さて、本日は前回の記事後に資料を再検証した結果、記事で書いた内容といくつか矛盾点や違和感が出てきたので、その辺りについて書いていきます。
初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。
ブログ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由 - 日韓問題(初心者向け)
注意
・このブログは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています
・当ブログのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです
・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません
・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらどう思うか」という客観性を常に持ちましょう
・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください
前回の動画でも説明したように、統一教会は既に宗教としては「終わった存在」であるため、現状もK-POPに直接的に関与しているとは考えにくいが、調べて行くと韓国政府が「第二の統一教会」のようなもの狙っていると思しき痕跡がいくつかある。
まずいわゆるK-POPファンはかなりのリソースを割いて再生数と音楽コンテンツDLの水増しを行い、またファン同士で資金を出し合って自主的にK-POPグループの広告を出すなど、グループに対して盲信に近い献身を行っており、通常の芸能ファン層とは明らかに異なっている。
更に、上記のような行為に否定的な意見が出て来ると、集団で攻撃して謝罪させるという行いを繰り返すうえに、それどころか「韓国に対する全肯定以外認めない、という態度を取る事が多く、ある種の「カルト的」特徴が見て取れる。
※本文中のリンクは引用の元記事、或いはウェブアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。
1:韓国政府の目的
まず統一教会のK-POPに対する影響力を考えた場合、文鮮明存命中は過去記事で書いた通り、K-POPに対して大きな影響力を持っていたのは間違いないですが、再度資料を調べてみると2013年以降に影響力のあった事例を客観的に確認できませんでした。
実のところ、現状の統一教会は政治団体としての役割以外、韓国政界から期待されていないというのが実態のようなのです。
そして次に、韓国が行うK-POPの宣伝や売り込み方法見ると、非常に特徴的なものがいくつもあることがわかります。
まずはこちらの記事から
「韓国ロス」解消法の写真募集 横浜総領事館がイベント
聯合ニュース 2022.08.01
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220801003300882
記事では「韓国の〇〇のファン」ではなく、「韓国のファン」という前提で話が進んでいるわけですが、つまりは韓国に対する全肯定を前提としているわけです。
そしてこれがおかしいのは、たとえば他の国のコンテンツを考えてもらえばわかりますが、「国そのものに対するファン」という前提が成り立つことが明らかに不自然なのです。
たとえば日本でも人気の高い文化コンテンツとしてアメリカの事例がありますが、では「アメリカという国そのもののファン」という考え方の人がどれだけいるでしょうか?
中にはそういう人もいるにはいるでしょうが、それは明らかに少数派の「変わり者」であり、大抵は「アメリカの〇〇のファン」という人が大半でしょう。
しかし韓国の場合、「韓国そのもののファンになる事」を韓国側が韓国のコンテンツを好きな人に要求しているのです。
また次の事例では
「アラッソです」「ちょっとメプタ」…日本の10-20代の半数が韓日ミックス語を使用
朝鮮日報 2022/08/14
https://web.archive.org/web/20220814194706/https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/08/12/2022081280122.html
看板・メニューなど日常生活でも韓国語交ぜて使用
7月26日午後、東京・原宿駅から徒歩5分の竹下通り。あるラーメン店の前に立てられていた看板に、夏限定メニューのトマトラーメンの写真と共に「チンチャうまい ちょっとメプタ」という日本語が書かれていた。「チンチャうまい」は韓国語の「チンチャ(本当に)」の片仮名表記に日本語の「うまい」を合わせた言葉で、「本当にうまい(おいしい)」という意味だ。「ちょっとメプタ」は、日本語の「ちょっと」に韓国語「メプタ(辛い)」を片仮名表記にして「少し辛い」ことを表している。どちらも韓国語を交ぜて書いた日本語でメニューを説明しているのだ。このラーメン店は東京・大阪などにある16店舗で夏メニューをこのように宣伝しているそうだ。
