さて、本日は数日前から騒ぎが続いている、大阪の寿司チェーン店で発生した「大量わさび事件」に関連した内容となります。
大阪の寿司チェーン店を巡る「韓国人への嫌がらせ」が発生したとされている問題、この問題は判明している事実関係からのみでは「韓国人を狙った嫌がらせ」なのかどうかが判断付かないが、ネット上でこの問題についてコメントする日本人の態度が大きく問題になる。
この問題では騒ぎが発生した当初より、傍から見たら「韓国人差別にしか見えない」書き込みがいくつもあり、この問題は本来韓国人や韓国側に立つ人々の過去の言動との矛盾を指摘できる良い機会にも関わらず、むしろ彼らに利する状況になってしまっている。
本人たちはそこまで考えていないのだろうが、ネットは「誰でも閲覧可能」であると同時に言葉の壁の問題から「外国への発信は既存メディアが有利である」という現実があり、彼らは特定の情報を恣意的に引用し印象操作する事に「長けている」事を念頭にコメントすべきだという事を忘れている。
※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。
1:不確かな情報が既成事実化
まずはこちらの記事から
大阪「市場ずし」が韓国人客に大量のわさび、差別的発言も
朝鮮日報 2016/10/04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/04/2016100400627.html
https://web.archive.org/web/20161004051645/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/04/2016100400627.html
「絶対に行ってはいけません。ウナギのすしにわさびが一さじも…」
「『わさびテロ』に涙が出て、ティッシュをくださいといっても無視されます」
大阪に7店舗を構えるすし店「市場ずし」の従業員が韓国人客に大量のわさびを入れたすしを提供し、韓国人を差別する発言を繰り返したとの主張が出ている。同店はさまざまな日本旅行関連サイトで「お勧めの店」に挙げられており、韓国人旅行客も多く訪れている。
発端は9月末、日本旅行に関する韓国のオンラインコミュニティーの投稿だった。同店を訪れた人が「韓国人の客だけにわさびを大量に入れていた」「日本語ができない韓国人客とみると、従業員同士で『チョン』(韓国人を指す蔑称)と言いながら嘲笑する」などと書き込んだのだ。
こうした投稿はすぐにインターネット上に広がり「私も同じ被害を受けた」という経験談が加わって同店への「不買運動」に発展した。韓国のネットユーザーは海外の観光サイトなどに韓国語や英語で「この店に行くな」などと数百件ずつ書き込んだ。
騒動を受け、同店を経営する藤井食品(大阪府茨木市)は2日、店のホームページに掲載した謝罪文で、わさびの増量を認めた。市場ずし難波店によると、外国人客からわさびの増量を求められることが多く、1-2年前から確認せずに通常の2倍程度に増量していたという。一方で、従業員による民族差別的な発言については「そのような事実は確認できなかった」とした。
だが、同店に対する韓国ネットユーザーの抗議は収まっていない。朝日新聞(電子版)は「店には1日以降、批判の電話や無言電話が数十件寄せられていた」と伝えた。市場ずしのほか、韓国人客に法外な値段を請求したり、差別的な発言をしたりする日本の飲食店やホテルの実名を記した「嫌韓店リスト」も出回っている。
まずこの問題なのですが、韓国ではかなり大騒ぎになっており、見てのように韓国最大手の新聞社である朝鮮日報でも取り上げられるまでになっています。
そして、この記事ではわさびの件と「差別用語の件」の時系列が書かれていないため、あたかもこれが同時に起きたかのように書かれていますが、実際には差別用語の件はわさびの問題が発覚後に、別の人物が掲示板上に「書いただけ」の事で裏が取れていません。
更に、後に上記とは別の人物が「ぼったくりにあった」当の書き込みをしていたり、問題の発端となった書き込みをした人物が韓国メディアからインタビューを受けているのですが、そこでは当初書き込みをした内容よりも「話が大きく」なっており、これらも一切検証されていません。
日本での“わさびテロ”被害を韓国人が証言「こぶし大のわさび出された」 Record china 2016年10月5日
またそもそも、後ほど判明した事として「外国人がわさびの増量を要求する事」が頻繁に発生しているのは事実のようで、寿司店側の主張も「誤魔化し」とは断言できず、寿司店側の主張通りならばそもそも「韓国人を狙った嫌がらせ」ですらない事になります。
