日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

韓国社会における「謝罪」の意味


さて、本日は挨拶のごとく頻繁に行われる韓国人による「謝罪要求」に関連した内容となります。


韓国社会では頻繁に「他者に対する謝罪要求」が行われるが、よく観察してみるとこの謝罪要求には2種類ある事がわかる。


一つは以前から書いている他者の劣等性を指摘する事で自己の優越性や正当性を証明するという目的のもので、要するに被害者である等とアピールする事で、他者の劣等性(加害性)を指摘し、相対的に自己の序列を上げる目的のもの。


もう一つが、自己の正当性をアピールするために、本題とは関係ない相手に二次的な「相手の加害性」や「落ち度」を作り出し、その相手に謝罪させる事でそれが過ちであると公に認めさせ、自己の正当性や優越性(+相手の劣等性)が「一般化された認識」という既成事実を作る目的のもの。


つまり韓国における謝罪とは、私たちが想定するような「過ちをしたから謝る」という概念ではなく、自身の主張を通すための目的や序列の構築作業のための「要求」との認識になっている。



※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


1:日本とは異なる「謝罪」の意味


韓国社会では、非常に頻繁に「他者に対して謝罪を要求する」という行為が見られるわけですが、原則的にはこれは序列の構築作業の一種であり、相手の落ち度を指摘し謝罪を要求する事で、相手よりも「序列が上である」という事をアピールするために行われます。


徹底した序列社会である韓国では、このように「相手の落ち度の指摘」で序列を確定し、上下関係を作り出す事で社会を成り立たせているという一面もあるわけですが、このような背景から「序列が下」となった相手は「序列が上」となった相手には何をされても文句が言えない状態になります。


この時点で私たちの想定する「謝罪」の概念と意味合いが異なってくるわけですが、よくよく観察してみると韓国社会における「謝罪要求」にはもう一つの意図がある事がわかります。


それがわかりやすい事例が以下です


「歴史無知」「戦犯企業トヨタ間接広告」…韓国女性アイドルが涙で謝罪
朝鮮日報 2016/05/17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/17/2016051700700.html
http://web.archive.org/web/20160517025231/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/17/2016051700700.html (インターネットアーカイブ

新曲「Good Luck」をリリースした女性アイドルグループAOAが、歴史に関する発言で過ちを犯したとして問題になり、リーダーが涙ながらに謝罪した。

 リーダーのジミンとメンバーのソリョンは、3日に放送されたケーブルテレビチャンネル「OnStyle」のリアリティー番組『チャンネルAOA』で、安重根(アン・ジュングン)義士の写真を見て「キン・トカン」と発言、笑ったり騒いだりしたため、「歴史に無知だ」と非難を浴びた。キン・トカンとは金斗漢(キム・ドゥハン、独立運動家の息子で侠客から国会議員になった人物)の日本語式発音だ。

 この騒動に続き、今度は新曲「Good Luck」のミュージックビデオに日本の自動車メーカーが間接広告(PPL)を出しているという疑惑も膨らんでいる。このミュージックビデオにはトヨタの自動車とホンダの自動車がそのまま登場しているためだ。

 両社とも「戦犯企業」に分類される軍需企業だ。AOAの所属事務所FNCエンターテインメントはただちに車のブランドマークをモザイク処理したが、ネットユーザーたちは「歴史無知騒動に続く軽率な行動」と批判している。


関連記事
「歴史知らぬ」韓国アイドル、新曲PVに“戦犯企業”の車でまた批判 Record China 2016年5月16日



まず最初に彼らの言い分に突っ込みを入れると、そもそも「戦犯企業」というカテゴリー自体がただの言いがかりという事を置いておくとしても、本田技研の元となった本田技術研究所の創業は1946年であり、現在の本田技研工業株式会社となったのは1948年の事です。


時系列が全く合わないわけですが、背景としては本田総一郎氏が自動車部品製造を行っていた東海精機重工業株式会社をトヨタに売却、その資金を元手に創業したのが本田技術研究所という背景があり、関連記事で指摘されている「ホンダは日本の戦犯企業の一つである中島飛行機の部品の製造下請けを行っていた」というのはこの東海精機の事です。


