日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

「可能性」だけで語る報道の問題点

さて、本日はスパイ防止法を巡るマスコミ報道について扱っていきます。


本日の投稿動画
www.nicovideo.jp

youtu.be


元記事
「共感されない理由」が分からないマスコミ
http://ooguchib.blog.fc2.com/blog-entry-582.html

お品書き

報道の論点整理

現実とのギャップは?

各国の対応事例

注意
・この動画は「マスコミ問題」を扱っています

・「マスコミ問題」であり右派・左派等の陣営論争は本題ではありません

・「特定の国との特別な関係」は問題の枝葉です、主問題は業界の体質です

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・リクエストは原則受け付けていません

・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります

・毎週日曜日更新

※以下は動画のテキスト版です




マリサ
中国メディアの取材を受けただけで、摘発対象になる?


レイム
それ本当なの?


マリサ
共同通信で、実際にそういう話が報道されてるんだぜ


レイム
でもそれ、本当ならかなり問題では?


マリサ
実はこれな、「共感されない報道」の典型例でもあるんだぜ。


レイム
どういうこと?


マリサ
今回は、スパイ防止法をめぐる報道をもとに“なぜマスコミが共感されないのか”を扱っていくぜ。


レイム
なるほど


マリサ
今回はマスコミ問題だから、私が解説していくぜ。


マリサ
そんなわけで本編に行くぜ。


報道の論点整理


レイム
それで、共同通信は何がどうなったら「中国メディアの取材を受けただけで、摘発対象になる」なんて言っているの?


マリサ
それなんだが、スパイ防止法成立に反対するいわゆる「市民団体」が、共同の取材を受けた中でそう言っているんだぜ。

「市民が冤罪の犠牲に」と懸念 「スパイ防止法」国会で反対集会
共同通信 2026/03/06
https://news.jp/i/1402577473068041184

高市政権が制定を目指す「スパイ防止法」に反対する集会が6日、国会内で開かれ「市民がスパイの疑いを持たれ、冤罪事件の犠牲になりかねない」との懸念が出た。政府が今夏にも法制定に向けた有識者会議を設置する見通しであることを踏まえ、早期に反対の機運を高める必要があるとの意見もあった。

 陸上自衛隊練馬駐屯地(東京都練馬区)に対する反対運動に長年取り組んでいる池田五律さん(66)は「中国メディアの取材を受けたことがあるが、スパイ防止法ができれば『外国勢力とのつながりがある』と言われかねない」と不安を語った。難民支援など国際的に活動するNPOがスパイのレッテルを貼られることも危ぶんだ。


(要約)
・スパイ防止法に反対集会開催
・市民が冤罪の恐れと懸念
・外国関係で疑い指摘の不安


マリサ
記事を見ると、「中国の取材を受けただけで摘発されるかも」って話になってるんだぜ。」


レイム
え、それって「中国メディアの人と話したらアウト」ってこと?
かなり極端じゃない?


マリサ
そこがポイントなんだぜ。
本来のスパイ防止法は、機密情報を意図して流す行為を取り締まるもので、取材対応だけでスパイ扱いなんてのは、かなり飛躍した話なんだぜ。


レイム
なるほど、話が大きくなってるってことね。


マリサ
ちなみに、この反対運動を主導してる団体は、これまでも自衛隊基地への反対運動を続けてきたところなんだぜ。


レイム
なるほど、立場的に影響を受ける可能性があるってことね。


マリサ
そして次は2026年2月に朝日新聞がスパイ防止法についての危惧を書いている記事なんだが。

スパイ防止法、夏にも議論本格化へ 政府が有識者会議の設置で調整
朝日新聞 2026年2月17日
https://www.asahi.com/articles/ASV2J41K6V2JUTFK00FM.html

 高市早苗首相が制定に意欲を示す「スパイ防止法」について、政府は今夏にも有識者会議を設置する方向で調整に入った。18日召集の特別国会で、インテリジェンス(情報収集・分析)政策の司令塔となる「国家情報局」創設に必要な法律を成立させた後に、スパイ防止法案の具体的な議論を始める見通しだ。

 複数の政府関係者が明らかにした。有識者会議の議論や与党の提言をふまえ、政府提出法案として特別国会の次の国会以降に出すことをめざす。一方、法案の内容次第では国民のプライバシー侵害や、表現、報道の自由への制約につながりかねないと懸念されている。
(後略)