観光庁、「中国人には練りワサビたっぷり」推奨 8年前のマニュアル、「市場ずし」騒動で注目 J-CAST 2016/10/ 5
外国人に“大量わさび”で炎上…すし店謝罪 日本テレビ 2016年10月3日
にもかかわらず、韓国側や一部の日本のメディアなどはこれを韓国人に対する差別問題であるかのように取り上げており、まるで客観的検証が行われないまま事実関係の固定化が起き始めています。
大阪のすし店、外国人客に過剰わさび ネット炎上で謝罪 朝日新聞 2016年10月2日
「わさびテロ」からみえる人種差別 View point 2016/10/03
※1
日本、大阪すし屋で'韓国人'相手に広がる'ワサビテロ' インサイト(韓国語) 10/02/2016
更に問題なのが、日本や韓国のメディアが裏付けの無い情報を事実確認もしないまま「差別問題」に仕立てあげて報じた結果、他国のメディアでもこの問題を「ヘイトクライム」として報じるところが出てきており、問題はかなり深刻です。
Sushi Restaurant Under Fire For ‘Wasabi Terrorism’ And ‘Hate Crimes’
DAILY CALLER 10/03/2016
http://dailycaller.com/2016/10/03/sushi-restaurant-under-fire-for-wasabi-terrorism-and-hate-crimes/
Osaka sushi chain apologizes for using too much wasabi in foreign customers' orders
JAPANTODAY Oct. 04, 2016
https://www.japantoday.com/category/national/view/osaka-sushi-chain-apologizes-for-using-too-much-wasabi-in-foreign-customers-orders/comments/popular/id/7171159
Japan sushi chain stung by ‘wasabi terrorism’ claims
MIDRAND REPORTER 3 October 2016
http://midrandreporter.co.za/afp/215161/japan-sushi-chain-stung-by-wasabi-terrorism-claims
Japan sushi chain stung by 'wasabi terrorism' claims
AFP/channelnewsasia 03 Oct 2016
http://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific/japan-sushi-chain-stung-by-wasabi-terrorism-claims/3176070.html
と、ここまでならば韓国側やメディア報道のいい加減さを批判すれば良いだけなのですが、こうした問題を更に深刻化させている原因として、この問題に対する日本人のコメントの中に、上記の動きを助長させるような言動が幾つもある事です。
2ちゃんねるのスレッドは説明するまでも無く、ニコニコニュースのコメント欄やその他まとめブログやいくつかの掲示板、SNSなどをチェックしてみると、問題のある書き込みが次々と出てきます。
「なら来るな」とか、「朝鮮人相手にわさびがもったいない」とか、「朝鮮人相手なら問題ない」とか、「相手もやっている」「チョン云々」などのコメントが、それが全てではないですが幾つも見つかります。
こうした書き込みの背景には、韓国側の過去の言動に対する不信感などもあるでしょうし、本人たちは単にそれで溜飲を下げているだけなのでしょうが、そうした内情は事情を知らない人には一切伝わっていませんし、傍から見たときこんな単語が並んでいたらどんな釈明も言い訳にしか見えません。
それに「相手がやっているからこちらも同じことをやるのだ」では、第三者から最も好意的に見られた場合でも「どっちもどっち」と判断されるのがオチであり、結果的に日本側のダメージになってしまいます。
特に今回の事例の場合、他の事例ならば見逃される内容であっても、国際的に「ヘイトクライム」として報じられている以上、書き込み一つ一つが「証拠」とされかねません。
後ほど書きますが、この問題は突っ込みどころだらけですので、本来はその方面から韓国や偏った報道の仕方をしているメディアなどを批判する絶好のチャンスにも関わらず、このような言動が全てを台無しにしてしまっています。
