さて、本日は韓国戒厳騒動が現在どうなっているかについて扱っていきます。
本日の投稿動画
www.nicovideo.jp
お品書き
・現在の状況
・完全に政争化
・どさくさ紛れに
注意
・この動画は「日韓の価値観の違い」を扱っています・動画のスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです
・相手が不法を働いているからとこちらが不法をして良い理由にはなりません
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たら
どう思うか」という客観性を常に持ちましょう。・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
・リクエストは原則受け付けていません
・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります
・毎週日曜日更新
※以下は動画のテキスト版です
レイム マリサ
ゆっくりしていってね
レイム
さて、今回はマスコミ問題なので私が扱っていくわ。
マリサ
そういやこの件ってあまり話題にならなくなったよな。
まあ、日本とは直接関係がないから当然といえば当然か。
レイム
それなんだけど、まあ戒厳令そのものは韓国の国内問題だけど、尹政権がそこに至るまでに何をしてきたかに関して、場合によっては朝鮮半島有事が発生して日本も大迷惑を被る事態になっていたかもしれない疑惑が出ているのと、李政権がどさくさ紛れに独裁国家みたいなことをやり始めているのよ。
マリサ
日本じゃもう殆ど話題になっていないから知らなかったが、そんなにとんでもない事になっているのか?
レイム
一応、日本のメディアも様々な動画も前者はそこそこ伝えているけど、後者を伝えているところは少ないわね。
マリサ
なるほど。
レイム
そんなわけでそろそろ本編へ行くわね。
現在の状況
マリサ
で、実際問題どんな日本に関係するかもしれない疑惑が出てきたんだ?
レイム
これはまだ疑惑の段階で裁判結果が出たわけではないのだけど、次を見てほしいわ
内乱特検「尹前大統領の戒厳の目的は反対勢力の粛清」
東亜日報 December. 15, 2025
https://www.donga.com/jp/article/all/20251215/6011998/1尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による昨年12月3日の「非常戒厳」宣布をめぐる内乱事件を捜査している趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(特検)チームが、尹氏が非常戒厳を宣布した動機について、「自身の政治的反対勢力を粛清する目的だった」と結論づけたことが分かった。当時野党だった「共に民主党」はもとより与党だった「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)前代表など、自身の意思に反する勢力を合法的な令状なしに逮捕・拘束するための違法な戒厳だったということだ。
趙氏は15日、尹氏の非常戒厳宣布の動機や最初の準備時期などを含む捜査結果を、自ら発表する予定だ。特検は6月18日に捜査を開始し、3度の期限延長を経て、12月14日、約半年に及ぶ捜査を終えた。
特検は、尹氏が2023年10月、呂寅兄(ヨ・インヒョン)前国軍防諜司令官と朴安洙(パク・アンス)前陸軍参謀総長(戒厳司令官)を昇進させた前後から、軍を動員した戒厳を念頭に置いていたと結論づけた。さらに昨年10~11月には、北朝鮮・平壌(ピョンヤン)付近に無人機(ドローン)を送る作戦で南北間の緊張を高め、非常戒厳の大義名分をつくろうとしたというのが特検の見方だ。
(要約)
特検は、尹錫悦前大統領の非常戒厳は反対勢力を粛清する目的だったと結論づけた。尹氏は軍を動員した戒厳を準備し、野党や与党内の反対派を違法に拘束しようとしたとされる。さらに、平壌付近にドローンを送る作戦で南北間の緊張を高め、戒厳の大義名分を作ろうとしたと判断された。
レイム
「特検は、尹錫悦前大統領の非常戒厳は反対勢力を粛清する目的だったと結論づけた。尹氏は軍を動員した戒厳を準備し、野党や与党内の反対派を違法に拘束しようとしたとされる」「さらに、平壌付近にドローンを送る作戦で南北間の緊張を高め、戒厳の大義名分を作ろうとしたと判断された」と書かれているわ。
マリサ
そういや2024年に北が「韓国がドローンを送り込んできた」とクレームを入れていたが、それって尹政権が北を挑発して戒厳令の口実にしようとしていたってことか?