(要約)
・夏にも有識者会議を設置
・法案の具体議論が本格化
・自由やプライバシー懸念


マリサ
法案の内容次第では国民のプライバシー侵害や表現・報道の自由の侵害になりかねないと危惧しているぜ。


レイム
でも、これっておかしくない?
さっきからスパイ防止法のニュース、読んでてすごい違和感があるんだけど。


マリサ
その違和感の正体は、まだ「どんな内容にするか」を話し合う段階なのに、「最悪のケース」を勝手に断定して語ってるからだぜ。
要するに仮定の多段重ねだぜ。


レイム
あ、そうか。
可能性 → 可能性 → 可能性って積み上げて、不安だけを膨らませてるわけね。


マリサ
その通りだぜ。
実体のない不安を煽って、議論を感情論にすり替えてるんだぜ。
そして次は、日弁連がスパイ防止法に危惧している記事だぜ。

「スパイ防止法」は市民の権利を侵害するおそれ 日弁連が慎重な審議を求める意見書を提出
弁護士ドットコム 2026年3月3日
https://www.ben54.jp/news/3258

自民党・日本維新の会・国民民主党・参政党などが制定を求めている「スパイ防止法」について、2月24日、日本弁護士連合会(日弁連)は内閣総理大臣らに対し、慎重な審議を求める意見書を提出した。
(中略)
市民の権利が侵害されるおそれ

意見書は、強化されたインテリジェンス機関の活動がスパイ以外の一般市民に及ぶものとなり、プライバシー権(憲法13条)、思想・良心の自由(憲法19条)、表現の自由(憲法21条)、適正手続(憲法31条)などの権利が侵害されるおそれがあるとしている。

また防衛省における情報保全事案として紹介された中に、スパイ活動による漏えい事案が含まれていないことなどを指摘し、立法提案者は、抽象的な危機感ではなく、現行体制では把握できない具体的事例を示したうえで、増強により何がどのように改善されるのかという立法事実や必要性を合理的に説明しなければならない、としている。

「安易にインテリジェンス機関の統合、増強を図ることは相当でなく、日本における必要性等について慎重かつ十分に検討すべきである」(意見書から)


※立法事実=法を必要とする根拠


(要約)
・日弁連が慎重審議を要請
・市民の権利侵害の恐れ
・必要性の根拠不足を指摘


マリサ
次は日弁連の意見書なんだが、ここでも似たような話が出てくるぜ。


レイム
さっきの流れと関係あるの?


マリサ
むしろそのまんまだな。
「市民の権利が侵害されるおそれがある」って話なんだぜ。


レイム
また「おそれ」ね。


マリサ
そうなんだよな。
しかも挙げてるのが、プライバシーとか思想・良心の自由、表現の自由なんだが


レイム
確かに大事な権利だけど


マリサ
問題はそこじゃなくて、「どういう条件で侵害されるのか」がほとんど示されてないってところなんだぜ。


レイム
あー…つまり、「可能性はあるけど具体的じゃない」ってこと?


マリサ
その通りだな。
で、ここが重要なんだが、これ、さっきと同じ構造なんだぜ。
「こうなったら危ない」って、不安だけを強調してるって点がな。


レイム
あ、また仮定の積み重ねなのね。


マリサ
そもそもここで言ってる内容って、実は今の法律でも解釈次第でいくらでも適用できるぜ。
可能性だけなら、何だって危険に見えるからな。
実際のところ、今の法律にこの「危惧」がどれくらい適用できるかも重要だぜ。


現実とのギャップは?


レイム
それで、「今の法律との関係」って?


マリサ
その前に、他のG7諸国では日本以外すべての国でスパイ防止法やそれに類する法律があるから、それをザックリ説明するぜ。
まずはアメリカからだが。


マリサ
1917年制定の「スパイ活動法」というのがあって、国家防衛に関わる情報を外国に渡す行為を処罰する法律だぜ。
重要なのは「接触」じゃなくて、意図して情報を流出させる行為を取り締まるって点だな。

米国法典第18編第793条 - 防衛情報の収集、送信または紛失
Cornell Law School(英語)
https://www.law.cornell.edu/uscode/text/18/793

要点
「国家防衛に関わる情報を外国に渡す行為を処罰」

ポイント
「ただの接触」ではなく
“情報”+“意図”が必要



マリサ
次はイギリスの2023年に改訂された「国家安全保障法」で、「外国勢力による影響工作・スパイ活動の対策」を目的にしていて、ポイントは、「外国と関係しただけ」ではなくて、外国のために行動しているかどうかなんだぜ。

国家安全保障法2023
legislation.gov.uk(英語) 
https://www.legislation.gov.uk/ukpga/2023/32/notes/division/3/index.htm