マスコミがネット上の書き込みなどを恣意的に引用し、都合の悪い情報をなかった事にするのは今更説明するまでもない事ですが、それが解っていてこの有様であるからこそ、他国のメディアでもこの問題が「ヘイトクライム」として報じられてしまっているのです。
2:本来は突っ込みどころだらけ
最初のほうで書いたように、この問題は当初から客観性の無い内容が事実であるかのように報じられていますし、それがまかり通っている時点で本来は日本人の側から突っ込みを多数入れられる「チャンス」なのです。
また、こうした突っ込みは何も先ほど挙げたような「未検証の問題」以外にも多数あり、実例を挙げ出すときりが無いので、ここでは「ダブルスタンダード」のみを取り上げます。
たとえば、この問題では韓国側やいくつかの日本のメディアが「わさびテロ」という単語を使っていますが、ここで連想するのが昨年末に発生した「靖国神社での爆発物によるテロ事件」での、日韓のメディアなどの報じた名称です。
日本メディア「靖国爆発音、容疑者は韓国人の可能性」 東亜日報 December. 04, 2015
靖国爆発音:「容疑者は27歳韓国人」 朝鮮日報 2015/12/05
<靖国爆発音>韓国警察、日本の捜査要請に「原則に従って協力」 中央日報 2015年12月15日
韓国人に懲役4年の実刑 家族が控訴へ=靖国爆発音事件 聨合ニュース 2016/07/19
見てのように、多くのメディアでこの問題は「爆発音事件」と表記されていますが、本来テロリズムとは「暴力や恐怖によって政治上の主張を押し通そうとする行為」のことであり、これは犯人の「メディアに評価されたくてやった」との証言を考慮しても定義上テロリズムに該当します。
では、今回の「わさびテロ」という単語はこれに該当するのかといえば明らかに該当しません、そもそも客観的に見て作為的なのか不作為的なのかすら判別できないような状況なのですから、彼らはテロと定義できないものを「テロである」と印象操作し、またテロと定義できるものを「テロではない」と印象操作している事になります。
また他にも、今回の事例と対照的な反応が幾つもあります。
たとえば、2011年に放送された「笑っていいとも」において、タレントの皆藤愛子さんが韓国で経験した事として、「外国でタクシーに乗ったが、運転手が目的地でない人影が少ない道に車を運転した」「とても恐ろしくて腹が立って途中でおりた」と発言しました。
(※2)
日本美女タレント生放送中"韓国タクシー不快" 朝鮮日報(韓国語) 2011.09.28
すると、韓国人や韓国の側に立つ人々から彼女は「韓国を侮辱している」と大バッシングされ、最終的に被害を受けた皆藤さん側が謝罪をしなければいけないという状況に追い込まれました。
また次の年には、韓国好きのモデルが韓国へ行ったときの経験として、「くそ猿野郎」「独島は我が国の領土」と聞こえるように言われたり、「とてもかわいいですね、お父さんもお母さんも日本人じゃないでしょ?絶対」などと言われた経験をブログに書き込みました。
「韓国好き」モデルが幻滅した悪口の数々 「とてもかわいい、絶対日本人じゃない」 J-CAST 2012/8/30
該当ブログのウェブ魚拓
韓国の現実を知った旅 2012-08-29
すると、このブログのコメント欄を読めばわかりますが、韓国人や韓国側に立つ人々から「捏造だ」「売名目的だ」当の大バッシングを受け、最終的にブログを消し彼女が謝罪しなければいけない事態に追い込まれました。
また2014年には、アルピニストの野口健氏が過去韓国で受けた不快な行為をtwitter上に書き込んだところ、これも韓国人や韓国側に立つ人々から大バッシングを受け、本人が公式に釈明しないといけない事態になりました。
韓国での「日本人差別」10年ほど前だった 「あの時そうなら、もっと酷いのでは」アルピニストの野口健さんに聞く J-CAST 2014/7/18
野口健氏が韓国で体験した「日本人差別」ツイートの信ぴょう性を疑う声が相次ぐ トピックニュース 2014年7月16日
また、これらは完全に客観的に事例が証明されているわけではないのですが、実際問題韓国では「日本人に対する嫌がらせ」や「外国人へのぼったくり」が以前から何度も問題になっています。
ロッテシネマPC房3F
このPC房は日本人(Japanese)の入店お断り。入りたければ『独島は韓国の土地』と三回言うこと」と書かれている。(画像は2013年11月時点のもの)
また、韓国におけるタクシーなどによる「ぼったくり被害」は以前から非常に有名であり、韓国では何度も対策が取られていますが一向に改善されません。
