お待たせしました、今回はちょっと普段とは異なる方針で、「なぜ異星文明が発見できないのか?」という問題について扱っていきます。
本日の投稿動画
www.nicovideo.jp
お品書き
・そもそも宇宙は、いつから生きられたのか?
・宇宙のどこなら、安全なのか?
・知性って、本当に生まれるのか?
・仮にいても、見つけられるのか?
※以下は動画のテキスト版です
マリサ
なあレイム、アメリカがUFOの資料公開するらしいぞ
レイム
それ、政権変わると毎回言ってない?
マリサ
でも、今回は本当に何か出るかもな
レイム
結局、決定的な証拠は出てないけどね
大口
実はその疑問――
科学者も本気で悩んでいる問題なんですよ
大口
それが“フェルミのパラドックス”
大口
簡単に言うと――
宇宙に文明があるはずなのに、なぜ何も見えないのか?ってこと。
マリサ
それはどんなものなんだ?
大口
一言でいうと――
「なぜ異星文明は見つからないのか?」という問題だね。
レイム
でも、見つからない理由って分かるものなの?
大口
その答えの一つとして――
大口
“宇宙人がいない”んじゃなくて
大口
“まだ出揃っていないだけ”かもしれない
大口
つまり――
人類は、かなり早く生まれた文明の可能性があるって説があるのね。
マリサ
どういうことだ?
大口
それには、ちゃんと理由があるのね。
大口
まずは――
宇宙で“いつから生命は生きられたのか”を見ていくよ。
出典
生命居住可能領域内の惑星、銀河系に数十億個存在か 研究
https://www.afpbb.com/articles/-/3042999
米政府、UFO関連文書をまもなく公開へ トランプ氏「非常に興味深い資料発見」
REUTER 2026年4月18日
https://jp.reuters.com/world/us/2JSLMCXETNJGXPLKUOQYKBSO2A-2026-04-18/
そもそも宇宙は、いつから生きられたのか?
大口
今回は番外編、宇宙寄りの話をしていきます
大口
なお、ここからはあくまで仮説の一つとして見てください
マリサ
それで、フェルミのパラドックスってなんなんだ?
大口
天才物理学者、エンリコ・フェルミが提起した、地球外文明に関する疑問のことだね。
大口
1950年、フェルミが
“みんなどこにいるんだ?”と発言したことで有名なのね。
大口
要するに――
“宇宙は広いのに、なぜ誰も見つからないのか?”ってことね。
レイム
なるほど。
大口
この問題にはいくつか有名な説があって
■グレート・フィルター仮説(Great Filter)
「文明は途中でほぼ脱落する」
「どこかに“越えられない壁”がある」■レア・アース仮説(Rare Earth hypothesis)
「知的生命の条件が厳しすぎる」
「地球は“奇跡的な環境”かもしれない」■動物園仮説(Zoo Hypothesis)
「高度文明は存在する」
「ただし意図的に観測しているだけ」
大口
例えば――
“途中で文明がほぼ消える”グレート・フィルター説
レイム
つまり、知的生命が誕生しても――
ある段階でほとんどが絶滅してしまう、ってことね。
マリサ
途中で死ぬ説ってことだな。
大口
“そもそも生命がほとんど生まれない”レア・アース説
マリサ
つまり、ほぼいない説ってことか。
大口
いるけど観測しているだけ”という動物園仮説
レイム
いるけど隠れているって事ね。
マリサ
SFでもよくある設定だぜ。
大口
それで今回の話は、
レア・アース説に近い、「そもそもまだ数が少ない説」を
扱っていくよ。
大口
「生命に適した時期は、今より未来の方が長い」
――という仮説で、
大口
要するに、人類は天の川銀河でも
比較的早くに誕生した文明かもしれない、という話だね。
レア・アース仮説との関係
知的生命は非常に希少
条件が厳しすぎる
+
そもそもまだ発生数が少ない
我々は“かなり早い側”にいる可能性
レイム
それって、説としては有力なの?
大口
正直に言うと、そこまで主流ではないね。
ただ最近、この考え方を補強できるかもしれない
天文学的な研究結果がいくつか報告されていて、
大口
それが今回このテーマを扱う理由なんですよ。
マリサ
つまり、次はその話だな?
大口
その前に、もう一つ重要な前提があってね。
大口
実は生命の誕生って、
銀河ができてすぐに起こるわけじゃないってことが重要なんですよ。
レイム
どういうこと?
大口
まず銀河は、ガスが集まってできていくのね。
大口
そこから星が生まれて、進化して、
ようやく“生命に必要な材料”が揃っていくんですよ。
大口
で、初期の銀河にはもう一つ大きな問題があるのね。
大口
それが、中心にある巨大ブラックホールね。