要点
外国勢力の利益になる行為かどうかが基準

ポイント
「外国と関係しただけ」ではアウトではない
“外国のために行動しているか”が焦点

マリサ
次はドイツの「国家反逆罪」で、国家機密の漏洩・提供を処罰するものだぜ。
ポイントは、国家機密の保護と、外国への利益供与を取り締まるってところだな。

ドイツ刑法典(DE259)(2013年10月10日改正法まで)
WIPO(ドイツ語)
https://www.wipo.int/wipolex/en/text/462303

要点
国家機密を外国に渡す
国家に損害を与える意図

ポイント
「国家機密」+「外国への利益供与」


レイム
つまり、「接触したかどうか」じゃなくて、「何をしたか」が問題になるって事ね。


マリサ
そうだぜ。
少なくとも、「接触しただけで摘発される」なんて話にはなってないぜ。
最初の報道みたいな話とは、かなり違うんだよな。
重要なのは、国の機密を外国に渡す「行為」だからな。


レイム
なるほど。


マリサ
次にマスコミ報道で指摘していたいわゆる「自由権」の侵害という件に関して何だが、元々日本の既存の法律にも自由権を制限する法律があるんだぜ。
例えば道交法では、

道路交通法
日本法令検索(e-Gov)
https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105

(要点)
事故(リスク)を防ぐために、移動の自由を制限し、飲酒検問(プライバ
シーへの介入)を許容

マリサ
飲酒運転を防ぐまたは抑止のために検問が行われるぜ。


マリサ
他にも、感染症法では

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
日本法令検索(e-Gov)
https://laws.e-gov.go.jp/law/410AC0000000114

(要点)
パンデミックを防ぐために、個人の行動制限や強制的な入院(身体の自由の制限)を認めている

マリサ
感染拡大を防ぐために行動制限が認められているぜ。
また警察官職務執行法では


警察官職務執行法
日本法令検索(e-Gov)
https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000136

(要点)
犯罪を未然に防ぐための「職務質問」は、実質的にプライバシーや時間を拘束するが、公共の安全のために広く認められている


マリサ
警察の職務質問もそうだな。
犯罪防止のために、実質的に行動や時間を拘束することが認められているぜ。


マリサ
つまり、どれもリスクを防ぐために、自由の一部を制限しているんだぜ。
もちろん、誤認や冤罪の可能性がゼロとは言えないが、でも、それだけで全部やめるって話にはならないよな。


レイム
それを言い出したら、ほとんどの制度が成り立たなくなるわね。


マリサ
結局は、リスクがあるかどうかじゃなくてどこまで許容するかの話なんだぜ。


レイム
なのに今回の報道は、可能性があるだけで危険だと強調してる部分があると。
でも、こういう日常の安全対策と、スパイ防止法って性質が違うんじゃない?


マリサ
だから重要なのは「実際に起きている問題に、今の法律でどこまで対応できるのか」なんだぜ。


各国の対応事例


レイム
それって、何か具体的な懸念点とかがあるって事?


マリサ
それを知ってもらうために、実際にスパイ防止法のある国での摘発事例を見てほしいぜ。
まずは2026年2月のフランスの事例から。

仏当局が中国人2人をスパイ容疑で逮捕 民泊にパラボラ設置、軍事情報を本国に送信か
産経新聞 2026/2/5
https://www.sankei.com/article/20260205-K44MF7IG3NKMVGSOAO5J4EHD3Y/

【パリ=三井美奈】フランス当局は、仏南西部ジロンド県でスパイ活動をしていた疑いで中国人2人を逮捕した。仏検察筋が4日、明らかにした。2容疑者は民泊仲介サイトを通じて一軒家を借り、パラボラアンテナを設置。「軍事情報を不正傍受し、中国に送ろうとした」とみられている。

検察筋によると、2容疑者はともに、通信関連企業で無線研究を行う技師として査証を申請していた。パラボラアンテナは直径2メートルあり、近所の人が「アンテナのせいで、インターネットが接続できなくなった」と苦情を訴えたのを機に容疑が浮上。捜査当局は1月31日、民泊を家宅捜索し、アンテナにつながれた情報機器などを発見した。機器は改造され、違法な通信傍受や電波妨害ができるようになっていた。

民泊では、米衛星通信網スターリンクのアンテナや受信装置も押収された。検察筋は関係者の証言などから、2容疑者が「スターリンクの技術を探ろうとした」疑いがあるとみている。スターリンクは、米実業家イーロン・マスク氏が率いる米スペースX社が提供している。
(後略)