【萬物相】韓国に恥をかかせる外国人観光客へのぼったくり 朝鮮日報 2016/09/16 (1/2ページ) (2/2ページ)
ぼったくり観光根絶に向けソウル市が対策 朝鮮日報 2016/03/25
要するに、上記の事例は少なくとも過去に何度も韓国で客観的に証明可能な実例が確認されており、検証もなしに頭から否定されるような内容ではないのです。
にもかかわらず、韓国人や韓国の側に立つ人々は、こうした証言を頭から否定し、むしろ逆に証言をした側に「謝罪を要求した」わけです。
これは、以前から書いているように韓国では侮辱と批判に区別がない事(韓国の侮辱文化)や、序列社会であると同時に「被害者が最も偉い」という価値観(韓国では被害者が一番偉い)があるからです。
このことから、日本人が韓国の問題点を指摘した場合、それは韓国人から見て「韓国への侮辱」に見えている場合が多いうえに、序列社会の韓国では「日本人が被害者になる事で韓国人よりも上になろうとしている」と見えているため、このような反応をすることで逆に謝罪させ「韓国側こそ被害者である」とするための反応です。
つまり、韓国人が韓国側に立つ人々と共に、「韓国的価値観に沿った典型的な反応」をしただけではあるのですが、客観的に見て明らかに今回の事例とダブルスタンダードですので、「日本側に有利に働く事例」として利用可能なのです。
3:重要なのは「印象」
今回書いたように、本来冷静に対応すればこの問題は日本側に有利にしか働かない問題なのです。
にもかかわらず、多くの人々が「韓国側やメディアに有利に働く」言動ばかりしてしまっており、「チャンスをピンチに変える」ような状況になってしまっています。
そして今回の事例で重要なこととして、人によってはあまり聞き覚えの無い「確証バイアス」と呼ばれる認知心理学などで使われる現象がこの問題に絡んでいます。
これは要するに、自身の望む、或いは受け入れやすい情報のみが記憶に残り易くなる結果、反証となるような情報が一切考慮されない結論が出されることがある現象です。
要するに「先入観」の一種と考えてもらえば良いです。
解り易く書くと、たとえば「良く当たる占い」の場合、当たった占いは記憶に残り易く、逆に外れた占いは記憶に残り難い傾向にある事から、「偶然当たった」事例が数回確認された場合に、「外れた無数の占い」は無視され、当たった事例の記憶のみが優先されて「あの占い師は良く当たる」となるなどの事例があります。
今回の事例ならば、日韓の間にある数々の問題を知らない他国の人々から見れば、「日本に嫌韓がある」のみの情報を与えられた場合、元々「韓国人に対する差別があるから」と考えたほうが整合性があるような印象を受けます。
更にそこにきて、外国のメディアがこの日韓の対立を記事にする場合、殆どの事例で実態を調査する事無く日本のメディアなどの受け売りを記事にするため、結果的に「日本人が韓国人を差別している」とする記事を目にすることが多くなり、それ以外の嫌韓の動機の情報よりも強く印象に残ります。
結果ここで確証バイアスが働き、「価値観の違いの対立」や「韓国で発生する日本人嫌悪」などの反証が見逃され、また日本のメディアや韓国人が「日本人が外国人嫌悪をしている」と、問題を日韓の問題から摩り替えるため、「日本人は外国人差別をしている」という印象が出来上がるわけです。
今回の寿司の事例も、事例としてはチェーン店の一店舗で起きただけのことですが、韓国では「日本人の差別問題」として広く周知されていますし、多くの外国メディアでもそれをにおわす記述があります。
更に、韓国人や韓国の側に立つ人々は、韓国の問題点などを指摘すると「一部の例を全体に当てはめて韓国人を差別している」と主張することが多々あり、このブロマガのコメント欄でもたまにそういった書き込みを見かけます。
この事例の場合には、逆に相手に対して「韓国に対して目立つ偏った、また特定情報のみによる先入観(確証バイアス)を持っているのだ」と主張することで、根拠も無いまま指摘された事例が稀な例だと思わせる手法があります。
これは要するに、先ほどの事例とは逆に確証バイアスによる誤認を逆手に取り、一般化できる事例をあたかも一般化できない事例であるかのような印象を持たせているわけです。
(確証バイアスについて知らなくとも、「情報の偏りによる誤認」がある事ならば誰にでも理解できますから、背景情報や予備知識の無い相手には効果的です。)
2年前に韓国の仏教の事例を紹介した際に、明らかに組織として行っている行為を「曹渓宗のトップがおかしいだけだ」という趣旨の発言をするコメントがありましたが、これなどは典型的でしょう。