レイム
あくまでまだ疑惑の段階だけど、徐々に信憑性が出てきているのよ。次を見ると
尹前政権で対北朝鮮ビラ無断散布か 政府直轄部隊の調査開始=韓国
聯合ニュース 2025.12.05
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20251205000700882【ソウル聯合ニュース】韓国の国軍心理戦団が尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権時代に上級部隊に報告せず対北朝鮮ビラ散布作戦を行った疑惑について、国防部が事実関係の調査に乗り出したことが5日、分かった。同戦団は、ラジオや拡声器、ビラなどを用いた対北朝鮮心理戦を担当する国防部直轄の部隊。
韓国軍によると、国防部の調査本部は先ごろ心理戦団の前団長と現団長を呼び、作戦報告の有無やビラ散布のいきさつなどを調べた。
今回の調査は安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官の指示で行われた。
これに先立ち、心理戦団出身の予備役兵士は韓国メディアに対し、2023年10月から昨年12月初めまで上級部隊への報告なしに北朝鮮に向けて宣伝ビラを散布し、事実上北朝鮮の攻撃を誘導しようとしたと証言した。
対北朝鮮ビラ散布を巡っては、一部のメディアが「北朝鮮が韓国に向けてごみなどをぶら下げた風船を飛ばす前に、韓国軍が先にビラ散布などで北朝鮮を挑発した」という趣旨の記事を掲載していた。
尹前大統領は昨年12月3日に「非常戒厳」を宣言したが、戒厳の名分をつくるために北朝鮮にビラを配布したとの疑惑が持たれている。
(要約)
尹錫悦前政権下、国軍心理戦団が上級部隊への報告なしに対北朝鮮ビラを散布した疑惑について、韓国国防部が調査を開始した。元隊員の証言によれば、北朝鮮の反撃を誘発して「非常戒厳」宣布の名分を作る狙いがあったとされる。昨年12月の戒厳に向けた意図的な挑発行為だった疑いがあり、軍の調査本部が真相解明を進める。
レイム
「尹錫悦前政権下、国軍心理戦団が上級部隊への報告なしに対北朝鮮ビラを散布した疑惑について、韓国国防部が調査を開始した」「元隊員の証言によれば、北朝鮮の反撃を誘発して「非常戒厳」宣布の名分を作る狙いがあったとされる。昨年12月の戒厳に向けた意図的な挑発行為だった疑いがあり、軍の調査本部が真相解明を進める」と書かれているわ。
マリサ
ああ、噂とかではなくて、既に軍が実態調査を始めているのか。
レイム
というより、既にこの件で起訴されているわよ。
更に他にも、尹錫悦氏は元々「共に民主党」による妨害で国政がマヒしたという件を戒厳の主な原因と主張していたのだけど、調査の過程で次のように
尹前大統領が1年以上前から「非常戒厳」準備 権力独占するため=特別検察
聯合ニュース 2025.12.15
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20251215001500882【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件と外患の疑惑を捜査する特別検察官チームは15日、捜査結果を発表し、尹氏が2023年10月以前から昨年12月3日の非常戒厳の宣言を準備していたとして、武力で政治的反対勢力を除去し、権力を独占・維持するために内乱を起こしたと結論付けた。同チームは半年におよぶ捜査を終えた。
尹氏は非常戒厳の宣言当時、国民向け談話などで24年4月の総選挙後に国会で弾劾や独裁的な立法、予算削減が相次いだことなどを非常戒厳の理由に挙げた。
しかし、特別検察官チームは尹氏が就任当初から戒厳の宣言などを行う大統領の権利「非常大権」について複数回言及しており、23年から水面下で作業を進めていたと判断した。
尹氏は22年11月、当時の与党「国民の力」執行部との夕食会で「私には非常大権がある。私が銃殺されることになるとしても全て排除してやる」と発言したことが分かった。
また、これより前の22年7~8月ごろ、尹氏が総選挙後に戒厳を計画しているという話を聞いたとする司法機関元高官の証言も得られた。
特別検察官チームは、尹氏らが23年10月に軍の人事を控え「非常戒厳を(人事の)前と後どちらにするか」を検討していたことを把握。この時から非常戒厳の準備が本格化したとみている。
(後略)
(要約)
特別検察官チームは、尹錫悦前大統領が昨年12月の非常戒厳を1年以上前から組織的に準備していたと結論付けた。動機は武力による政治敵の排除と権力の独占であり、2022年の就任直後から「非常大権」に言及。軍人事の掌握を経て計画的に内乱を企てたと判断された。半年に及ぶ捜査により、周到な準備の全容が浮き彫りとなった。
レイム
「特別検察官チームは、尹錫悦前大統領が昨年12月の非常戒厳を1年以上前から組織的に準備していたと結論付けた」「動機は武力による政治敵の排除と権力の独占であり、2022年の就任直後から「非常大権」に言及。軍人事の掌握を経て計画的に内乱を企てたと判断された。半年に及ぶ捜査により、周到な準備の全容が浮き彫りとなった」と書かれているわ。
マリサ
というか、単に尹氏の大統領就任直後から「共に民主党」が国政の妨害していたってだけじゃないのか?