この程度の関連性で時系列まで無視して「戦犯企業」と定義できるものならば、韓国のサムスンは1938年に朝鮮総督府の庇護下で創業した米問屋が出発点であり、韓国では「日帝は朝鮮で米の収奪を行っていた」という事になっていますから戦犯企業となるはずです。


また、ヒュンダイ自動車三菱自動車からエンジンなどの技術提供を長年受けてきたという背景がありますから、三菱は韓国で戦犯企業の代表格として挙げられているので、同じく彼らの理屈では「ヒュンダイも戦犯企業」という事になります。


[オピニオン]現代自の「師匠」だった三菱自の没落 東亜日報 May. 13, 2016


しかし実際には、サムスンヒュンダイも韓国では一切戦犯企業と名指しされる事はありません。


背景として、ヒュンダイサムスンも韓国経済を支える屋台骨であり「序列が高いから」というのもあるのですが、もう一つの理由として、そもそもこの謝罪要求は「戦犯企業かどうか」は本来あまり重要ではないという事が関係しています。


どういう事かというと、通常韓国人が謝罪要求をする場合、謝罪したらそれで終わりと言うわけではなく、相手が謝罪して被害者と加害者が確定した場合、むしろそこからが始まりであり、被害者が加害者に対して延々と様々な要求をし続けたりバッシングし続けるのが普通です。


序列の確定作業とはそういう事なのですが、このAOAというアイドルグループにそんな事をしても、このグループが一瞬で潰れてしまうだけで継続して「袋叩きにする」という事はできませんし、実際そういう事にもなっていません。


どうしてかというと、このAOAというグループはある意味で「日本が道徳的に劣等である事」を公的に再確認するための「生贄として選ばれた」という表現が最も近いからです。


このグループが謝罪したのはホンダやトヨタが「戦犯企業」だからであり、「日本が反省していないから(韓国的正しさを認めないから)こんな事になったのだ」という筋書きが本題なのです。


ですから、このAOAというグループは一回謝罪すればそれで終わりですし、実際にホンダやトヨタが戦犯企業かどうかもあまり重要ではなく、また同じ前提をサムスンヒュンダイに当てはめるという事もないのです。


更に、このグループが生贄に選ばれたのも、元は韓国のテレビ番組で伊藤博文を暗殺した安重根の事を「豊臣秀吉」と答えたため、それで矛先が向けられたという経緯があるのですが、そもそもこの出来事自体が「最初から決まっていた筋書きの一部」である可能性が高いです。


実は韓国では、その時その時の社会背景などの都合で歴史認識を次々と変えてしまい、しかも次々と変わる歴史認識を「普遍的なもの」としてしまうので、世代や時期によって微妙に歴史認識が違っている上に、韓国の学校教育は「科挙」のようなものでテスト問題の丸暗記が最も重要で、歴史の詳細はあまり勉強しないという背景もあります。


ですので、韓国は日本に対して「日本人は歴史を知らない」とよく言ってきますが、言うほどに韓国人は歴史に詳しくないどころか、韓国で公式とされる歴史すら殆どうろ覚え状態の人が多く、だからこそ定期的に社会に歴史観のコンセンサスを構築(日本よりも道徳的に優れている事の確認作業)するために、このようなパフォーマンスが必要なのです。


似たような事例として、最近韓国を訪れたスペイン人格闘家が「旭日マークの刺青の件で謝罪した」という事例があります。


(※1)
スペインから来たワサビ 「韓国に申し訳ありません」 KBS NEWS(韓国語) 2016-05-06


この事例も基本的には同じです。
スペイン人格闘家をバッシングし続けたところで韓国側になんのメリットもありませんが、こうして謝罪させる事で「スペイン人も旭日マークを道徳的に問題のあるものだと認めた」とすることで、「旭日旗を使う日本は道徳的に劣等である」というコンセンサスを社会に作り上げているのです。


要するに、これはプロパガンダの一種なのです。


2:韓国社会では原則「謝罪」しない


このように、「謝罪」という行為一つとっても私たちと韓国人には認識に大きな隔たりがあり、謝罪という行為そのものが私たちの考える謝罪とは全く別物です。


ですので、韓国社会ではどんな過ちをしても原則的に自ら率先して謝罪という行為をする事はありません。
謝罪とは「過ちを認め正すこと」ではなく、序列の構築作業の一環であり「相手に要求するもの」であって、自分がすることではないからです。
(例外的に、ノーリスクでかつ自身の寛大さ等をアピールするために謝罪する事例は少数ですが存在しています。)