私がブログを書く際に韓国メディアなどの事例を多数用意するのもこれがあるからで、彼らは「そういう印象」を相手に与える事に非常に長けている事から、印象操作を回避するために一般化できる事例を複数用意して対策しているわけです。
確証バイアスとは、要するに人間の先入観により発生する錯誤の事なのですが、彼らはこれを上手く利用して「日本には差別があるのだ」としており、誰でも閲覧可能なネット上で安易に韓国を侮辱するような書き込みをすることは、彼らの確証バイアスを利用した錯誤の手助けになっているのです。
結果、「わさび問題」は本来彼らの問題点を指摘する絶好のチャンスであるにも関わらず、実態としてはチャンスをピンチに変える言動をしてしまっている人が多数存在するという状況に陥っています。
韓国のこれまでの行いなどから、今回の韓国側の対応に「腹が立つ」人がいるのはわからないでもないですが、だからといって「(感情的に)主張したり訴えたりする行為」が日本人よりもずっと上手い韓国人に対して、こちらが感情的な反応をしてもそれでは不利になるだけなのです。
人気ブログランキングに参加中です、もしよかったらクリックをお願いします。
クリックで人気ブログランキングへ
以下は当ブロマガのお勧め記事マイリストです、もしよかったらこちらもどうぞ。
(※1)
日本、大阪すし屋で'韓国人'相手に広がる'ワサビテロ'
インサイト(韓国語) 10/02/2016
http://www.insight.co.kr/newsRead.php?ArtNo=77253
[インサイト]日本大阪で指折りの美味しい店とされる有名すし店で「嫌韓」の兆しが見えるという情報提供が相次いでいる。
最近、ある日本の旅行情報を共有するカフェに大阪にある「市場すし」に韓国人と見られる客にだけ、こらしめるために'ワサビ'をいっぱいいれるという文等が上がってきた。彼らがアップした文によれば、該当店店員は韓国人と感づけば店員どうし「チョン」とあざ笑いながらワサビを意図的にたくさん入れる。
その上、彼らは「ワサビを食べて苦しがる韓国人等を見て'表情を見たか?'と大きくあざ笑う」と付け加えた。あるネチズンは「下手な日本語でワサビを減らしてくれとお願いしたところ、日本人店員らは笑いながら'サービスだ'と言ってワサビをいっぱい入れた」と話した。
このような事例は該当すし店の難波店と道頓堀店の二カ所で聞かれたことが分かった。韓国人の間で有名な美味しい店なので、韓国人の来店が多く、また、これにより被害事例はかなり多いと見られる。該当カフェで'市場すし'を検索しただけでも被害をうけた旅行者の文等があふれていることが確認された。
あるネチズンは「市場すしの'嫌韓'は7~8年前からかなり有名だったが、突然問題になった。以前から'ワサビテロ'はずっとあった」と説明した。その他にも梅田にある「魚心寿司」もやはり韓国人が来店した場合、誠意のない食べ物を出して韓国語メニューの価格がより高いという情報提供もあった。
このように韓国人旅行客を対象に日本の'嫌韓'の動きが捉えられて国内の反日感情もより一層激しくなっている。また、一部では「国内の商人も海外観光客に'ぶったくり料金'を請求していないのか」と私たち、または自らを振り返ってみる必要があるという指摘も続いた。
(※2)
日本美女タレント生放送中"韓国タクシー不快"
朝鮮日報(韓国語) 2011.09.28
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/09/28/2011092802393.html
日本フジTVの人気キャスターでありタレントの皆藤愛子(27)が韓国侮辱発言をして物議をかもしている。
問題になった発言は去る27日、フジTVの生放送バラエティー番組、「笑っていいとも!」で飛び出した。皆藤はこの放送で「タクシーに乗って怒ったことがあるか」という質問に「外国でタクシーに乗ったが、運転手が目的地でない人影が少ない道に車を運転した」とした。彼女は「とても恐ろしくて腹が立って途中でおりた」と付け加えた。
皆藤の返事に進行者中居正広が「どこの国で経験したことか」と訊ねると、皆藤は「韓国」と答えた。
皆藤の返事にスタジオには瞬間、緊張感が走りパネラーたちは苦笑いした。当時、この番組には東方神起がゲスト出演しており、彼女の発言をそっくり聞いていた。
我が国のネチズンたちは「公人が生放送であんな話をしてもかまわないのか」と激怒した。「外国の放送で日本を侮辱すれば気分が悪くないか」という意見もあった。だが「実際に起きたことなのに、あんな面は確かに問題がある」という反対意見も少なくなかった。
皆藤愛子は日本の名門、早稲田大学を卒業してお天気キャスターを経て演技、芸能、CFなどの様々な方面で活躍している。