レイム
それなんだけど、「共に民主党」が国会とかで色々と嫌がらせをし始めたのは2023年後半頃からで、特にひどくなり始めたのは2024年からだから、就任直後からだとすると時系列のつじつまが合わないわけね。
マリサ
なるほど。
でももし挑発が成功していたら、場合によっては第二次朝鮮戦争もあり得たって事だよな。
レイム
まあ可能性は低いでしょうけど、そういう事よ。
それと、就任直後から戒厳令を考慮していたっって話が事実だとすると、金建希夫人や自身への様々な金銭疑惑より前って事になるから、本当の動機が気になるけどね。
完全に政争化
マリサ
まあ、あの件が色々ととんでもないって事はわかったが、次の政争化ってどういうことだ?
韓国は常に政争状態じゃないのか?
レイム
それに関してなのだけど、「共に民主党」が戒厳騒動の件を自分達の党の勢力拡大のために全力で利用してきているのよ。
次の朝鮮日報の社社説を見ると
12月3日「国民主権の日」 祝日にするなら大多数の国民の同意が必要だ【12月4日付社説】 非常戒厳1年
朝鮮日報 2025/12/04
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/12/04/2025120480051.html昨年12月3日の非常戒厳令から1年を迎え、李在明(イ・ジェミョン)大統領はこの日を「国民主権の日」とする考えを示した上で「国民の祝日とし、国民が1年に1回はこの日を思い起こすことが重要だ」と述べた。12月3日を国の記念日として休日に指定し、これを国民が祝う日にするという。与党・共に民主党からも「12月3日の民主化運動記念日指定を党の方針として採択した」と明らかにした。
韓国国民が戒厳令を終わらせたその意味合いは決して小さくない。わずか6時間の騒動だったが、韓国軍兵士が一部動員され、国会で対峙(たいじ)するなど危険な状況も発生した。国格が下がる事態だったが、大規模な流血事態などはなく当時の大統領が弾劾され、社会が正常に戻ったことは誇りに思ってもよいだろう。
しかしそれでもこれを国の記念日・祝日にすべきかは疑問が残る。これまで多くの国民が民主化のため血を流したが、民主化記念日は祝日になっていない。また歴史的にもっと大きな意味のある4・19、5・18、6・29も法定休日ではない。
韓国の祝日は国慶日、旧正月、秋夕(チュソク、旧暦8月15日)などだ。三・一節や光復節は独立を記念し、顕忠日は殉国先烈に敬意を表する日だ。旧正月、秋夕、花祭り、クリスマスなども全ての国民が記念し祝う日だ。慶祝日と休日を法律で定めるのであれば、与野党が合意し国民の大多数が共感する日にすべきだろう。一部の政党が勝手に決めるべきことではない。
(要約)
李在明大統領は、昨年の非常戒厳から1年を機に12月3日を「国民主権の日」として祝日化する意向を示した。これに対し社説は、他の重要な民主化運動も祝日ではない現状を指摘。休日の指定は一部の政党が独断で決めるべきではなく、与野党の合意と国民の広範な共感が必要不可欠であると批判的に論じている
レイム
「李在明大統領は、昨年の非常戒厳から1年を機に12月3日を「国民主権の日」として祝日化する意向を示した」「これに対し社説は、他の重要な民主化運動も祝日ではない現状を指摘。休日の指定は一部の政党が独断で決めるべきではなく、与野党の合意と国民の広範な共感が必要不可欠であると批判的に論じている」と書かれているわ。
マリサ
これの目的はなんだ?