韓国ドラマやKポップなどの韓流コンテンツが日本を席巻し、日本の10-20代を中心に「韓日ミックス語」が広がりつつある。韓日ミックス語とは、日本語と韓国語を交ぜて使う新語を意味する。「アラッソです(分かりました)」「マジ コマウォ(本当にありがとう)」「チンチャそれな(本当にそうだよね)」などだ。「キヨい(かわいい)」「デバい(大当たりだ、すごい)」なども流行している。
インターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS、交流サイト)を中心に盛んに使われていた韓日ミックス語が、今や街や日常生活へと領域を広げている。帝塚山学院大学の稲川右樹准教授は講談社のウェブマガジン「現代ビジネス」に「(韓日ミックス語の拡散という)この現象から読み取れる最大の変化は、日本における『韓国語という言語の大衆化』だ」「彼ら(BTSやTWICEに夢中な現在の中高生)はまさに身の回りに韓国語コンテンツが当たり前に存在する環境で生まれ育った」と語った。
世界各国に合計5億人の会員を抱えているグローバル外国語学習アプリケーション「Duolingo(デュオリンゴ)」が今年4月、日本で実施・発表したアンケート調査によると、日本のZ世代(15-24歳)の約46.7%が「普段の生活の中で、自身もしくは周りの人が韓国語(フレーズや単語)を使っている」と答えた。特に10代は約83.7%が「学校や職場での友人や同僚」に対して韓国語を使っている」と答えた。デュオリンゴ・ジャパンでは「Z世代が実際によく使っている、あるいはよく聞く韓国語は『アンニョンハセヨ(こんにちは)』『サランヘヨ(愛しています)』といったなじみのある言葉に加え、韓国ドラマによく出てくる言葉も多い」「韓国コンテンツが日々使う言葉に影響を与えていることが推測される」としている。自分や周囲の人々がよく使う韓国語としては「チンチャ(本当に)」や「オットケ(どうしよう)」「シンギパンギ(すごく不思議、びっくり)」などが挙げられた。
韓日両国は交流が多く、両国の言葉は文法がよく似ているため、これまでも言葉を交ぜて使う事例が多かった。だが最近日本で流行している韓日ミックス語は新しい言葉の作り方が以前とは違うという。文法通りに韓国語と日本語を交互に使う程度ではなく、韓国語を日本語の文法に合わせて形容詞化したり動詞化したりしているということだ。韓国外国語大学日本研究所が発刊した日本研究では「従来の韓日ミックス語は在日韓国人や在韓日本人、留学生の間で使われていたため、文法の順序通りにつなげられることがほとんどだった。しかし、最近流行している単語は文法の順序から外れた形もよく見られる。これは韓日ミックス語が若者言葉としての役割が強まっていることを示すものだ」と分析されている。
東京=チェ・ウォングク特派員
日本語に韓国語を混ぜて使う事を「ファンに求めている」のです。
グローバル言語の英語ならまだしも、韓国語にはそうした汎用性もなく、いわゆる日本語における「横文字」のような役割はできませんし、これも「韓国の全肯定」の一種であることがわかります。
また以前も引用した次の記事のように
【寄稿】日本人は本当に韓国が好きなのか
朝鮮日報 2022/06/11
https://web.archive.org/web/20220611000244/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/11/2022061180009.html
最悪となった韓日関係
相手を説得する最善の方法は
地元のスーパーで韓国商品の販促イベントを見た。「韓国」という看板を制作して天井に設置し、韓国の飲食物を紹介する掲示物も張られていた。日本でよく目にする光景だ。今や日本で韓国食材は日常生活に溶け込んだようだ。キンパ、ビビンパ、トッポギ、冷麺、プルコギ、チャプチェ、コチュジャン、韓国のりなど、スーパーに行けば韓国食材はいくらでもある。テレビをつければ韓国ドラマが放映されている。台詞も韓国語そのままだ。学生たちはK-POPに合わせて踊り、カフェでは韓国の歌が流れている。韓国の歌手たちはよく日本にやってくるし、その客席は日本人でいっぱいだ。
民族の自尊心が満たされ胸が熱くなる。テーハンミングク(大韓民国)!しかしすぐ気がかりになる。日本人は本当に韓国が好きなのか。それなら日本政府はなぜ歴史問題で謝罪しないのか。なぜ徴用被害者への賠償を拒否するのか。
この矛盾を説明するためによく使われるのが「本音と建前」理論だ。「日本人は表向きは韓国が好きなふりをするが、本当は韓国が嫌い」ということだ。本当に? 実際は好きでもないのに無理に韓国食を口にし、ドラマを見る? どう考えてもおかしい。そこから出てくるのが、「政治家-国民分離論」だ。日本国民は韓国に友好的だが、日本の政治家たちのせいで韓日関係が悪化したというのだ。はたしてそうか。
