変な生き物動画第19回、今回は過去に巨大化した事のある哺乳類を4種類紹介していきます。
本日の投稿動画
www.nicovideo.jp
お品書き
・ディプロトドン
・プロコプトドン・ゴリア
・ジョセフォアルティガシア
・エクウス・ギガンテウス
※以下は動画のテキスト版です
レイム マリサ 大口
ゆっくりしていってね。
大口
お待たせしました、今回は変な生き物動画第19回として、かつて現生種よりもはるかに巨大に進化していた哺乳類4種を紹介していきます。
レイム
大きかったってどれくらいのサイズなの?
大口
4種紹介するのでそれぞれ違うのだけど、軽自動車サイズのウォンバットとか、重量級過ぎてジャンプできないカンガルーとかだね。
マリサ
つまり、体重600トン、体長75メートルの象が出てくるわけだな?
大口
マリサ、怪獣じゃないんだから、そんなサイズじゃそもそも重力に負けて立ち上がれないから。
レイム
マリサの言ってる通りのサイズだと、シロナガスクジラよりも大きくなってしまうしね。
マリサ
なんだ、つまらんぜ。
大口
怪獣サイズはいないけど、現代の似た種とはどれも比較にならないくらい大きいからね。
それじゃあそろそろ本編へ行きます。
ディプロトドン
レイム
このディプロトドンって?
大口
ディプロトドンさんは、今から約160万年前から25000年前頃まで、現在のオーストラリアに生息していた有袋類の仲間で、現生の生き物で最も近いのはウォンバットさんです。
マリサ
大きさはどれくらいなんだ?
Diprotodon optatum
オーストラリア博物館(英語) 23/08/21
https://australian.museum/learn/australia-over-time/extinct-animals/diprotodon-optatum/
オーストラリアの更新世に生息していた巨大なディプロトドン・オプタトゥムは、知られている中で最大の有袋類であり、絶滅した最後の草食性ディプロトドン類でした。ディプロトドンはオーストラリアで初めて命名された化石哺乳類(Owen 1838)であり、大型動物相の中でも最もよく知られた種の一つです。最初の先住民が到着した当時、オーストラリア全土に広く生息し、数千年にわたり共存していましたが、約2万5000年前に絶滅しました。
識別ディプロトドンは、現生の多くの大型草食動物と同様に、がっしりとした体格と大きな腹部を持つ四足動物でした。他のディプロトドン科の動物と同様に、その巨大な頭骨は軽量で、多数の気室を有していました。一部の科学者は、鼻骨(吻部の骨)が後退していたことから、ディプロトドンの胴体は短かった可能性があると考えています。
ディプロトドン目(Diprotodontia)の名前の由来となったディプロトドンは、この目の他のすべての種と同様に、前向きの2本の下顎切歯を持っていた(「di」は「2回」、「proto」は「最初の」、「odon」はギリシャ語で「歯」を意味する)。2本の下の切歯に加えて、上下顎にそれぞれ3本の上の切歯があった。各顎には4本の大きな単純な臼歯があり、各歯に2つの横方向の隆起(lophs)がある。1本の小臼歯(第3)は保持されているが、他は失われている。ディプロトドンはDiprotodontinae亜科に属し、この亜科はZygomaturinae亜科とは、第3小臼歯がより単純である点で部分的に異なり、ディプロトドンでは咬合面から見ると特徴的な馬蹄形の隆起がある。ディプロトドンの臼歯は、同時代のジゴマトゥルスの臼歯よりも冠が高く、より長方形で、大きい。
ディプロトドンの四肢は頑丈で柱状でした。上肢の骨は下肢の骨よりも長かったです。ディプロトドンの特徴的な足は、その体の大きさに対して驚くほど小さく、ウォンバットのように内側に曲がっていました。第2指と第3指は、他の二プロトドン類有袋類やバンディクートと同様に合指類です。体長4メートル弱、体重は最大2800キログラムと、ディプロトドンは巨大ではありましたが、しばしば比較されるカバ(体重最大4500キログラム)やサイ(体重最大3600キログラム)よりも小さかったです。
(中略)