(要約)
・中国人2人を仏で逮捕
・民泊にアンテナ設置
・軍事情報送信の疑い

マリサ
軍事基地付近で民家を借りて、改造アンテナで通信傍受や電波妨害を行っていた疑いで逮捕されたケースだぜ。


マリサ
問題はここで、日本だとこういうケースでも、電波法とか軽い罪でしか対応できない可能性があるって点だな。


レイム
ああ、そういえば日本でも自衛隊基地周辺の土地や建物を中国人や韓国人が買って問題化している事例があったわね。


マリサ
次は2026年3月のイギリスの事例で

ロンドン警察は中国スパイの疑いで3人の男を逮捕した。1人は英国議員の夫
AP(英語) March 5, 2026
https://apnews.com/article/china-spying-london-britain-e3746f630c1e9680b49b46165eb577bf

(一部抜粋)
3人のうちの1人が議員の夫ではないかとの憶測から氏名を公表するよう求める声が高まる中、スコットランドの選挙区イースト・キルブライド・ストラザベン選出の国会議員ジョアニ・リード氏は、逮捕された人々の中に夫が含まれていると示唆する声明を発表したが、自身は関与していないと主張した。
(中略)
今回の逮捕は、英国で中国のためにスパイ活動や政治介入を行った容疑で逮捕された人々の一連の事件の最新のものだ。英国諜報機関MI5は11月、中国の工作員がLinkedIn(SNS)や偽装企業を利用して「標的を絞った広範囲にわたる」勧誘・育成活動を行っていると警告する警告を議員らに発出した。

北京はこれらの主張を捏造であり悪意ある中傷だとして強く否定した。

ダン・ジャービス安全保障大臣は、英国当局は中国当局に対し最近の逮捕について苦情を述べたと述べた。

「政府は、中国が英国にとって一連の脅威をもたらしているとの評価を一貫して明確に表明してきた」とジャービス氏は述べた。「英国の民主主義を標的とする中国政府系主体による秘密活動の増加傾向に、我々は引き続き深く懸念している。」


(要約)
・英で中国スパイ容疑逮捕
・議員の夫が関与の疑い
・SNSで勧誘活動の指摘


マリサ
議員の関係者が、中国のために政治介入をしていた疑いで逮捕されたケースだぜ。
SNSを使って人材を勧誘・育成する、いわゆる「影響力工作」ってやつだな。


マリサ
イギリスではこれを「外国の干渉」として処罰できるが、日本だとそもそも対応が難しいんだぜ。


レイム
つまり、中国がSNSをつかって現地工作員をスカウトしていたわけね。


マリサ
これは「政治家が、国民ではない外国の意向で動かされる」ということだから、当然内政干渉だし国民の権利侵害に該当するぜ。
そして最後はフィギュアスケートのアメリカ代表選手に起きた事例で

リュウに衝撃事実!「帰化を拒否して中国スパイからの嫌がらせ」中国から”政治亡命”した米金メダリストの父が英メディアに明かす…一度決めた引退時に「娘はPTSDも抱えていた」
RONSPO 2026.02.27
https://www.ronspo.com/articles/2026/2026022701/

 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得したアリサ・リュウ(20、米国)の父であるアーサー・リュウ氏(61)が中国スパイからの執拗な嫌がらせを受けた過去を英「デイリー・メール」に明かした。中国から政治亡命した父は、2022年の北京五輪前に中国からリュウに帰化の働きかけがあったことを示唆した。それを拒否した後から嫌がらせが始まり、逃れるため避難した合宿生活に嫌気がさしたリュウが一度は引退を決めたという。政治的な苦難をも乗り越え感動の金メダルがあった。
(中略)
リュウ親子の苦難が始まったのは2021年。同メディアによると、習近平の共産主義体制に反対する米国在住の人物たちに嫌がらせし、威嚇する大胆な計画があり、中国の官僚らは秘密の「敵リスト」を作成し、その中に1989年の天安門事件の後に米国へ政治亡命したリュウの中国人の父、アーサー氏も含まれていたという。
(中略)
 もしリュウを説得して帰化させて中国代表にできれば習近平が進めていた「帰化プロジェクト」にとって驚異的なプロパガンダの大成功となる。このタイミングで同じく米国生まれで母が中国人のグーは、莫大な支度金と引き換えに中国代表として北京五輪に出場することを決断している、ただ逆にリュウが帰化を拒否をし、北京五輪の表彰台で、中国の体制への異議でも唱えられれば、世界的な屈辱となりかねなかった。
 父は「接触はあった。それ以上は言いたくない」と、帰化への働きかけがあったことを暗に示唆した。
 当然、拒否。そのことがきっかけとなり中国の嫌がらせ工作が始まったという。
アーサー氏の自宅を訪れた中国のスパイは動きを監視するため隠しカメラを設置し、GPS追跡装置をつける指示を受けていた。
 その後、父はFBIから再度中国のスパイが自宅へ向かっているとの警告の電話を受けた。しかしその時リュウ親子はその中国スパイの嫌がらせから避難するための手を打っていた。
「彼が家へ向かっている時、私たちは飛行機に乗り込んでいた。まるで猫とネズミの追いかけっこだった。映画の中にいるような気分だった」
 2人はコロラドスプリングズにある米国フィギュアスケート連盟の本部へ向かい、翌年2月に控える北京五輪への出発までリュウがそこで生活、練習できるように手配したのだ。だが、リュウは友人や4人の年下のきょうだいと引き離されたことに孤独と不安を感じていたという。
(後略)