現在、徴用問題や慰安婦問題に関して日本国内ではほぼ共通認識が形成されている。日本の5大新聞は左右のイデオロギーに関係なく、「最近の韓日関係悪化の一次的な原因は韓国にある」とどこも社説で主張している。左派系の野党でさえ「まずは韓国側が問題を解決すべきだ」としている。世論調査の結果をみても日本国民の約3分の2は徴用と慰安婦問題については政界やマスコミと意見が同じだ。
日本人は矛盾だらけなのか。この問題の答えを探すために同じ質問を自分たちにしてみたらどうか。
韓日関係が悪いのは昨日今日の話ではない。過去十数年にわたり日本に対する好感度は最悪だった。しかし日本を訪れる観光客は多い。コロナ前の日本への観光客は全体で年間ほぼ3000万人だったが、うち約700万人が韓国人だった。コロナによる規制が解除され日本ツアーはまた飛ぶように売れている。日本が嫌いと言いながら韓国人はなぜ日本に旅行に行くのか。
韓日関係が最悪となったここ数年の韓国の対応も日本人にはミステリーだ。国際政治の舞台で他国が韓国の言い分を聞かない場合、よく使われる手段が輸出禁止だ。通常は「制裁」といわれるが、簡単に言えば韓国の商品を使うなということだ。太平洋戦争が起こる直前、日本に対して米国が使った手段も「輸出禁止」だった。相手に経済的な苦痛を与え、それによってこちらの言い分を聞かせる外交手段の一つだ。
ところが韓国政府の高官は「竹槍を持とう」と言いながら輸出禁止はしなかった。政府次元で日本に打撃を与えるような措置は事実上全くなかった。当時の韓国ではビールや衣料などの消費財で市民によるボイコット運動が行われただけだった。
https://web.archive.org/web/20220610235859/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/11/2022061180009_2.html
日本のビールを飲まなければ日本経済に打撃になるのか。アサヒビールを生産するアサヒグループの年間売り上げは20兆ウォン(約2兆1000億円)だが、韓国に輸出される日本のビールを全て合計してもわずか数百億ウォン(数十億円)だ。それでもしばらくストップしていた輸入もわずか2年で元に戻った。素材、部品、装置で独立すると言いながら、日本からのこれらの輸入は増加を続けている。
「今度こそ韓国が世界で本当に日本経済に打撃を与えるのでは」と内心緊張していた一部の日本人も、最近は「韓国で騒がしい反日は日本に対してではなく彼らが国内で争う時に使うスローガンだったようだ」と受け取っている。全く理解できないからだ。「竹槍」を持つと言いながらそれを実際に振り回すことはなかった。
文化に対する韓国側の態度も日本人には矛盾だ。日本のテレビに韓国語が登場すると喜ぶのに、韓国の地上波で日本のドラマは見ることができない。韓国のガールズグループに歓声を上げる日本の若者を見ればうれしいのに、韓国では日本語の一つの単語でも入った歌はラジオで聴けない。日本で韓国語の看板を見ると気分がいいが、韓国で「おでん」「寿司」は不純な言葉で、純化の対象とされている。韓国は「韓日の文化交流を増やそう」と言っているが、日本人からすると韓国は一方的に文化を輸出するだけではないか。
今後も日本人が韓国の歌をたくさん聴き、キムチをたくさん食べたからといって韓日の以前からの外交問題に日本政府が立場を変えることはないだろう。問題の本質が違うからだ。だからといって軽々しく「政治家-国民分離論」を主張すべきでない。日本人の大多数が韓国人と考え方が違うことを認め、日本人に直接こちらの立場を説明する積極的な姿勢を持つべきだ。
同時に韓国も心を開かねばならない。相手を説得する最善の方法はまず相手の声に耳を傾けることだ。こちらは閉じているのに「お前たちは耳を傾けよ」と言うようでは前に進まない。交流は双方向でなければならない。韓国も日本に心を開く準備ができていなければならない。それが対等な韓日関係の基礎になるはずだ。
日本の帝国主義が滅んでからすでに77年が過ぎた。「十年一昔」を8回繰り返したわけで、これは当時生まれた赤ん坊が白髪の老人になるほどの長い歳月だ。今後は韓国人も「日本人は韓国が好きなのか」と問うのではなく、韓国人自らに問うべきだ。「韓国人は日本人が好きなのか」、あるいは「日本を好きになる準備ができているのか」と。
張富承(チャン・ブスン)関西外国語大学国際政治学科教授
韓国人は韓国の物を好む日本人に対し「日本人は本当に韓国が好きなのか。それなら日本政府はなぜ歴史問題で謝罪しないのか。なぜ徴用被害者への賠償を拒否するのか」という疑問を持つと書かれています。
こうした事例からわかるのは、彼らが「韓流やK-POPなどを好きになるのならば、韓国の全てを肯定しなければならない」と考えている事がわかるわけです。
そしてこのことは特に不思議な事ではなく、以前から説明しているように彼らは非常に独特な「正しさの概念」を有しています。