給餌と食事ディプロトドンは、森林、林地、平原を形作る様々な化石堆積層から発見されています。カラボンナ湖で発見された骨格の一つには、腹部にソルトブッシュの残骸が付着していました。ディプロトドンは1日に100~150キログラムもの植物を食べていたと考えられています。ノミのような切歯は、植物を根こそぎにするのに使われていたと考えられます。
その他の行動と適応
ディプロトドンが時折描かれるような大きな群れで移動していた可能性は低い。有袋類が大きな群れを形成することは知られていない。カラボンナ湖で発見された多数の個体は、干上がりつつある水場に一斉に引き寄せられた、より小さな家族集団であったと考えられる。
(中略)
進化的関係ディプロトドン類は、約2500万年前の漸新世後期に初めて出現しました。これらの初期のディプロトドン類は、漸新世後期から中新世前期にかけてのウィニャルディッド類(オポッサムとディプロトドン類の中間の歯列を持つ小型有袋類)の子孫であると考えられており、大きさはヒツジ程度でした。
ディプロトドン・オプタトゥムを含むディプロトドン亜科は、鮮新世・更新世に属するグループです。ディプロトドンは、鮮新世後期に鮮新世の二プロトドン亜科エウリジゴマから進化したと考えられています。歯列に基づく最近の研究では、ディプロトドンにはDiprotodon optatumという1種の変異種しか存在しないことが明らかになっています(Price 2008)。
ディプロトドンの絶滅の正確な理由は未だ不明です。2万年以上もの間、アボリジニの人々と共存していたと考えられるため、「電撃戦」モデル(人類の到来による絶滅)はディプロトドンには当てはまりません。人間の活動は、生息地の変化(「火打ち棒農業」)や、幼獣を対象とした狩猟による緩やかな個体数の減少などを通じて、影響を与えた可能性があります。アボリジニの人々は「大物」を狙う武器を持っておらず、成体のディプロトドンを狙うことはなかったと考えられます。気候変動も重要な要因であった可能性があります。更新世の間、オーストラリアは現在よりもはるかに深刻な干ばつに見舞われ、内陸部の大部分は不毛で、人が住めない、水のない土地でした。
大口
サイズ的には軽自動車クラスで、オーストラリア博物館のページによると、最大種はディプロトドン・オプタトゥム、体長約4メートル、体重は最大で2.8トン、よくカバと比較されるそうだけど、カバは4トン越えなので、カバよりかは少し小さいそうな。
レイム
まあ、生物としてはかなり巨大よね。
大口
食性は現生のウォンバットと同じ草食なのだけど、1日に100~150キログラムもの植物を食べていた大食いと考えられていて、オーストラリアの先住民とは2万年近く共存していたと言われているね。
大口
ちなみに、巨大な割に脚はウォンバットのように内またで、恐らくウォンバットと同じくよちよち歩きだったんじゃないかとも言われているね。
マリサ
そういや、さっき「ディプロトドン科」と言っていたが、ウォンバットとは厳密には別系統って事か?
大口
そこがちょっと複雑で、まずウォンバット科とコアラ科には共通祖先がいて、そこからまず樹上型のコアラ科と地上型のウォンバット科に分かれたのだけど、この2種をウォンバット型亜目と呼ぶのね。
レイム
となるとディプロトドンは?
大口
ディプロトドン科は、コアラと枝分かれしたウォンバット科から更に分岐したディプロトドン科で、系統樹としてはこうなるね。
双前歯目
└─ Vombatiformes(ウォンバット型類)
├─ Diprotodontidae(ディプロトドン科)
├─ Palorchestidae(パロルケスティダ科)
├─ Vombatidae(ウォンバット科)
└─ Phascolarctidae(コアラ科)
マリサ
双前歯目ってのはなんだ?
大口
これはウォンバットとコアラにカンガルー、フクロモモンガ、クスクスなども含めたオーストラリア固有の有袋類の総称ね。
レイム
そのなかで最大種がディプロトドンで、現生で最も近い種がウォンバットって事ね。



プロコプトドン・ゴリア
マリサ
それで、次のプロコプトドン・ゴリアってのは何の巨大版なんだ?