レイム
後で詳しく扱うけど、戒厳令当時の与党で現在最大野党の「国民の力」そのものを戒厳令の共犯と印象つけて、政治の世界から完全排除しようとしているのよ。
次の2つの記事を見ると
映画『非常戒厳』、12・3非常戒厳1周年に合わせて封切り
朝鮮日報 2025/12/04
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/12/04/2025120480043.html【NEWSIS】12・3非常戒厳から1周年となる12月3日、ソウル市内のある映画館で、12・3不法非常戒厳事態を題材にしたドキュメンタリー映画『非常戒厳』(キム・シウ監督)の上映情報が掲示されているところ。
「12・3ダークツアー」をする禹元植国会議長 /ソウル
朝鮮日報 2025/12/04
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/12/04/2025120480093.html【NEWSIS】3日午後、ソウル・汝矣島の韓国国会で、「あの日12・3ダークツアー」が行われた。写真は昨年12月3日の非常戒厳宣布時にフェンスを乗り越えた現場を訪れた禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長。写真=国会写真記者団
レイム
「ソウル市内のある映画館で、12・3不法非常戒厳事態を題材にしたドキュメンタリー映画『非常戒厳』(キム・シウ監督)の上映情報がおこなわれた」「韓国国会で、「あの日12・3ダークツアー」が行われて、フェンスを乗り越えた現場を訪れた禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長がそこを訪れた」と書かれているわ。
マリサ
というか、あれだけ大きな事件があったんだからこれくらいはおかしくないのでは?
レイム
まず、映画を作成した監督が「共に民主党」支持っぽいうえに映画の内容も「共に民主党」の主張に近い内容で、もともとプロパガンダ色の強い映画を作る傾向のある人物なのよ。
あと、この国会議長も元は「共に民主党」の議員だった人物で、露骨に「共に民主党」寄りの議会進行をして、「国民の力」系の人達から度々非難されている人物ね。
マリサ
ああ、元々がどっちも政治的に俯瞰的な視点が存在していないのか。
レイム
そもそもね、戒厳令以降の韓国って国内が完全に二分していて、「敵か味方か」という二元論状態なので、次のように
「戒厳解除1周年」「我々が尹錫悦」…また街頭に出てきた市民=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.04 10:32
https://japanese.joins.com/JArticle/341760氷点下4度だった午後2時ごろ、冷たい風が激しく吹く中でも、法衣だけを着た僧侶8人やユーチューバーなど約50人が国会前の歩道を埋めた。愛国歌(韓国の国歌)を斉唱し、米国の国歌を流して星条旗に敬礼をした後、集会参加者らは「李在明(イ・ジェミョン)を裁判しろ」「大庄洞(事件)控訴放棄を特検しろ」など、それぞれの要求を書いたカードを手に「狂犬を棒で叩いて捕まえよう」「国民よ、目覚めろ」などと叫んだ。集会に参加したジンさん(60代)は「(尹錫悦前大統領は)国を救うために正当に戒厳をしたが、こうした部分はメディアで報道されないので自ら訴えるために来た」と語った。
午後3時ごろ、集会参加者は250人(警察非公式推算)に増えた。「我々が尹錫悦(ユン・ソクヨル)だ」と叫んだチェさん(29)は「統計学が専攻だが、選挙であり得ない結果が出て、人生がまるごと否定される気がした」とし「デモに没頭するべきだと考え、大統領選挙後に退社した後、積極的に参加している」と話した。
(中略)
一方、非常行動側は午後7時から国会議事堂駅の6番出口付近で共に民主党、祖国革新党などと共に「12・3内乱外患生産と終息、社会大改革市民大行進」行事を開いた。李在明大統領はこの日の集会に金民錫(キム・ミンソク)首相とともに参加すると明らかにしたが、この日午後、警護問題を懸念して参加しないことにした。市民は氷点下5度の寒い天気の中でも路面に座って現場で集会を続けた。退勤後に光化門(クァンファムン)から汝矣島(ヨイド)に来たというキムさん(25)は「1年前にも国会に来たが、その時と今日の雰囲気は天と地の差」とし「戒厳1年よりも戒厳解除1周年と見るのが正しいと考える」と言って笑った。
この日の晩、市民は「内乱清算」「国民主権回復」などと書かれたカードや応援棒などを持っていた。汝矣島が職場というイさん(32)は「戒厳の当日は会食があって出てこなかった。仕事が忙しくて集会にもほとんど参加できなかった」とし「1年が経過し、罪悪感もあって退勤後に来た。できるだけ最後まで参加しようと思う」と話した。