※独特の正しさの概念
彼らの正しさの概念は独特であり、根拠を必要としない。
また「この世には最初から一つの正しさが存在する」と考えられており、自分はその正しさを常に選択していると考える傾向にある。
そして正しさ同士がぶつかった場合には、(曲解でも捏造でもその件と全く関係なくともなんでもいいので)相手の劣等性を指摘する事でそれを自己の正しさの担保とする。
また相手の劣等性を指摘した時点で自身が指摘された問題は相手の問題にすり替わる。
【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 前編 - ニコニコ動画
【日韓問題】日韓で異なる「正しさ」の概念 前編 - YouTube
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韓国社会では「記憶の改変」が起きているわけではない? - 日韓問題(初心者向け)
彼らは「この世の中には唯一の正しさ」が最初から存在していると考えており、自身はその正しさを常に選択しているという前提で思考するため、「韓流やK-POPのファンであるなら韓国の全てを肯定し全てを好きならなければおかしい」と考えるわけです。
またこれも以前紹介したことがありますが。
李容洙ハルモニ、正義記憶連帯理事長に会い「水曜集会は支持するが方式変えねば」
朝鮮日報 2020/07/04
https://web.archive.org/web/20200705025557/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/07/04/2020070480005.html
「韓日青年交流のため
慰安婦歴史館活性化が必要」
日本軍慰安婦被害者・李容洙(イ・ヨンス)さん(92)が3日、市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の李娜栄(イ・ナヨン)理事長と2回目の面会をし、「水曜集会は支持するが、方式の変化がなければならない」と語った。
大邱市の慰安婦被害者支援団体「挺身隊ハルモニ(おばあさん)と共にする市民の会(市民の会)」はこの日午前11時、同市南区のある喫茶店で、李容洙さんが国内慰安婦団体の代表4人と会ったことを明らかにした。李娜栄理事長と市民の会のソ・ヒョクス代表、「日本軍慰安婦ハルモニと共にする馬昌鎮(馬山・昌原・鎮海)市民の会」のイ・ギョンヒ代表者、「日本軍慰安婦ハルモニと共にする統営・巨済市民の会」のソン・ドジャ代表が参加した。
市民の会によると、李容洙さんは同日、李娜栄理事長に「水曜集会は支持するが、方式の変化がなければならない。地域団体がある昌原・釜山・統営・巨済でまず進めよう」と提案したという。水曜集会参加については「健康(体)が許す範囲内で、直接または映像で参加する形式で共にする」と言ったとのことだ。
李容洙さんはまた、「韓日青年世代交流のため、地域別の慰安婦歴史教育館活性化が必要だ。(慰安婦被害者生活施設)『ナヌムの家』を『京畿道広州、日本軍慰安婦歴史館』に名前を変え、歴史館内に教育館を設置するべきだ」と主張した。また、「少女像を最終的には東京の真ん中に建てて、行き来する人々がみんな謝罪できるようにしなければならない」とも言った。
一方、ソウル市鍾路区は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3日午前0時から同区中学洞の旧日本大使館近くでの集会を禁止すると発表した。同区関係者は「最近、水曜集会と対抗勢力による集会の参加者の間で対立が深まり、『ソーシャル・ディスタンス』(社会的距離・感染防止のため人と人の間に距離を取ること)やマスクの着用、名簿作成など防疫上の規則が守られていないため、集会禁止措置を下した」と説明した。
韓国で最も影響力のある「韓国政府認定の慰安婦被害者」である李容洙という人物が、「少女像を最終的には東京の真ん中に建てて、行き来する人々がみんな謝罪できるようにしなければならない」と発言しています。
これも韓国内で広く受け入れられている考え方で、ここから解るのは韓国人の中で「日本の罪は世代を超えて連座する」という考え方が一般的に違和感を持たれていないという事です。
そして次にこれも以前紹介したことのある記事ですが
韓流広がる国への管理行うべき、外交問題大討論会
中央日報 2005.11.25 19:17
https://japanese.joins.com/JArticle/70031
25日、
外交通商部では「
外交問題大討論会」が開かれた。「21世紀の外交力量を強化するためのビジョンと課題」というテーマのもと、今後、韓国の外交が進むべき方向について話しあった。