(要約)
・帰化拒否後に嫌がらせ発生
・父がスパイ監視被害を証言
・不安で一度引退を決断


マリサ
中国からの帰化要請を拒否した選手や家族が、監視や嫌がらせを受けたケースだぜ。
こういう「国外からの圧力」も、スパイ活動の一種なんだよな。


マリサ
ただ日本だと、こういうケースは対応が難しくて、仮に対応できても軽い罪で終わる可能性が高いんだぜ。


レイム
日本でも似たような話はあるわね。
中国にいる家族が脅されるケースとか。


マリサ
こうして見ると、実際に問題は起きているんだぜ。
でも日本は、それに十分対応できる仕組みが整ってるとはいえないんだぜ。


レイム
これ、結構深刻な問題ね。


今回のまとめ

・複数のマスコミがスパイ防止法に反対

・他国には該当法がある、日本国内の他の法の弊害は無視

・世界中で問題が起きているが日本は対処できず

マリサ
ここで重要なのがな、「スパイ防止法に反対」する事自体は問題ではないんだぜ。


レイム
そうなの?


マリサ
そうだぜ。
日本には言論の自由があるからな。
ただ、主張するのは自由でも、それを納得してもらえるかは別の話なんだぜ。


レイム
ああ、なるほど。
反対するなら、「じゃあどうするのか」も一緒に示さないといけないってことね。


マリサ
その通りだぜ。
今回の報道は、仮定の積み重ねで不安を強調する一方で、具体的な対案がほとんど見えてこないんだぜ。


レイム
確かに、それだと判断しようがないわね。


マリサ
本来なら「反対だけど、こうやって問題に対応するべきだ」って形で示さないと、議論としては成立しにくいんだよな。


レイム
だからこそ、「可能性」だけじゃなくて、現実にどう向き合うか、じゃあ、このままで本当にいいのかという議論をちゃんと進めるのが重要なんだぜ。


マリサ
というわけで本編はここまでだぜ

レイム
オマケが2つあるから、もしよかったらそっちもよろしくね。


大口
おつかれ~。
今回もちょっと小話を。


マリサ
今回はなんだ?


大口
前回のオーストラリアつながりで、オーストラリアの南海岸の変わった特徴について説明するね。


レイム
今回は生き物ではないって事?


大口
生き物にも関係するよ。
まず、このオーストラリア中央部の南海岸って、例えるなら吉幾三レベル100みたいなエリアなんですよ。


マリサ
どういうたとえだよっ!


大口
「地平線の先まで何もない」「隣村まで500キロ」「川も湖もない延々と砂漠」という環境で、人も殆ど住んでいないうえに、夜中に自動車を走らせるとカンガルーやラクダが突撃してきて極めて危険という、すさまじく過酷な環境なんですよ。


レイム
でも、そういう環境なら北アフリカや北米にもあるのでは?


大口
ここからがオーストラリア南海岸の特徴的なところで、陸地はこんな状態なのに、この辺りの海は海洋生物が多いんですよ。


マリサ
あれ?それおかしくないか?


レイム
確か、同じように陸地からの栄養素が乏しい海って、大半が海洋生物の少ない海の砂漠よね。


大口
それがこのエリアは、偏西風の強い風と海の流れの影響で、海底の栄養が巻き上がる構造になっているんですよ。
だから、陸は不毛でも海は比較的豊かという面白い地域なんですよ。


マリサ
ああ、栄養が海に流れ込む川もないし雨も殆ど降らない不毛の地だけど、海はゆたかと。


レイム
凄い極端な地域なわけね。


大口
ちなみに、南米のチリ沖も同じような環境らしいね。


マリサ
そんなわけで今回はここで終わるぜ。


レイム・マリサ・大口
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