レイム
でもブラックホールって、
どの銀河にもあるんじゃないの?
大口
その通り。
ただ問題は、その“活動の強さ”なんですよ。
大口
ブラックホールに物質が落ちると、周りが高温になって
大口
強いX線やガンマ線が放たれ、
生命の材料が分解されやすい環境になるんですよ。
マリサ
でもそれって、今もブラックホールがあるなら同じじゃないのか?
大口
そこが重要なのね。
大口
現在の天の川銀河の中心ブラックホールは、
比較的おとなしい状態で、活動もかなり弱いんですよ。
大口
一方で初期の宇宙では、
ブラックホールの周囲に物質が大量にあって、
大口
その結果、非常に活発にエネルギーを放出していたと考えられていて、
大口
こういう“活発な状態の銀河中心”は、
クエーサーや活動銀河核と呼ばれるんですよ。

レイム
それってつまり、
強い放射線が出まくってるってこと?
大口
そう。
場合によっては、
銀河全体の星の光を上回るほどのエネルギーを放つこともあるのね。
大口
だから当時の銀河は、
今よりずっと放射線の影響が強かった可能性があるわけ。
レイム
それってようするに、
銀河全体が危険だったってこと?
大口
少なくとも、
生命にとってはかなり厳しい環境だった可能性が高いね。
マリサ
つまり、このクエーサーの時代が終わらないと、
そもそも生き物が誕生できないってことか?
大口
誕生そのものは起こり得るけど、
大口
環境の変動が激しすぎて、
長期間安定して生き残るのは難しいし、
進化の連続性も途中で途切れてしまう可能性が高いね。
レイム
それって、いつ頃まで続いてたの?
大口
宇宙の年齢は約138億年。
大口
クエーサー活動が特に活発だった時期は、
宇宙誕生からおよそ20億〜40億年後とされていて、宇宙の正午とも呼ばれるね。
大口
その後、銀河同士の衝突や進化を経て、
徐々に現在のような比較的安定した構造になっていったようだね。
大口
そして太陽系が誕生したのが約46億年前。
大口
つまり地球の生命は、
銀河がある程度落ち着いた後に出てきたと考えられるわけ。
マリサ
でもそれだと、
数億年くらい先に進んだ文明があってもおかしくないんじゃないか?
大口
そうだね。
大口
ただこのことから分かるのは
大口
銀河は昔からあったけど
大口
“生命が安定して存在できる時間”は、思ったより短くて
大口
だから――
文明が出揃っていなくても不思議じゃないってことね。
宇宙のどこなら、安全なのか?
レイム
でもこれだと、さっきマリサが言ったように、
まだ結構な数の人類より進んだ文明がある可能性が高いわよ?
大口
ここまでは“時間”の話だったけど、
ここからは――
“場所”の話に入っていくね。
大口
銀河の中には、生命が誕生しやすい場所と、
しにくい場所があると考えられているのね。
大口
ここでカギになるのが、重元素――
炭素や酸素、鉄といった元素だね。
マリサ
それが多い場所だと、生命が生まれやすいってことか。
大口
そう。
大口
銀河では、中心に近づくほど
重元素の量は多い傾向があるのね。

レイム
じゃあ中心に行くほど有利?
大口
そこが問題で、中心に近づくほど
危険も一気に増えるんですよ。
大口
例えばガンマ線バースト

大口
星の崩壊などで起きる、非常に強力な爆発現象だね。
銀河中心ほど発生しやすいという特徴もあるね。
大口
向きや距離によっては、
惑星の大気に深刻な影響を与える可能性があるんですよ。
大口
さらに、超新星爆発というのもあるね。

大口
これは太陽の約8倍以上の質量を持つ星が、
最期に起こす大規模な爆発なのね。
大口
強い放射線や衝撃波によって、
近く(30光年程度)の惑星環境に影響を与える可能性があると考えられているね。
大口
さらに問題があって――
レイム
まだあるの?
大口
星同士の距離が近いと、
接近遭遇が起きやすくなるのね。
大口
その結果、重力の影響で
惑星の軌道が乱されることがあるんですよ。