その典型的な事例として、たとえば韓国で国宝に指定されていた文化財にパーツの欠損があり、その部分は「日本が収奪したのだ」と長年されてきた事例があります。


しかし、最近になり実は単に韓国中央博物館の管理が杜撰で「目録漏れの状態」であっただけという事が判明しました。


日本に略奪されたという智光国師塔の獅子像、韓国中央博物館収蔵庫にあった 中央日報 2016年03月17日


当然のことですが、長年「日本に奪われた」と公式に日本を非難してきたものが完全に冤罪であったのですから、本来は日本に対しても何らかの謝罪や釈明が必要ですし、同じ事が日本で起きたら当然関係者は謝罪します。


しかし、謝罪とは「過ちを正す事」ではなく「序列の構築作業」である韓国社会においては、これは原則的に謝罪対象ではありません。
強いてあげれば、理屈の上では「韓国人に対しては謝罪対象たり得る」のですが、「日本に対しては謝罪対象たり得ない」のです。


彼らにとっては謝罪とはあくまで道徳的優劣を決定する序列構築の手段ですから、韓国社会では「日本は道徳的に韓国よりも劣等である」という事が確定しているので、間違っていようがどうしようが「日本に謝罪する」という発想そのものがないのです。


類似の事例
「日本人、体にいい福島産さくらんぼを食べろ」 放射能からめた芸人暴言コントに韓国紙「大喝采」 J-CAST 2013/8/ 6


また「謝罪しない」は韓国人同士でも最近発生しており、今年3月に韓国で韓国の修学旅行生を乗せた大韓航空機が中国の航空機と衝突しそうになるという事件が起きたのですが、この事例で大韓航空は一切謝罪していません。


あわや大惨事も大韓航空から説明・謝罪は一切なし 朝鮮日報 2016/03/21


この事例の場合には、一旦謝罪(序列の構築)すると「被害者から何をされるかわからない」ので、大韓航空は謝罪も説明もその一切を拒否したのです。
日本で起きたのならば航空会社は真っ先に謝罪するでしょうから、謝罪という行為に対する概念が全く違うという事がここからも解ります。


3:韓国に対して安易に「謝罪」してはいけない


今回書いたように、日本と韓国では「謝罪」という単語一つとっても意味が全く異なるわけですから、価値観や常識の違いを無視して安易に韓国側の謝罪要求にこたえるのは間違いです。


実際問題、韓国は慰安婦問題などで日本に再三謝罪要求をしていますが、それは序列の構築作業の一環なので「謝罪したら終わり」というものではなく、彼らが望んでいるのは「日本による継続的な謝罪」です。


また、彼らは自身が「道徳的に優れた存在である」という事を確認するために、意図して「謝罪要求対象」を探す傾向にあり、最近もフランスのブランドメーカーであるクリスチャン・ディオールがそのターゲットとなり謝罪を要求されました。


Dior 韓国人「娼婦」に見える写真について謝罪 Sputnik 2016/04/16


類似の事例
(※3)
ファッションブランドメゾンキツネ、旭日旗画報論議 ハフィントンポスト(韓国語) 2016年1月23日


過去にも何度か書いていますが、韓国社会というのは対等の概念が希薄な社会であり、人間関係の基本は「どちらが上か下か」を常に意識するものです。
ですから、他者の劣等性が何よりも重要な韓国では、常に相手の落ち度を探し「謝罪を要求する状況」を作り出そうとするという態度が一般的なのです。


それでうまく相手が要求通りに謝罪してくれれば、今回書いたように単に謝罪を要求した対象との序列が構築できるというだけではなく、「落ち度を認めない相手」の劣等性すらも既成事実化する事ができるからです。