(要約)
非常戒厳の解除から1年を迎えた12月3日、ソウルでは対立する市民集会が開かれた。国会前では尹錫悦前大統領を支持する層が戒厳の正当性を主張し、李在明大統領への糾弾を展開。一方、夜には野党や市民団体が「内乱清算」を訴える行事を行い、解除1周年を祝った。極寒の中、当時の騒乱を巡る国民の評価は二分している。
レイム
「非常戒厳の解除から1年を迎えた12月3日、ソウルでは対立する市民集会が開かれた。国会前では尹錫悦前大統領を支持する層が戒厳の正当性を主張し、李在明大統領への糾弾を展開」「一方、夜には野党や市民団体が「内乱清算」を訴える行事を行い、解除1周年を祝った。極寒の中、当時の騒乱を巡る国民の評価は二分している」と書かれているわ。
マリサ
つまり、韓国では今でも尹氏を支持する層と「共に民主党」支持者が争っているって事か。
レイム
ここでややこしいのが、「国民の力」内も 分裂していて、尹氏を支持する派閥と支持しない派閥、中立的な派閥があるうえに、「共に民主党」が「国民の力」そのものを排除しようとしているのに対し、李大統領は排除はしないと言っているけど、実際には「国民の力」の支持しない派のみを排除しないと言っているだけで、とくに支持派は戒厳令に関与しているいないに関わらず排除する気満々なのよ。
どさくさ紛れに
マリサ
というか、李大統領は現状何と言っているんだ?
レイム
それに関しては、2025年12月15日に李大統領が何と言ったかを見ればわかるわ。
李大統領「現在も内乱鎮圧中」…「先に清算、後に統合論」公式化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.04 08:12
https://japanese.joins.com/JArticle/341744李在明(イ・ジェミョン)大統領は12・3非常戒厳1周年の3日、「内乱事態は現在も進行中」とし「(現在も)鎮圧の過程とみるべき」と述べた。「鎮圧」については「最後までして終えなければいけない」と話した。最終段階にある3大特検に続いて与党が追加で特検を提起する状況で、事実上「先に清算、後に統合」基調を公式化したという評価が出ている。
李大統領はこの日、ソウル竜山(ヨンサン)大統領室で発表した対国民特別声明と質疑応答で「私的な野心のために憲政秩序を破壊し、さらに戦争まで画策したその極悪非道は必ず審判を受けるべき」と述べた。就任宣誓当時と同じく「正しい統合は必須」と述べたが、傍点が打たれたのは統合よりも「内乱清算」だった。李大統領は「統合が縫合を意味するのではない」とし「『すべて伏せていこう』という場合があるが、これは統合でない」と語った。「100個を盗んだ泥棒に統合の名分として『50個ずつだけ盗め』『一緒に行こう』と、このようにいうのは統合でない」とも話した。
戒厳1年を迎えて李大統領が内乱清算をさらに拍車をかけるという兆候はすでに表れていた。李大統領は1日、国軍心理戦団の対北朝鮮ビラ散布状況に言及した転役軍人のインタビューを自身のX(旧ツイッター)で共有し、「あちこちに隠された内乱行為を放置すればいつか必ず再発する」と投稿した。李大統領は同日、政府部処の公務員らに「12・3不法戒厳は国家の根幹がかかる事案であるため最後まで必ず明らかにして処理するという立場を明確に持って業務に臨む」と訓示した。翌日の国務会議では「ナチ戦犯」に言及して厳罰を注文した。大統領室内部でも「予想できなかった」という反応が出るほど強いメッセージだった。
(後略)
(要約)
李在明大統領は戒厳事態1周年に「内乱は現在も進行中で鎮圧過程にある」と述べ、徹底した清算を最優先する姿勢を明確にした。統合論を掲げつつも、不正を覆い隠す妥協は統合ではないと強調。追加特検や厳罰発言を通じ、「先に清算、後に統合」という基調を公式化した。
レイム
「李在明大統領は戒厳事態1周年に「内乱は現在も進行中で鎮圧過程にある」と述べ、徹底した清算を最優先する姿勢を明確にした」「統合論を掲げつつも、不正を覆い隠す妥協は統合ではないと強調。追加特検や厳罰発言を通じ、「先に清算、後に統合」という基調を公式化した」と書かれているわ。
マリサ
つまり、李大統領は「今でも内乱(戒厳令の陰謀)」は続いているという体で、「国民の力」の党としての勢力を弱体化させて無力化しようとしているって事だな。
レイム
彼の態度を見ていると、「先に清算、後に統合」ってそういう意味にしか受け取れないのよ。
この状態で与党「共に民主党」は
違憲論議の「内乱裁判部法」、与党主導で国会通過
東亜日報 December. 24, 2025