大口
さらに外側の小天体領域――
カイパーベルトやオールトの雲のような場所も影響を受ける場合があって。


大口
そこから小天体が内側に送り込まれて、
衝突が増える可能性もあるんですよ。
レイム
つまり、進化どころじゃなくなるわけね。
マリサ
要するに、中心は材料は多いけど危険と。
レイム
そして外側は安全だけど材料不足と。
大口
その通り。
大口
中心付近ではリセットが多すぎて、
複雑な生物まで進化するのは難しい可能性があるし、
大口
一方で外側すぎると、
環境変動が少なすぎて進化が遅くなる可能性もあるわけ。
マリサ
安定しすぎてもダメか。
大口
そう、進化は“必要な分だけ”起きるものだから
環境が安定していれば、あまり変わらないこともあるのね
例えば――生きた化石と呼ばれるチョウザメとかね。
大口
こうした条件から考えられているのが――
大口
銀河ハビタブルゾーンって考え方なんですよ。
マリサ
恒星のハビタブルゾーンの銀河版か。

大口
そう。
大口
「危険すぎず、進化が安定する」
限られた領域があると考えられているわけ。
大口
ただしここにも問題があって。
大口
中心に比べると、
重元素は少ない傾向があるんですよ。
レイム
じゃあやっぱりレア・アース説が有力では?
大口
ここが面白いところで――
大口
実は太陽系は、
別の場所で生まれて移動してきた可能性もあるんですよ。
大口
これはラジアル・マイグレーションと呼ばれているのね。

大口
同じような移動をした恒星系も、
他にある可能性があるなんて研究結果も出てきているし。
大口
つまり地球は、
最初から理想的な場所にあったわけではないかもしれないわけ。
大口
そして同じような経緯をたどった星系も、
他に存在する可能性があると。
マリサ
ああ、だから「先行文明かもしれない」って話になるのか。
大口
そういうこと。
出典
The galactic habitable zone and the age distribution of complex life in the Milky Way
NASA Exoplanet Archive
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14704421/
Transits and Occultations
https://arxiv.org/abs/1001.2010
Is Earthly Life Premature From a Cosmic Perspective?
https://insider.si.edu/2016/08/earthly-life-premature-cosmic-perspective/
太陽そっくりの星たちが明かす、太陽系「大移動」の道のり
東京都立大学 公式プレスリリース 2026年3月13日
https://www.tmu.ac.jp/news/topics/38429.html
銀河ダイナミクスが導く太陽系の旅路~生命を育む安全地帯への大移動~
https://agarc.sci.kagoshima-u.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/2025/04/14e6378b338fd1f070781b0978f86a08.pdf
太陽系が安全地帯に運ばれたのは、天の川銀河の変化のおかげ
AstroArts 2024年12月9日
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13863_migration
知性って、本当に生まれるのか?
レイム
つまり――
地球はかなり特殊だけど、似た環境も他にあるかもしれないってことね
大口
そういうこと。
大口
そしてここからが重要で、
地球環境そのものの特徴と、
進化の性質も関係してくるんですよ。
マリサ
まったく意味が分からんぞ?
大口
まず地球の特徴として、月の存在があるのね。
大口
惑星本体に比べて相対的に大きい
この月があることで、自転の軸が安定していると考えられているのね。
大口
その結果、気候が安定しやすくなり
長期的に生態系も維持されやすいと考えられているわけ。
大口
こうした安定は、脳のような高コスト器官の進化にも
関係する可能性があると言われているね。
レイム
それが生命にどう関係するの?
大口
自転軸が安定していると、
気候や季節の変動が比較的穏やかになるんですよ。
大口
その結果、長期的に見て
生態系が安定しやすいと考えられているってこと。
大口
環境が極端に不安定だと、
生存だけで手一杯になってしまう可能性があるからね。
大口
一方で、脳のようなエネルギー消費の大きい器官は、
ある程度安定した環境でないと維持が難しいと考えられているというのもあるね。
※ヒトの脳はエネルギーの約20%を消費(目安)
マリサ
つまり、環境が安定してないと、
脳の発達にリソースを回しにくいってことか?
大口
そういう傾向はあると考えられているね。
大口
ただし、月がないと絶対にダメというわけではなくて。
大口
例えば、海が非常に深い惑星などでは、
別の要因で自転軸が安定する可能性も指摘されているんですよ。
レイム
じゃあ条件は一つじゃないのね。
大口
そう。
大口
さらに議論があるのが木星のような巨大惑星の存在で――
大口
かつては“地球を守る盾”と考えられていたけど
現在では、むしろ小天体の軌道を乱す可能性も指摘されているのね。


