓国学校協議会所属の学校で「ジョンイジョプキを通じた韓国語教育と韓国紙文化」を指導する先頭に立っており、公立学校の放課後プログラム、各学校で進行するインターナショナル・フェスティバルなどで韓国文化を教えている。


インドネシアで「K-ジョンイジョプキ」伝える専門講師110人輩出
聯合ニュース(韓国語) 2016-10-05
インドネシアで「K-ジョンイジョプキ」伝える専門講師110人輩出
聯合ニュース(韓国語) 2016-10-05
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=100&oid=001&aid=0008730523
(ソウル=聨合ニュース)ワン・ギルファン記者=インドネシアで「K-ジョンイジョプキ」を広める専門講師が大勢輩出された。

文化財団・世界折り紙連合(理事長ノ・ヨンヒェ)は1~4日(以下現地時間)、インドネシアのスラバヤ市で「2016ジョイ!大韓民国K-ジョンイジョプキ文化、世界化の場」行事を開き、韓国のジョンイジョプキを知らせる講師110人を養成して資格証を授与したと5日明らかにした。

今回の行事はジョンイジョプキを通じて韓国とインドネシアの間の文化芸術を交流して友好を深めるという趣旨で設けられたもので、ペトラクリスチャン大(PCU)が開設して運営するスラバヤ世宗学堂とザ・セージ・インスティテュートインターナショナルで開かれた。

講師資格証は普段K-ドラマとKポップなどに陥っている世宗学堂在学インドネシア学生が多く取得した。

本人の名前もハングルで書いたペトラクリスチャン大経営学エドゥアルドス・ハルトヌ (22)さんは「ジョンイジョプキで限りないなものを表現することに驚いて、ジョンイジョプキを通じて韓国人の忍耐心も一緒に習った」と感謝した。

現地の韓国人と、政府無償援助専門機関である韓国国際協力団(KOICA)のボランティア団員も資格証を取得した。

現地韓国人のペク・ソンギョン(女・37)さんは「ジョンイジョプキを学ぶ時間は私の家族にとって感動だった」とし、「これからもう少し覚えた後、インドネシアの友達に教えるつもりだ」と明らかにした。

ブラウィジャヤ大で文化学講義をしているキム・ジンマンKOICAボランティア団員は「今回の行事を通じて誇らしい韓国のジョンイジョプキ文化と伝統に再び自負心を抱くようになった」とし、「日本のジョンイジョプキである『オリガミ』という言葉がより身近なインドネシア人に韓国のジョンイジョプキを知らせる」と意欲を見せた。

ノ理事長は「今回誕生した講師が、誰もが楽しくて幸せになるK-ジョンイジョプキをインドネシアに伝えてくれることを願う」とし、「両国の友好がより深まり、ひいては世界平和にも貢献してほしい」と期待した。

今回の行事は外交部、文化体育観光部、連合ニュース、KOICA、海外同胞書物送り運動協議会、H2Oプマシ運動本部などが後援し、行事に必要なすべての教材や糊、ジョンイジョプキなどの教材は紙国(チョン・ドホン会長)が協賛した。


インドネシアで「K-ジョンイジョプキ」伝える専門講師110人輩出
聯合ニュース(韓国語) 2016-10-05
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=100&oid=001&aid=0008730523

(ソウル=聨合ニュース)ワン・ギルファン記者=インドネシアで「K-ジョンイジョプキ」を広める専門講師が大勢輩出された。

文化財団・世界折り紙連合(理事長ノ・ヨンヒェ)は1~4日(以下現地時間)、インドネシアのスラバヤ市で「2016ジョイ!大韓民国K-ジョンイジョプキ文化、世界化の場」行事を開き、韓国のジョンイジョプキを知らせる講師110人を養成して資格証を授与したと5日明らかにした。

今回の行事はジョンイジョプキを通じて韓国とインドネシアの間の文化芸術を交流して友好を深めるという趣旨で設けられたもので、ペトラクリスチャン大(PCU)が開設して運営するスラバヤ世宗学堂とザ・セージ・インスティテュートインターナショナルで開かれた。

講師資格証は普段K-ドラマとKポップなどに陥っている世宗学堂在学インドネシア学生が多く取得した。

本人の名前もハングルで書いたペトラクリスチャン大経営学エドゥアルドス・ハルトヌ (22)さんは「ジョンイジョプキで限りないなものを表現することに驚いて、ジョンイジョプキを通じて韓国人の忍耐心も一緒に習った」と感謝した。

現地の韓国人と、政府無償援助専門機関である韓国国際協力団(KOICA)のボランティア団員も資格証を取得した。

現地韓国人のペク・ソンギョン(女・37)さんは「ジョンイジョプキを学ぶ時間は私の家族にとって感動だった」とし、「これからもう少し覚えた後、インドネシアの友達に教えるつもりだ」と明らかにした。

ブラウィジャヤ大で文化学講義をしているキム・ジンマンKOICAボランティア団員は「今回の行事を通じて誇らしい韓国のジョンイジョプキ文化と伝統に再び自負心を抱くようになった」とし、「日本のジョンイジョプキである『オリガミ』という言葉がより身近なインドネシア人に韓国のジョンイジョプキを知らせる」と意欲を見せた。

ノ理事長は「今回誕生した講師が、誰もが楽しくて幸せになるK-ジョンイジョプキをインドネシアに伝えてくれることを願う」とし、「両国の友好がより深まり、ひいては世界平和にも貢献してほしい」と期待した。

今回の行事は外交部、文化体育観光部、連合ニュース、KOICA、海外同胞書物送り運動協議会、H2Oプマシ運動本部などが後援し、行事に必要なすべての教材や糊、ジョンイジョプキなどの教材は紙国(チョン・ドホン会長)が協賛した。