ソウル大国際大学院・李根(イ・グン)教授は、基調提案で、だと指摘した。李教授は「米国を頂点とする世界管理の下位体制にあるが、韓国も管理を行うべき地域を探さなければならない」とした。韓国に友好的な国家を捜し出し、韓国に似ている情緒・考え方を共有する地域に育成、発展させるべきだとのこと。
李教授は「韓流が流行る地域を中心に、韓国に友好的な国家グループが形成されている」とし「文化・経済・教育・人的交流・人権伸張など韓国の軟性権力(soft power)をきちんと活用すべき」と話した。討論に参加した中央(チュンアン)日報・金錫煥(キム・ソクファン)論説委員も「韓流ベルト作りに注目、ソフトパワーを拡散させるべき」と同意した。
半面「李教授の主張は50年先の話であり、現段階で採択できる内容ではない」(洪鉉翼・世宗研究所委員)、「他の国への管理や、リーダーシップの行使に触れるのは早すぎる」(チェ・アジン延世大国際大学院教授)という反論もあった。
元々韓国は韓流を広める動機として「韓国に友好的な国家を捜し出し、韓国に似ている情緒・考え方を共有する地域に育成、発展させるべきだ」という提案がされています。
また次の事例を読むと
日本政府との関係梗塞… 対日「公共外交の再活性化」の推進
マネートゥデー(韓国語) 2021.03.31
https://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2021033110210550794
外交部が日本政府との関係改善の糸口を模索するため、日本の民間から『親韓派』を増やす対策を検討していることが分かった。
慰安婦被害者問題などの歴史問題で両国の関係が行き詰っていて、
YouTubeなどを活用した公共外交で
嫌韓感情を緩和しようというもの。
公共外交とは、政府間の疎通と交渉過程を称する伝統的な意味の外交とは対比される概念で、外国人を対象にした国家的な広報活動のこと。
31日、政府部処などによれば、外交部は『ツートラックを基調に踏まえた年内の対日公共外交再活性化の可能性に対する研究』の依頼を、来る4月から5月まで推進する計画である。外交部は研究用役の問題として歴史問題やコロナ19の長期化などを取り上げ、「韓日関係の根幹となる民間交流の萎縮や相互不信が深まった」とし、「対日公共外交再活性化の機会を模索する必要がある」とし、研究の背景を説明した。
文在寅政権は韓日関係について、歴史問題と未来発展の方向を分けて解決して行くという『ツートラック』戦略を維持してきた。だがしかし、歴史分野での対立が激しく、効果はあまりなかった。鄭義溶外交部長官が就任してから50日以上経つが、茂木利光外相と電話1本もできないほど、韓日外交当局間の関係は冷ややかな状態である。
研究報告書には、日本で線路に落ちた酔っ払いを助けようとして死亡した故イ・スヒョン義人の20回忌(1月26日)、東日本大地震10周忌(3月11日、東京オリンピック(7月23日~8月8日)などを取り上げ、『主要なタイミングに合わせ、韓国および日本国民の反感を最小化する方向で提案すべき』なという目標が掲げられた。
チョン長官の前任である康京和元外交部長官の時に出たアイデアも、極力検討の対象になるものと見られる。日本側の輸出規制で実現できなかった2018年の韓日文化・人的交流の活性化TF結果報告書のうち、現在でも有効な公共外交のアイデアを修復して、現時点でも合うように発展させるという方針である。デジタル化の傾向とコロナ禍に応じた非対面の傾向を考慮すて、ユーチューバーなどと協力する案も検討の対象になる。
また民間交流の活性化は、必ずしも政府間のこう着状態が打開されると可能なものなのか、それともむしろ政府間のこう着状態の解消に一部分貢献できるのかも研究の対象となる。
外交部の当局者は、「全般的に外交部も公共外交を強調していて、方案を考えながらサービスを推進することになった」とし、「コロナ禍による制約により、YouTubeやSNSなどで最大限民間と疎通を強化できるか考え中」と述べた
韓国が現状の日韓対立を解消するため、韓国外交部がYouTubeやSNSなどを活用し、「韓国好き」増やすことで問題を解決しようと、活動を始めたという記事です。
ここで不思議なのは、韓国文化コンテンツを拡散しそういったものを好きになったところで、これまで韓国が行ってきた国際法違反が「無かったこと」になるわけではないという事です。
それなのになぜこんなことをしているかといえば、韓国側は「韓国のマイナスイメージを韓国の肯定的なイメージで上書きしよう」としているのです。
もっと乱暴な書き方をすれば、韓国を全肯定する「韓国ファン」を増やすことで、ファンたちによって内側から問題提起そのものをできなくさせてしまおうという事です。
関連記事
【社説】国家的課題に浮上した「韓国嫌い」解消 朝鮮日報 2008/08/16
http://web.archive.org/web/20080828034009/http://www.chosunonline.com/article/20080816000012