大口
プロコプトドン・ゴリアさんは、今から約250万年前から約1万数千年前頃まで、現在のオーストラリアに生息していた有袋類の仲間で、現生の生き物で最も近いのはカンガルーさんです。
ちなみに重すぎてジャンプ移動できません。
マリサ
それはもはやカンガルーではない何かだぜ。
大口
大きさは推定2メートルから3メートル弱、体重は約200kgから 240kgで、現生最大種がアカカンガルーの体長1.5から1.8メートル、体重約90キロなので、現生最大種よりほぼ一まわり大きい事になるね。
大口
ただ、オーストラリア博物館のページによると、サイズは過大評価されている可能性があり、実際はアカカンガルーより少し大きい程度の2メートルちょっとくらいで、背伸びをすれば3メートルまで届いたんじゃないかと言われていて、それで推定体重は2倍以上なので、相当がっしりした体格だったともいわれているね。
レイム
さっきのディプロトドンと比べるとちょっとインパクトに欠けるサイズね。
大口
まあ、体長だけならね。
マリサ
何か他に興味深い点でもあるのか?
大口
まずサイズに関していうと、カンガルーのような2足歩行体形だと、この大きさが限界サイズ、更にこのサイズになるとそもそも現生カンガルーのようにジャンプして移動する事そのものが不可能で、2足歩行で歩いたり軽く低速でジャンプしていたんじゃないかと言われているね。
レイム
なんか、現生カンガルーの2メートルを超えるような柵を軽々と飛び越えていく姿とはだいぶイメージが違うわね…。
Procoptodon goliah
オーストラリア博物館(英語) 2018年4月12日
https://australian.museum/learn/australia-over-time/extinct-animals/procoptodon-goliah/
更新世のカンガルー、プロコプトドン・ゴリアは、短顔カンガルーの中でも最も極端な種であり、知られているカンガルーの中で最大かつ最もがっしりとした体格をしていた。非常に短く平らな顔と前を向いた目を持ち、両足にはそれぞれ1本の大きな指があった(通常の4本から減少)。それぞれの手には2本の長く爪のある指があり、葉の茂った枝を手の届く範囲に運ぶのに使われていたと考えられる。
識別がっしりとした体格のプロコプトドン・ゴリアは、短頭カンガルー(短顔カンガルー)の中でも最も極端な存在でした。非常に短く深い「短頭」頭蓋と下顎を持ち、眼は部分的に前を向いており(霊長類のような外観をしています)、下顎(歯骨)は巨大で癒合または強直しており、「顎」が発達していました。上下の切歯はどちらも小さく、植物を噛み砕くのに使われていたと考えられます。プロコプトドンの最後の小臼歯は複雑で、萌出が遅れていました。類人猿のようなプロコプトドンの臼歯は短歯(歯冠が低い)で、縦方向のエナメル質襞がさらに発達する傾向がありました。ティム・フラナリーは、これらの臼歯を巨大なアウストラロピテクス類アウストラロピテクス・ボイセイの臼歯と比較しています。
プロコプトドンの前肢は異常に長く、可動性に富んでいた。中指と中指の2本は長く、反り返った長い爪がついていた(葉の茂った枝を掴むための「鉤縄」のような形をしていた)。プロコプトドンの後足は機能的に単指であった。第2、第3、第5中足骨の外側部分が大幅に縮小したため、その遠位端と指骨が失われ、よく発達した第4指が「1本の」指になっていた。この縮小に伴い、指の腱が単純化されていた。足首関節の屈曲は前後の動きに制限されていた。他のステヌリン類と同様に、プロコプトドンの足とかかとの多くの骨要素は、1本指の足を安定させるために、他のカンガルーよりも幅広であった。これは、ほとんどのカンガルーで足のバランスをとるのに役立つ第5中足骨が失われたことと一部関連している。これらの幅広の骨は、指の腱が付着する面積を広げ、後足に強力な弾力を与えました。指の先端には蹄のような爪があり、おそらくこの巨大なカンガルーがより速く走れるように適応したものと考えられます。