※実際、木星の重力は小惑星帯の軌道を乱し、地球への衝突頻度を変化させる要因にもなっていると考えられてい
大口
つまり一概にプラスともマイナスとも言えないってこと。
マリサ
どっちなんだぜ。
大口
しかも隕石は、
生物にとって危険なだけじゃない可能性もあるし。
大口
例えば水や有機物の供給に関与した可能性も議論されているんですよ。
レイム
でも、水じゃなくてもいい生物はあり得るんじゃない?
大口
可能性としてはあるね。
大口
ただ、水は宇宙でも比較的ありふれた物質で、
溶媒としても非常に優秀なんですよ。
大口
さらに、水は凍ると体積が増えて氷が浮く性質があるから
大口
これによって、
水中の環境が完全に凍りきらずに維持されやすいのね。
レイム
なるほど。
じゃあさっきの海が深い惑星は?
大口
海が深いって事はほぼ陸地が無い海の惑星って事なのだけど、
知能の高い生物が生まれる可能性はあるね。
大口
ただ、火を使えない、金属精錬ができないなどの理由で、
文明の発展が難しい可能性があると考えられているんですよ。
マリサ
つまり――
マリサ
月があって、
環境が極端すぎず、
ある程度、大量絶滅などの変動もほどほどにあって、
マリサ
そういう条件がそろって、
やっと文明に繋がる可能性が出てくるってことか。
大口
そう。
大口
そしてもう一つ重要なのが、
進化すれば必ず高度な知性にたどり着くわけではない、という点なんですよ。
大口
進化っていうのは、
あくまでその環境で“生き残りやすくなる変化”が選ばれる仕組みだから、
コストの高い知性が必ずしも有利とは限らないってこと。
大口
例えば脳は非常にエネルギー消費が大きくて、
維持するだけでも大きな負担になるし
大口
だから環境によっては、
むしろ発達しない方が有利なケースもあり得るんだよね。
※脳は高エネルギー消費器官であり、進化の過程では“環境が許す範囲でのみ”発達する傾向がある。
大口
人類についても――
大口
これはあくまで一つの見方だけど、
いくつもの条件が重なった結果として
現在のような知性に至った可能性があると考えられているのね。
大口
樹上生活から地上生活への移行、
二足歩行、手の自由化、道具の使用、
そしてある程度安定した環境――

大口
そうした要素が積み重なって、
結果として高度な知性に繋がった可能性があるんですよ。
レイム
なんかそう聞くと、
人類ってかなり偶然が重なって誕生したって感じね。
マリサ
かなり低い確率の条件がいくつも重なった結果ってことか。
大口
ちなみに、目や翼みたいに、
似た機能が何度も進化することはあるんだけど――
大口
高度な知性に関しては、
そう簡単に何度も出てくるわけではなさそうなんですよ。
大口
さらに、進化って連続して進むわけじゃなくて、
大量絶滅みたいな“リセット”と新たな生命群の台頭を挟むこともあるので
大口
その結果、進化が加速することもあるけど、
逆にやり直しになることもあるわけ。
大口
例えば、環境が安定していて、
特別に頭を使わなくても生きていけるなら――
大口
無理にコストの高い知性を持つ必要はないわけで。
大口
それに、仮に知性があっても、
必ず文明に進むとは限らないしね。
レイム
つまり――
知性は必ず生まれるものではなく
さらに文明に進むとも限らないってことね。
マリサ
だから「見つからない」っていうより、
そもそもそこまで発展した生命自体が少ない可能性があるってことか。
マリサ
その結果、地球人は異星文明を見つけられていないと。
レイム
でも、可能性はゼロではないんでしょ?
大口
もちろんゼロではないね。
大口
ただ問題は――
「見つけられるかどうか」は、また別の話なんですよ。
仮にいても、見つけられるのか?
大口
そもそも――
どうやって文明を探しているのかなんだけど
大口
現在の主な手法の一つが、人工的な電波の探索なのね。
大口
「ただ、最近の通信は外に漏れにくい指向性の高いものや光通信に変わってきていて、
外に漏れる電波が減ってきているので
これが異星文明にも当てはまるんじゃないかって話があるんですよ