また、日本は慰安婦関連で首相が変わるたびに何らかの謝罪を行っていますが、韓国は「それは本当の謝罪ではない」として、何度でも謝罪を要求しています。


東京裁判70年、日本社会で「謝罪は十分した」認識拡散 朝鮮日報 2016/05/03 (1/2ページ)(2/2ページ


これも要するに口実は何でもいいのです。
重要なのは「日本の劣等性を確認できる事」だからです。


もともと韓国は「とにかく慰安婦の存在を認めて謝罪してくれれば終わりにする」という態度だったのですが、現在は「軍命令による組織的強制(拉致)の法的責任を日本政府が認める事」と、明らかに要求内容が増えています。


(※2)
日本政府の公式謝罪と法的賠償要求 Korea Daily(韓国語)  2016/04/29


当然の事ですが、韓国の言い分のような事実は現実には存在していないのですから、そんな事実を法的に認めるなどあり得ないですし、百歩譲って仮にそれを日本政府が認めたところでそれで終わりになるわけではありません。


彼らにとって重要なのは、あくまで「いかに自分達が道徳的に優れているか」の確認作業であって、私たちが考えるような「対等な間柄での謝罪」とは意味が全く違います。


だからこそ、日本は安易に韓国に対して謝罪をしてはいけませんし、謝罪をすれば関係がうまくいくという安易な考えも、また今回最初に紹介した事例のように「自身と直接関係ないから」と安易に謝罪するのも間違いなのです。


それは必ずどこかしらで更なるトラブルを呼び込む原因になるのですから。





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(※1)
スペインから来たワサビ 「韓国に申し訳ありません」
KBS NEWS(韓国語) 2016-05-06
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=115&oid=056&aid=0010314379

先月、ある格闘技オンラインコミュニティに書き込みを掲載して謝罪したUFC選手がいます。
スペイン出身のエンリケ・マリン。

彼が我が国のファンに謝罪した理由は、まさに自分の身体に彫った「旭日旗」模様の入れ墨のためです。

ニックネームが「ワサビ」であるほど日本文化が好きで、彫ったという入れ墨・・・

でも、日本の軍国主義を象徴するという韓国の友人の指摘で反省することになって公開謝罪をするようになったわけです。

来る7月UFC 200大会を控えて忙しい日程を消化する中でも、赤の入れ墨を黒に変えたと言います。

さらに、今後入れ墨の模様も変えると言ったんです。 その約束、必ず守らなければなりません。

(※2)
日本政府の公式謝罪と法的賠償要求
Korea Daily(韓国語)  2016/04/29
http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=4226689

「みなさんが力を集めて助けて下さい。」日本軍性奴隷被害者イ・オクソン(90)ハルモニがダラスを訪問、人権団体と韓人らに向かってこのように懇請した。踏みにじられ蹂りんされた人権と名誉を取り戻したいという哀訴だ。70年の歳月が流れた今、身体も支えられない性奴隷被害者らが望むことは日本政府の公式謝罪と法的賠償だ。

しかし、日本は性奴隷被害者らの人権じゅうりん惨状を認めず、被害者が亡くなるのを待って時間を稼いでいる。かえって金を儲けるために自ら従軍慰安婦になったと妄言をはばからず、糊塗された歴史を正すために最後の力をつくしているということだ。

日本軍性奴隷被害者カン・イルチュル、ハルモニの実話を土台に作った映画'鬼郷'の製作スタッフがダラスを訪問、主流社会人権団体に当時の実状を告発した。あどけない少女らが日本軍に引きずられて行って性奴隷被害者になった辛い歴史を含む映画‘鬼郷’を視聴した主流社会宗教界と人権団体関係者らは目を疑うという反応を見せた。

イ・オクソン、ハルモニとナヌムの家アン・シングォン所長、鬼郷のチョ・ジョンネ監督など一行が去る16日から1週間、ダラスを訪問、主流社会に性奴隷被害は隠せない歴史として日本の公式謝罪を促した。4月初めからニューヨークと米東部地域で‘鬼郷’試写会と被害者証言に出たカン・イルチュル、ハルモニは健康上の理由でダラス訪問をあきらめて帰国した。

イ・オクソン、ハルモニは車椅子に頼ったまま強行軍でダラスで証言した。リッチランド・カレッジとコッヘル高校、SMUなどを訪れて人権団体や学生たちに当時の惨状を聞かせるたび、イ・オクソン、ハルモニを慰める人々が列をなした。