注:プロコプトドン・ゴリアの体高は、しばしば約 3 メートルと推定されています。この推定値は、プロコプトドンを含むステヌリン類が長い前肢と尾を支えにして頭上に届くことができた (カンガルーの中でそれができるのはステヌリン類だけです) ためであると考えられます。プロコプトドンの大きさを考えると、地面から約 3 メートル離れた枝に届いたと考えられます。しかし、これは動物の実際の体高を示すために使用される測定値ではなく、3 メートルという数値は過大評価です。通常の直立姿勢では、プロコプトドン・ゴリアの体高は約 2 メートル以下で、大型のアカカンガルーとほぼ同じ体高ですが、体格ははるかに頑丈です (約 2.5 倍の体重)。さらに、プロコプトドンが直立姿勢で伸びて立つ能力は、ステヌリン亜科では背骨を完全に曲げることができなかったため、背骨の構造によって制限されていました。
プロコプトドン・ゴリアは、プロコプトドン属の他の種(プロコプトドン・ラファおよびプロコプトドン・プシオ)に最も近縁です。ステヌリンカンガルーの近縁関係については議論がありますが、現生のシマノウサギワラビー( Lagostrophus fasciatus)と近縁である可能性があります。
(中略)
進化的関係ステヌリナエ科(Sthenurinae)は、カンガルー科(Macropodidae)に属する亜科です。ステヌリナエには、吻部が長い(長頭)タイプと吻部が短い(短頭)タイプの2種類がありました。北部準州のアルクータ基地で発見された長頭のハドロノムス・パックリッジ(Hadronomus puckridgei)は、現在、最古のステヌリナエと考えられています。ステヌリナエの歯は種によって異なり、種間の分岐は更新世よりかなり前に起こったことを示唆しています。これは、他の特徴も並行して進化した可能性があることを意味します。プロコプトドンは短頭のステヌリナエの極端な例であり、長い腕、前を向いた目、そして直立姿勢をしています。
ティム・フラナリー(1983b)は、歯列の類似性に基づき、ステンヌリン(短顔カンガルー)に最も近い現生種は、小型のシマノウサギワラビー(Lagostrophus fasciatus)であると提唱した。シマノウサギワラビーは現在も西オーストラリア州沖の2つの島に生息している。しかし、この説には議論の余地がある。
属の種はすべて更新世に生息しています。プロコプトドン属にはいくつかの種が樹立されていますが、中には無効とされている種もあります。プロコプトドン属の有効な種としては、 P. goliahに加え、 Procoptodon pusioとP. raphaがあります。Procoptodon goliah は、 3万年もの間、アボリジニの人々と共存していたと考えられます。ニューサウスウェールズ州では、アボリジニの人々は今でも、人を襲う大型で長い腕を持つ攻撃的なカンガルーの話を語り継いでいます。その絶滅は、更新世の気候変動によるものと考えられています。
標本棚のラベル裏035 アカカンガルー(頭骨、疾病個体)
生き物・学び・研究センター/京都市動物園 2025年12月8日
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/enjoy/blog/crew-blog/20251208-82620.html
大口
他にも興味深い特徴があって、現生のカンガルーの顔は縦長だけど、プロコプトドン・ゴリアはかなりの短顔で、手が現生種よりかなり長く、目は前を向いていたということで、体重が2倍以上って事もあって、現生のカンガルーとはかなり見た目が違ったようで、顔はマーモットみたいなおじさん顔だった可能性もあるね。
マリサ
体長2メートルオーバーでマーモットみたいなおっさん顔か…。
大口
ただ、蹴りは体重の事もあって現生のカンガルーよりさらに強力だった何て説もあるね。
重すぎて、現生のカンガルーのように尾で体を支えながら両脚で蹴る方式ではなく、片足でサッカーボールを蹴るような方式に近かったんじゃないかという説があるね。



ジョセフォアルティガシア
レイム
このジョセフォアルティガシアはどんな現生種に近いの?
大口
ジョセフォアルティガシアさんは推定体長3から3.5メートル、推定体重最小で500から最大で1500キログラム、約800万年前から300万年前にウルグアイなど、南米大陸の河口域や湿地帯に生息していたとされている、史上最大の齧歯類ね。
マリサ
という事はカピバラの仲間か?