これら事例から韓国社会が「韓国の全てを受け入れ全肯定することを求めている」という事と、「日本人は罪の民族である」という考え方を持っているという事がわかります。
そしてこれは統一教会の教義とそっくりなのです。
ではそれだけ統一教会が韓国社会や韓流に影響を与えているのかといえばそれは違います。
むしろ逆で、韓国社会にこうした考え方が根付いているからこそ、統一教会のあの教義ができたという事なのです。
こうした事例を再度調べていて気付いたのは、韓国政府は統一教会が過去に担っていた役割を統一教会のように極端化しない形で、韓流やK-POPに求めているのではないかという事です。
要するに彼らは、日本をメインターゲットに、そしてそこを足掛かりとして全世界に、韓国を全肯定し、かつ日本人達に自ら「自分達は罪の民族である」と認めさせることを韓流やK-POPに求めているというわけです。
2:ファンの極端な献身
そしてこれは「ウリとナム」の概念と根っこが同じです。
※ウリとナム
ウリ(自分達)ナム(それ以外)
自他の境界が非常に曖昧な概念であり、彼らはウリである場合自身と全く同じ正しさと感情を共有しており、「ナム」はそれ以外、或いは正しさを理解しない劣等な相手と認識される。
また、このウリの範囲はその時の都合で自身を中心に拡大縮小する。
韓国人独特の「ウリ」と「ナム」という概念 - 日韓問題(初心者向け)
【日韓問題】韓国独特の「ウリ」と「ナム」の概念 前編 - ニコニコ動画
【日韓問題】韓国独特の「ウリ」と「ナム」の概念 前編 - YouTube
ウリとナムの概念において、「ウリ」とは自他の境界が曖昧になり「ウリ認定した相手は自身と全く同じ価値や感情を共有しないといけない」という考え方です。
なので韓流やK-POPが好きであるという時点で「ウリ」と認定されるので、同時に彼らの価値観や好みも全て共有し全肯定しなければならないと考え、「韓国が好き」という人達にそうした振る舞いを要求するようになります。
この彼らの要求を裏付けるものとして、以下のような事例が挙げられます。
大好きなアーティストを1位に ストリーミング回数を操作する熱狂的ファンたち
BuzzFeed News 2018年10月25日
https://www.buzzfeed.com/jp/blakemontgomery/spotify-billboard-charts-1
こうした不正は、高い評価を受けている
ビルボード・チャートの信頼性を損なう恐れがある。ファンによるキャンペーンが高度化すればなおさらだ。
ビルボード・チャートは長い間、ミュージシャンの成功度を測る絶対的な基準として君臨してきた。しかし、ニッキー・ミナージュらが怒りを爆発させたことで浮き彫りになったように、ストリーミングサービスの影響力の拡大がチャートを一変させている。熱狂的なファンがデータを操作できるようになったのだ。
韓国のボーイバンド「BTS(防弾少年団)」がアルバムをリリースした際には、全世界に数百万人いるスーパーファンがビルボード・チャートの1位を目指し、高度なキャンペーンを展開した。
「BTSアーミー」と呼ばれるファンたちの戦略を大まかに説明しよう。まず、米国のファンが音楽ストリーミングサービスのアカウントをつくり、Twitterや電子メール、インスタントメッセージプラットフォーム「Slack」で、他国のファンたちにログイン情報を送る。そして、ログイン情報を受け取ったファンが、BTSの曲をストリーミングし続ける。
多くの場合は2つ以上のデバイスを使い、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)を利用することもある。VPNを利用すれば、世界中に散らばる複数のサーバーを経由させることで、トラフィックのルートを変更し、位置情報を「偽造」できる。米国のファンが有料アカウントの料金を支払うことができるよう、募金活動を主催するファンもいる。
デジタルメディア分析会社MIDiAリサーチのマネージングディレクター、マーク・マリガンは、「ポップミュージシャンのスーパーファンたちは長年、このようなことを行っています」と話す。
「しかし、スーパーファンが1つの曲をノンストップで聴くことにしたからといって、それが偽造と言えるのでしょうか? もしそうだとしたら、1つの曲を何回連続で聴けば“偽造”と見なされるのでしょう?」
あるBTSのファングループは、Spotifyのログイン情報を1000以上ばらまいたと主張している。実際よりも多くの人が米国でBTSの曲をストリーミングしているように見せかけ、Spotifyチャートで、BTSのアルバム「LOVE YOURSELF 轉 'Tear'」の順位を押し上げることが目的だ。Spotifyチャートは、ビルボード・チャートで考慮される。
ビルボードは2012年、ストリーミング音楽をチャートに加算し始めた。そして2018年5月、「Hot 100」(シングルチャート)と「Billboard 200」(アルバムチャート)におけるストリーミングの比重を変更したと発表した。