※地上波放送からネット配信等への移行
レイム
なるほど。
じゃあ、そういう電波に頼って探しても――
レイム
文明のタイミングが少しズレただけで、
見つけられない可能性があるってことね。
大口
その通り。
大口
一応、「見つけてもらうため」に
意図的に電波を出している可能性もあるけど、
大口
より効率的な通信手段があれば、
そちらに移行する可能性の方が高いよね。
別に探すのは電波を四方に発する文明のみではないし。
マリサ
他の方法はないのか?
大口
いくつかあって、例えばレーザー通信を探す
「Laser SETI」って手法があるね。
大口
ただ、レーザー通信などは指向性が強いから、偶然の検出は難しいんですよ。
レイム
かなり運任せね。
マリサ
他には?
大口
あとは、惑星の大気を分析する方法――
いわゆるトランジット分光だね。

大口
これは生命活動の痕跡や、
人工的な物質を探す可能性があるけど、
大口
ただし観測できる範囲は限られていて、遠方は難しいのが現状だね。
※数百光年規模(目安)
マリサ
じゃあ、遠くの文明は見つけられないのか。
大口
少なくとも現状では、かなり難しいね。
大口
他にも、恒星のエネルギーを利用する
巨大構造物――
大口
さらに、ダイソン球のような巨大構造物を探す方法もあるけど、
ダイソン球の建造自体が色々困難で、
現実的にはかなり難しいと考えられているね。
レイム
なんか、ここまで聞くと――
レイム
むしろ「見つからない方が自然」に見えてくるわね。
マリサ
オチとしては地味だな。
大口
そうでもないよ。
大口
例えば――
人類より少し進んだ文明や、
少し遅れた文明なら、
大口
今回紹介した説では
存在していてもおかしくない可能性はあるんですよ。
レイム
見えていないだけで、存在している可能性もあるわけね。
マリサ
なるほどな。
大口
どちらにしても――
今の段階では、決定的には分からないけどね。
今回のまとめ
・銀河は、生命誕生に必要な条件が揃うまで時間がかかる
・生命が安定して生存できる領域は限られている
・地球の環境は特殊で、生命が必ず知性に進化するわけではない
・現在の技術では、探知にも大きな制約がある
大口
ここまで見てきた通り――
大口
条件は、時間・場所・進化・観測のすべてが揃う必要があるということで、
それがかなり難しいんですよ。
レイム
一つ一つならまだしも、
全部そろうとなるとかなり厳しそうね。
マリサ
しかも「見つける側」にも、
いろいろな制約があるわけだしな。
大口
そういうこと。
大口
ただし今回の話は、
フェルミのパラドックスに対する数ある仮説の一つにすぎないのね。
大口
これが正解というわけでも、
特別に有力というわけでもない点には注意してほしいんですよ。
大口
あくまで、現在の天文学の知見から
こういう見方もできる、という話だからね。
マリサ
なあ、ちょっと気になったんだが――
マリサ
天の川銀河はそうだとしても、
他の銀河なら事情が違う可能性もあるんじゃないか?
大口
そこも面白いところでね。
大口
例えばアンドロメダ銀河でも、状況は同じとは限らないし、
距離が遠いほど、観測は難しくなるからね。
レイム
つまり、分からないだけってことね。
マリサ
じゃあさ――
もう地球に来てる可能性だってあるんじゃないのか?
大口
完全に否定はできないけど、
現時点でそれを裏付ける確かな証拠は確認されていないね。
大口
だからこそ、この問題はまだ“未解決”のままなんですよ。
大口
可能性だけなら、
どこかにいてもおかしくはないからね。
「まだ見えていないだけ」で。
大口
そんなわけで、今回はここまでです。
レイム・マリサ・大口
ご視聴ありがとうございました。
出典
国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/
理化学研究所
https://www.riken.jp/
JAXA
https://www.jaxa.jp/
国立天文台
https://www.nao.ac.jp/
JAMSTEC
https://www.jamstec.go.jp/
NASA(JWST)
https://webb.nasa.gov/
※いくつものページにまたがるのでトップページを表記しています
お知らせ。
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