大口
広い意味では近いといえば近いけど、系統樹的にはパカラナという体長50センチ、体重13キロ程度の齧歯類とカピバラの中間的な種なんだそうな。
カピバラとパカラナの見た目の比較はこんな感じね。
Josephoartigasia monesi
Prehistoric-Wildlife(英語) September 22, 2012
https://www.prehistoric-wildlife.com/species/josephoartigasia/
詳細既知の最大の齧歯類の称号は、しばしば近縁種のフォベロミスに与えられます。しかし、ジョセフォアルティガシアの新たな頭蓋骨の発見により、ジョセフォアルティガシアはそれよりもかなり大きいことが明らかになりました。しかし、これらの推定値は、ジョセフォアルティガシアの頭蓋骨の大きさを、より完全な骨を持つ他の既知の齧歯類の頭蓋骨の大きさと比較した上で算出する必要があります。フォベロミスと同様に、ジョセフォアルティガシアは、現在知られている最大の齧歯類であるカピバラよりもはるかに大きかったのです。
ジョセフォアルティガシアは当初、アルティガシア・マグナとして知られていましたが、この種は1966年のJ. C. フランシスとA. モネスによる歯の記述に基づいているだけです。モネスは後に2007年にジョセフォアルティガシア属を作成しましたが、ジョセフォアルティガシアが最大の既知の齧歯動物であることを確定させたのは、2008年にリンダークネヒトとブランコが2番目の種であるJ. モネシを記述したことでした。
ジョセフォアルティガシアは湿地帯に生息し、30センチメートルにも及ぶ切歯を使って草などの植物を食草していたと考えられています。ジョセフォアルティガシアのような大型齧歯類が絶滅した理由は定かではありませんが、ジョセフォアルティガシアの絶滅は「アメリカ大陸大移動」と呼ばれる出来事の後に起こりました。鮮新世末期に南北アメリカ大陸が合流したことで、それまで孤立していた動物同士が混交するようになりました。ジョセフォアルティガシアにとって、これは新たな草食動物だけでなく、新たな捕食動物との競争激化を招いたと考えられます。気候変動も要因の一つであり、鮮新世末期から更新世初期にかけて、地球の気温が低下し、気候が乾燥化しました。このことが湿地帯の縮小につながったと考えられます。大型齧歯類を支えられる生息地がなくなり、別の生態系に適応できなくなったため、ジョセフォアルティガシアのような大型齧歯類は絶滅し、カピバラのような小型齧歯類は生き残ることができたでしょう。
頭蓋骨の長さが53センチ、体重が約1トンと推定されるジョセフォアルティガシア・モネシは、これまでに発見された最大の齧歯動物として歴史に名を残した。
CPG(英語) 2025年12月27日
https://en.clickpetroleoegas.com.br/With-a-skull-measuring-53-cm-and-an-estimated-weight-of-around-1-ton--%2AJosephoartigasia-monesi%2A-made-history-as-the-largest-rodent-ever-discovered./
科学によってこれまでに説明された最大の齧歯動物は、その大きさにおいて現存するどの動物とも似ていない。O Josephoartigasia monesi は、全長 53 センチメートルの非常に保存状態の良い頭蓋骨から特定されました。頭蓋骨の測定と現代の齧歯類との比較に基づき、体重は 1 トン程度と推定され、記録されている最大の齧歯類種として紹介されました。
この発見は南米で行われ、このグループにとって珍しい資料であるほぼ完全な頭蓋骨が基になっている。この頭蓋骨は、巨大げっ歯類の化石記録ではしばしば欠落している部分である。
科学的な説明と化石が発見された場所。
Josephoartigasia monesiの正式な記述は、Proceedings of the Royal Society B 誌に掲載された研究でウルグアイの研究者によって行われました。
研究は、この種をディノミイデ科のテンジクネズミ目齧歯類と特徴づけ、発見された頭蓋骨により、分類学上の識別に加えて、この科が主に単独の歯と下顎骨の断片から知られていた時代には不可能だった大きさの推定や解剖学的観察が可能になったと述べています。