「Spotify Premium」や「Apple Music」のような有料サービスの場合、約1250回のストリーミングが、アルバム1枚の販売と同等になる。無料サービスの場合は通常、約3750回のストリーミングが必要だ。
BTSはビルボード・チャート1位を目標に掲げており、5月に「LOVE YOURSELF 轉 'Tear'」がリリース1週目で「Hot 200」を制し、9月には「LOVE YOURSELF 結 'Answer'」が同じ偉業を成し遂げた。
「事態をまとめると、こういうことです。『@BTS_tw』のファンたちは、クリス・ウーのファンたちがボットやVPNを使っていると非難していました。彼がiTunesチャートで1位になったことが気にくわないためです。
いっぽうでBTSのファンは、米国Spotifyアカウントを米国外のファンのためにつくり、ボットを使ってYouTubeでストリーミングを行い(YouTubeによって暴露されている)、他人が曲を購入するための費用を出しています」
ストリーミング回数の操作はどんどん拡大しているが、ドレイク級のアーティストにどれくらい影響を与えることができるかは不明だ。しかしこうした不正は、たとえ影響はごくわずかであっても、高い評価を受けているビルボード・チャートの信頼性を損なう恐れがある。ファンによるキャンペーンが高度化すればなおさらだ。
ハリー・スタイルズのファンは2017年、TumblrのアカウントとVPNを武器に、ファーストソロシングルやアルバムのプロモーションを行ったが、BTSのファンはさらに一歩踏み込み、今後のファンたちが献身的な愛を証明するためのテストをつくった。
これは米国だけの出来事ではない。韓国でも、チャート操作の申し立てが相次ぎ、韓国の国家行政機関、文化体育観光部が調査に乗り出す事態へと発展した。
BuzzFeed Newsが取材のために何人かと接触した後で、ファンたちには、記者と話をしないよう警告するツイートが投稿され、8000回以上リツイートされた。同様の警告を発する別のツイートも2000回以上リツイートされた。
Spotifyアカウントの共有に関するツイートを削除するファンも現れ、自己弁護のダイレクトメッセージを送ってきたファンも数十人いた。
Spotifyに質問状を送り、現在講じている対策を尋ねてみたが、回答は得られなかった。ただし、利用規約では、「Spotifyまたはそのライセンサーが適用する各地域制限の回避」は禁止されている(無料アカウントを作成した地域以外でストリーミングが行われた場合、2週間後にアカウントは無効になる)。
また、「他人にパスワードを提供することや、他人のユーザーネームおよびパスワードを利用すること」も禁止されている。これらに違反した場合、アカウント停止または一時停止の処分を受ける可能性がある。
Apple MusicとBTSの関係者にも何度か取材を申し込んだが、コメントは得られなかった。世界3大音楽レーベル兼音楽配信会社であるワーナーミュージック・グループ、ユニバーサル・ミュージック・グループ、ソニーミュージックも同様だった。
しかし、本当の意味で効果的な対策を講じなければ、偽アカウントで同じ曲を連続ストリーミングし、再生回数を押し上げる行為はなくならず、ビルボード・チャートは不正の温床になると専門家は口をそろえる。
ペンシルベニア大学でマーケティングの教授を務めるピーター・フェーダーは、「Spotifyで気軽に再生回数を押し上げる行為が常態化すれば、ビルボード・チャートは破綻に追い込まれるでしょう」と警鐘を鳴らす。
同氏は音楽業界を広く研究しており、1999年のNapster訴訟では、専門家証人として証言台に立った。
「音楽ファンはSpotifyに依存し始めています。チャートだけでなく、どのアーティストを聴くべきかというアドバイス、業界のトレンドまで、Spotifyに頼ればいいと考えているのです」
業界大手が詳細なデータを公表していないため、どれくらいのファンがお気に入りのミュージシャンのために不正な戦術を用いているかはわからない。また、そうした戦術がビルボード・チャートに実質的な影響を与えているかどうかもわからない。
ビルボードはBuzzFeed Newsの取材に応じなかったが、チャートおよびデータ開発担当シニア・バイスプレジデントのシルビオ・ピエトロルオンゴは7月、「ワシントン・ポスト」紙の取材に対し、ビルボードは「市場状況に」対応していると述べていた。
「私たちは、音楽消費者の動向を確実に反映するため、ダウンロード、それ以上にストリーミングに、かなり素早く対応していると思います。ただ、それがどのような結果を生むかについては、私にはわかりません」
売り上げ追跡サービスを提供するニールセンと全米レコード協会(RIAA)は対策を講じていると主張しているが、いずれも具体的な手法は明かしていない。35年にわたってRIAAの売り上げデータを監査している会計事務所ゲルファント・レナート・フェルドマンにも何度か取材を申し込んだが、コメントは得られなかった。