釜山(プサン)で生まれ貧困のせいで家政婦をしている時、買い物に出て日本巡査に捕えられ、中国に強制的に移送されたイ・オクソン(当時15才)ハルモニの波瀾万丈の人生は聞く人々の目がしらをあつくさせた。慰安所を彼は死刑場だったと表現した。

幼い年齢で睡眠もとれず、一日に40-50人の軍人を相手にしなければならない苦痛がどれ程なら、被害者らが死を選んだのかと反問した。首をくくったり水に落ち、高いところから飛び降りて自殺する少女たちの死体は埋葬もされず道端に捨てられたといった。さからって同僚らの前で刀でさされて命を失った現場を彼女は殺戮場に違わなかったといった。

刀にさされた身体の傷を見れば、今も悪夢に歯ぎしりするというイ・オクソン、ハルモニは日本のこういう蛮行を公式謝罪される前には目をとじることができないといった。公式謝罪と法的賠償はさて置き、居直りのように出てくる日本政府の態度をこれ以上我慢できないから、残った者が地球村に向かって恥ずかしい証言をしているというイ・オクソン、ハルモニ。

彼女はニューソング教会で開かれた証言で「韓人らは子供たちを立派に教育して歴史を正しく知り対処するよう努力して欲しい」と頼むこともした。性奴隷被害者のカン・イルチュル、ハルモニなど被害者らの証言を土台に作られた‘鬼郷’を2回観覧したというキム・オクジョ(82、エジソン居住)氏は「私たちの世代が抱いている痛恨の恥辱の歴史現場がこのように凄惨だったとは想像もできなかった」とし、「歴史を歪曲する他の犯罪を防ぐためにも人権団体が立ち上がって真実を記録する作業が先行しなければならない」と話した。


(※3)
ファッションブランドメゾンキツネ、旭日旗画報論議
ハフィントンポスト(韓国語) 2016年1月23日
http://www.huffingtonpost.kr/2016/01/23/story_n_9058188.html

フランスのファッションブランド、メゾンキツネの16F/W画報が論議に包まれた。これに先立って、22日、メゾンキツネは"ラブ ライズ(Love Rises)"という名称の男性、女性服16F/Wコレクションを発表した。ファッションメディア、ウイメンズ・ウェア・デイリー(WWD)によればキツネは宮崎駿のアニメ'風立ちぬ(The Wind Rises、2013)'をモチーフにでルック・ブックを構成した。

'風立ちぬ'は第二次大戦当時、ゼロ戦設計者、堀越二郎の人生を描いたマンファだ。しかし、日本帝国主義を美化したという理由で封切り当時、物議をかもした。キツネは第二次世界大戦の飛行機、富士山のイメージ、真紅の太陽が浮かび上がるイメージ(旭日旗)、カモフラージュ柄などを製品に混ぜたと該当ルック・ブックを説明した。

だが、ここで問題になるのはその全体的なモチーフだ。ハフィントンポストのブロガー、エイコミックスが指摘したように、旭日旗は"曖昧なので危険なアイコン"だからだ。キツネのルックブックで旭日旗のモチーフは何度も登場する。男と女のモデルは旭日旗パターンの飛行機小道具を持ち、女性モデルは最初から旭日旗を背負っている。

海外ブランド、キツネのナイーブな歴史認識も問題視されたが、男性モデルの韓国系英国人キム・サンウ(Sang Woo Kim)にも注目が集まっている。

1994年生まれのキム・サンウは現在、モデルエージェンシーエスティーム所属で、国内外の有名ブランドモデルとして活躍している。今回のルックブックでネチズンらの反応が強まるとすぐにキム・サンウはインスタグラムのアカウントを非公開に切り替えたとYTNは報道した。

メゾンキツネは2002年、人気エレクトロニックデュオ、ダフト・パンクのマネージャーだったGildasLoaec(ジルダ・ロアエック)と建築学徒、黒木理也(クロキ・マサヤ)が中心になって作ったフランスブランドだ。全世界的に売り場を持つ程有名なブランドで、昨年は韓国をモチーフにカプセルコレクション'K.I.M'を発表したことがある。まだメゾンキツネ側は特別な釈明を出していない状態だ。