論文では、この化石はウルグアイのサンホセ層に位置付けられている。サンホセ層は、一般的に約400万年から200万年前の鮮新世から更新世の間に割り当てられる層である。
(中略)
頭蓋骨の長さは53cm。カピバラやパカラナと比較。最も印象的な測定値は客観的なものであり、解剖学的説明に記録されています。頭蓋骨の全長は 53 センチメートルです。
これ自体が、ジョセフォアルティガシア モネシの頭部を、現代のげっ歯類の中では比類のない規模に位置づけるものである。
体長の増加の理由として、記事自体では、現生最大の齧歯動物であるカピバラの体重がおよそ60 キログラムであると指摘しているほか、南米に生息する別の大型齧歯動物で、ディノミス科の唯一の現生動物として紹介されているパカラナ (Dinomys branickii) の体重がおよそ15 キログラムであるとも述べている。
この比較は、50センチを超える頭蓋骨を持つげっ歯類について話すことが何を意味するかを説明するのに役立ちます。
科学的にその重さが約1トンであると推定された方法。
「約 1 トン」という体重の推定値は、頭蓋骨以降の骨格が入手できない場合に古生物学で頻繁に使用される方法、つまり現生種で観察される頭蓋骨の測定値と体重の相対成長関係から算出されたものである。著者らは、現生最大の齧歯類と絶滅した巨大動物との大きさの違いにより、現代の大型の同種動物のグループと比較すると推定値の信頼性は低くなると指摘するが、それでも大きさがもたらす生態学的、生物学的意味合いを考えると、概算値を得ることは妥当であると考えている。
この研究では、この種の比較において最も近い現生類と特定されたヒストリックゴナトゥス齧歯類 8 属の 13 標本から構築された新たな相対成長関係に基づき、ジョセフォアルティガシアの推定質量は1008 キログラムであると報告されています。
追加の推定値と結果の範囲
頭蓋骨はほぼ完全であったため、この推定は他の標準的な頭蓋骨測定法を使用して検証できると研究は報告している。
6回の追加測定により、著者らはさまざまな値と平均値を計算しました。
このセットでは、7 つの結果の平均は1211 キロ、標準偏差は753 キロと表示され、計算で各測定値に同じ重量が与えられた場合に得られる変動を反映しています。
(後略)
大口
発掘されている頭蓋骨の化石が53センチもあってかなり巨大なんだけど、この種が大きくなれたのには当時の南米の特殊な環境も関係しているんですよ。
レイム
それは何?
大口
この時期の南米は北米と陸続きになっていなかったので、大型捕食者が肉食有袋類(ティラコスミルス等)の仲間と恐鳥類と呼ばれる飛べない大型の肉食鳥類だったのだけど、この2種とも大型個体を狩るのが苦手だったので、防御目的で大きくなったそうな。
ちなみに、ジョセフォアルティガシアは頭が大きいだけじゃなくて巨大な歯を持っていて、咬合力はサーベルタイガーよりも強かったとも言われていて、当時の南米草食獣最強クラスだそうな。
マリサ
でも絶滅したんだよな?
大口
それは、地殻変動で南北大陸が繋がったことで北米大陸から俊敏で大型のネコ科動物がやってきたせいで、大型であるというメリットがデメリットに変わってしまったからだそうな。
レイム
なるほど。
マリサ
つまりネコ最強ってことだぜ。

大口
ま、まあそれはそれとして…。
ちなみに、名前の由来はウルグアイ独立の英雄であるホセ・アルティガスにちなんでジョセフォアルティガシアなんだって。

エクウス・ギガンテウス
マリサ
で、今度のは何の最大種だ?
大口
エクウス・ギガンテウスさんは、肩高約 2.0から2.2メートル、推定体重1200から1500キロあったとされている、北米に生息していた史上最大級の馬ね。
ちなみに、競争馬が大きめのポニーに見えるくらいのサイズ差があるね。
レイム
あれ?
たしか品種改良された種類だけど、それくらいの馬って今もいなかったっけ?
大口
それはシャイヤー種のことだけど、肩高170から180センチメートルくらい、記録上の最大個体でも190センチくらいなので、エクウス・ギガンテウスの方が30センチ以上高く、体重も200キロ以上重いね。
大口
ただこの種には注意点があって、現在主流の考え方では歯や四肢骨の断片の化石しか発見されていないので、他の近縁種と明確な個体としての差が判明しておらず、「無効な種と見なされることが多い」んですよ。
マリサ
つまりあれだ、歯がでかいだけの異様な出っ歯の馬かUMAって事だな!
レイム
なんでそう極端な方に行くのよ…。
でもまあ、それならそんな馬はいないって事じゃないの?