https://www.donga.com/jp/article/all/20251224/6026020/1昨年12月3日の「非常戒厳」をめぐる事件を担当する「内乱専担裁判部」の設置法案が23日、与党「共に民主党」主導で国会を通過した。違憲論議の中でたびたび修正された同法案は、事実上、大法院(最高裁)が策定した専担裁判部設置の例規と内容が同一となったが、同党が法案処理に固執した結果、かえって尹錫悅(ユン・ソクヨル)前大統領らの内乱裁判を遅らせる口実を与えたとの指摘が出ている。
国会は同日、本会議で「内乱・外患・反乱犯罪等の刑事手続きに関する特例法」(内乱専担裁判部設置法)を賛成175、反対2、棄権2で可決した。野党「国民の力」の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表が前日から憲政史上最長となる24時間のフィリバスター(議事妨害)で法案阻止に乗り出したが、「共に民主党」は国会法に則って討論を強制終了させ、採決で法案を通過させた。「国民の力」は採決に参加しなかった。
(中略)
「国民の力」の崔宝允(チェ・ボユン)首席報道担当は論評で、「民主党はついに自ら歴史の罪人となる道を選んだ」とし、「立法権力で裁判の結果を設計しようとする試みであり、それ自体が憲法秩序に正面から背く選択だ」と批判した。さらに「包装紙を何重に替えても違憲の本質は消えない」とし、「民主党の『場当たり的修正』は、自ら問題があると認めた自白にすぎない」と断じた。
(要約)
昨年12月の非常戒厳事件を扱う「内乱専担裁判部」設置法が、与党・共に民主党主導で国会を通過した。違憲論議で修正を重ねた結果、最高裁例規と同内容となったが、野党は立法による裁判介入だと強く反発し、裁判遅延を招くとの批判も出ている。
レイム
「昨年12月の非常戒厳事件を扱う「内乱専担裁判部」設置法が、与党・共に民主党主導で国会を通過した」「違憲論議で修正を重ねた結果、最高裁例規と同内容となったが、野党は立法による裁判介入だと強く反発し、裁判遅延を招くとの批判も出ている」と書かれているわ。
マリサ
これってつまり、「共に民主党」が「内乱専担裁判部」の人事に介入し、好き勝手裁こうとしているって事でいいのか?
レイム
少なくとも、韓国最高裁はそう判断したようで、次を読むと
共に民主「内乱専担裁判部」に先手打つ韓国最高裁、ソウル高裁に判事を無作為に割り当てる「内乱裁判部」設置
朝鮮日報 2025/12/19
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/12/19/2025121980038.html裁判所行政処長「共に民主党修正案、依然として違憲の要素が大きいため代案作成」
論議呼んだ「判事推薦」排除…与党は予定通り法案上程か韓国大法院(最高裁判所)が内乱事件の二審を専門に審理する裁判部をソウル高等裁判所に設置すると18日に明らかにした。与党・共に民主党が「内乱専門担当裁判部設置法」修正案を提出したのにもかかわらず違憲性を巡る議論が巻き起こったため、司法府が「無作為割り当て」の原則を守りつつ、内乱裁判を速やかに進行できる案を先に出したものだ。
(中略)
今回の例規について、大法院は「国民と国会の懸念を解消するために作った例規だ。以前から適用されてきた事務分担と事件割り当ての無作為性を維持しつつ、迅速かつ公正に裁判を進行することができる」としている。千大燁(チョン・デヨプ)裁判所行政処長(大法官)は同日、国会法制司法委員会に出席し、共に民主党の修正案について、依然として違憲的であり、憲法上の法律とシステムが定めた裁判官による裁判を受ける権利を保障できていない。大法院例規案は違憲性を取り除いた代案だ」と述べた。共に民主党案は、裁判部推薦権を全国裁判官代表会議などに与えるもので、依然として違憲の要素があると指摘されている。だが、共に民主党は大法院例規とは関係なく23日に内乱専門担当裁判部設置法を国会本会議に上程する方針だ。ただし、大法院例規を考慮して法案内容を調整する可能性はある。
(要約)
韓国大法院は、共に民主党の法案に先んじて、内乱事件の二審を専門に扱う裁判部をソウル高裁に設置する例規を策定した。与党案に含まれる「判事の推薦制」が違憲となる懸念があるため、従来の「無作為割り当て」を維持しつつ迅速な審理を行う代案を提示。これに対し民主党は、例規を考慮しつつも法案可決を強行する構えだ。
レイム
「韓国大法院は、共に民主党の法案に先んじて、内乱事件の二審を専門に扱う裁判部をソウル高裁に設置する例規を策定した」「与党案に含まれる「判事の推薦制」が違憲となる懸念があるため、従来の「無作為割り当て」を維持しつつ迅速な審理を行う代案を提示。これに対し民主党は、例規を考慮しつつも法案可決を強行する構えだ」と書かれているわ。
マリサ
これってつまりどういうことだ?