大口
そこがちょっと複雑で、歯の化石のサイズから「巨大な馬」がいたことは確かだけど、種が断定できていないので、「種不明の大型ウマ」とされているんですよ。
エクウス・ギガンテウス
a-z-animals(英語)
https://a-z-animals.com/animals/equus-giganteus/
(一部抜粋)
エクウス・ギガンテウス(Equus giganteus)は、ブランカ期(地質年代スケールで鮮新世前期にあたる)から約1万2000年前、更新世末期まで生息していた絶滅した馬の一種です。この馬の名前は「巨大な馬」と訳されます。現代の馬よりもはるかに大型だったことを考えると、この名前はふさわしいものです。馬は通常、頭の付け根にある小さなこぶであるキ甲で測られます。このように肩で測ると、エクウス・ギガンテウスの体高は約6.6フィート(約2メートル)だったと考えられます。この種の体高の推定は、1本の歯の化石に基づいています。この歯の化石は、現在最も大型の荷馬の歯よりも大きいことが発見されました。科学者たちは、この歯の化石が若い馬のものか成馬のものかはっきりしないため、この馬は実際よりも大きかった可能性があると考えています。
巨大馬は単に背が高かっただけでなく、体重も重かった。推定体重は約2,600~3,300ポンド(約1,100~1500kg)だったとされる。これは、現代最大の馬種であるシャイヤー馬よりもかなり大きい。シャイヤー馬の平均体重は約2,500ポンド(約1,200kg)である。つまり、最も小型の巨大馬でさえ、現代最大のシャイヤー馬よりも大きかったことになる。
外観
これまで発見されたこの種の化石は断片的であるため、頭部や体の他の部分がどのように見えたかを復元することは困難です。しかし、近縁種である現生馬の化石に基づいて、ある程度の推測は可能です。
モウズイカは、この馬の外観を推測する上で良い例の一つです。この種はがっしりとした体格で、大きくてがっしりとした頭部を持っています。エクウス・ギガンテウスはおそらく肉厚の馬で、鼻先は毛色よりも淡く、下肢はより濃い色をしています。また、古い祖先を持つ多くの現代馬に見られるように、背中に暗い色の毛の線(背縞)が走っていた可能性も高いです。
レイム
つまり、どんな種なのかはよくわからないけど、巨大な「エクウス種」がいたのは確かってこと?
大口
そういう事。
なのでエクウス・ギガンテウスは、厳密には「種が同定」されていない謎の巨大馬ってことね。
マリサ
なるほど。
かつて北米大陸に巨大馬がいた事自体は間違いないと。




今回のまとめ
・巨大ウォンバットのディプロトドン
・巨大カンガルーのプロコプトドン・ゴリア
・巨大齧歯類のジョセフォアルティガシア
・巨大馬のエクウス・ギガンテウス(仮)
大口
今回いろいろな巨大種を見てきたけど、これら種の説明しているところでは、人間の狩猟圧で絶滅したと書かれているところが結構あるのね。
レイム
ああ、古代に人間が絶滅させた種ってマンモスとか結構色々いるしね。
大口
それなんだけど、実は近年異論が出てきていて、「そもそも当時の人類は特定の種を絶滅させられるほどの数がいなかったのでは?」という説があるんですよ。
マリサ
でも、人間の登場時期と絶滅時期は近い事が多いんだろ?
大口
近いと言っても、数万年も誤差がある場合もあるし、最初の方のディプロトドンみたいに、オーストラリアに人類上陸後2万年も生きていた種もいるのね。
レイム
じゃあ人類が原因ではないってこと?
大口
あくまで仮説ではあるけど、環境の変化などで種が衰退し始めて、それが一定ラインを超えたところで人間の狩猟圧に負けたという、複合的な原因なんじゃないかって言われているんですよ。
マリサ
止めが人類って事か?
大口
まあそうなんだけど、いずれ環境変化で絶滅していた種が、人類の登場で絶滅までの期間が早まったって解釈もできるね。
レイム
まあ、大半の生き物は環境変化が主な原因で絶滅している場合が多いし、人類の数が少なかった時期だと妥当な考えかもね。
大口
巨大化しすぎて環境変化に耐えられなかったというのが最も近いかもね。
マリサ
なるほどな。
大口
そんなわけで今回の本編はここで終わります。
レイム マリサ 大口
ご視聴ありがとうございました。
大口
おつかれ~
レイム
今回も結構早かったわね。
前は次の投稿が1年後とかもあったのに。
大口
まあ、今回の内容も結構前から資料のリサーチをしていたからね。
マリサ
じゃあ次回もこのペースでやるんだぜ。
大口
よ、予定は未定。
大口
そんなわけで今回はここで終わります。
レイム マリサ 大口
またいつか~
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番外編マイリスト