レイム
これはね、「共に民主党」案だと「裁判官の選出プロセスに人為的な恣意性が入り込む」可能性が高くて「特定の判決を下しそうな人物を意図的に選ぶことが可能」だから、先手を打って新設する裁判部にも「無作為割り当て」を維持させたわけ。
マリサ
ああ、「共に民主党」が何をしたいかが見え見えだったから先手を打ったと。
レイム
ただ、以前も触れたけど既に韓国の裁判所の要職に「共に民主党」の息のかかった裁判官がかなり入り込んでいて、李大統領やその関係者、「共に民主党」関係者の裁判で次々と無罪判決が出ているけどね。
今回のまとめ
・戒厳令は大統領就任時点で計画されていた疑惑
・戒厳令の捜査が政敵排除の道具に
・李大統領が司法介入を続けている
マリサ
というか、日本じゃあまり話題になっていないが、もしかして今韓国の政争ってかなり大変な事になっているのか?
レイム
それがね、ここまで露骨な事は流石に少ないけど、何もかもが政争化して法が機能しないって、韓国では頻繁に起きている事なのよ。
マリサ
そうなのか?
日本のニュースじゃ殆ど扱わないから知らなかったぜ。
レイム
というより、政権が変わると司法関係者がその政権寄りに変わるというのも、以前から起きていた事で、他にも公共放送の幹部が実質的に総入れ替えになったり、政府系組織のトップや研究機関のトップが入れ替わるなんてのも日常よ。
レイム
そのせいで、尹政権で大統領府が国防部庁舎へ移転されていたのが、李政権でまた青瓦台に戻ったりしているし。
マリサ
韓国って、大統領があらゆる事柄に干渉できるんだな。
権限強すぎだろ。
レイム
というかね、戒厳令直後の動画でも説明したけど、韓国は形式的な民主主義ではあるけれど、実態は「法」より「国民情緒」や「時の権力が掲げる正義」が優先される、いわゆる徳治主義的な側面が強いのよ。
マリサ
でも、さっき大法院が政府案に抵抗してるって言ってたよな? それは法治が機能してるんじゃないのか?
レイム
そこがこの問題の複雑なところでね。
大法院の抵抗も、純粋な「司法の独立」を守るためなのか、あるいは最高裁に残っている「国民の力」寄りの判事たちによる、新政権への組織的な抵抗なのか、はっきり言って不明で、 2025年12月現在の韓国では、何が「法的な判断」かではなく、誰が「正義の審判を下す権利」を持つかの争いになっているのよ。
マリサ
その結果が今回のようなことに繋がっていると。
レイム
そんなわけで、今回の本編はここで終わるわ。
レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。
大口
おつかれ~。
今回は年末年始のスケジュールについてお知らせです。
レイム
今回もお休みがあるのよね。
大口
予定では、2025年の動画投稿は今回を最後とし、次回更新は次回2026年1月11日を予定しています。
同じくブログの方もマスコミ問題を扱う「暇つぶしにどうぞ」は次回更新が2026年1月5日を、日韓問題(初心者向け)のほうは、2026年1月7日の更新を予定しています。
マリサ
とりあえず、来週はブログも動画もお休みって事だぜ。
大口
まあ、何か突発的にあればブログ等で書くかもしれませんが、その辺りは不明です。
レイム
そんなわけで今回はここで終わるわ。
大口
皆さま、本年はご視聴ありがとうございました。
レイム マリサ 大口
よいお年を~
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