ペンシルベニア大学のフェーダー教授は、「測定基準が存在するところには必ず、それを操作する方法を考え出す人々がいます」と述べる。「測定基準がゲームを生むのです」
そうしたゲームによって、チャートのランキングやストリーミングの回数が不正にさらされていると証明されたわけではないが、業界の沈黙が疑問を投げ掛けていると指摘するのは、ジャーナリストのマーカス・トビアセンだ。同氏は、音楽ストリーミングサービスの「TIDAL」が、有名アーティストのアルバムのストリーミング回数を数億単位で水増ししていることを報じた人物だ。
「私たちはTIDALの記事を書くため、ビルボードとノルウェー国内のいくつかのチャートを取材し、カニエ・ウェストとビヨンセによるアルバムのストリーミング回数が数億単位で余分にカウントされていないかどうかを尋ねました」とトビアセンは振り返る。
「彼らは対策を講じていると言いましたが、水増しに気づき、その分を除外したかについて、確実な回答は得られませんでした」
トビアセンは、自身の取材とノルウェー科学技術大学の調査に基づき、ビルボードが対策を講じている「可能性は低い」と結論づけている。
トビアセンによれば、問題は対策が講じられているかどうかではなく、むしろ第三者による監視が行われているかどうかだという。2017年、SpotifyやApple Musicから支払われる印税は、音楽売り上げの実に3分の2を占めていた。さらに現在、Spotifyチャートは非常に重視されており、アルバムリリースからツアースケジュール、プロモーション、アーティスト同士のコラボレーションにまで影響を及ぼしている。
「これらの企業が、システムを公開したがらないのは理解できます。その結果、つけ込む者が現れるのです」とトビアセンは話す。「一方、ほかの業界と同様、第三者による検証は形骸化しています。デジタル経済において、それでは不十分です」
ストリーミングが毎年2桁のペースで成長を続けるなか、トビアセンが行ったような報道はむしろ、ビルボードなどが数字を正当化する圧力となっている。ニールセンによれば、2018年前半、米国のオンデマンドストリーミングは41.7%増加し、4035億回を記録したという。
ペンシルベニア大学のフェーダー教授は、「ビルボードは、データのバランスを取ろうと努力していますが、いまだ手探り状態で、解決策は見つかっていません」と話す。「今の数字と1年前の数字を比較できないような変更は問題があります」
しかし、MIDiAリサーチのマリガンは、数百万人のユーザーを抱えるストリーミングサービスがすべてを取り締まるのは不可能だと述べる。つまり、ダウンロードや購入などの「確かな」測定基準が衰退するにつれ、デジタルストリーミングにおけるファンとのいたちごっこは、回避不能な未来の一部になる恐れがあるということだ。
「コンピューターによって自動生成される連続再生は明らかな偽造であり、音楽ストリーミングサービスは今のところ、効果的に阻止しています。しかし、熱狂的なファンはお気に入りのアーティストを手助けするため、常に全力を尽くします。システムの悪用を完全に阻止することは不可能でしょう」
こちらの2018年の記事では、BTSのファンたちが、BTSをビルボードチャートで上位にするため、メールやSNSなどを利用し、ストリーミングサービスのアカウントを作成し、繰り返し映像コンテンツを再生し続けるという手法を広めていると書かれています。
更には、VPN接続を利用し位置情報を「偽造」したり、市制数水増し用の有料アカウントを米国ファンが利用できるよう、募金活動なども行っており、チャートをあげるためなら「なんでもする」という状態である事が指摘されています。
記事では「実際よりも多くの人が米国でBTSの曲をストリーミングしているように見せかけるようにしている」と書かれています。
要するに、ファンを通じてかなり組織的にチャート操作を行っている事がわかり、「指揮をしている人物」の存在が見えてきます。
また次の事例では
BTSの急成長支える「ARMY」パワー 進化するファンとの関係
NEWSポストセブン 2020.11.29
https://www.news-postseven.com/archives/20201129_1616739.html?DETAIL
韓国の人気アイドルグループ「
BTS(
防弾少年団)」のシングル『Dynamite』が11月24日(現地時間)、音楽界の最高栄誉とされる「
グラミー賞」にノミネートされ大きな話題になっている。アジア出身の歌手がノミネートされたのは初めてで、
SNSでは世界中の
BTSファン「ARMY」の
歓喜の声で溢れた。
BTSは、10月にも米
ビルボードのシングルチャートで1位を獲得したばかり。ソウル在住の
KDDI総合研究所特別研究員・趙章恩さんは、「
BTSの大ヒットは、ARMYたちの尋常ではない努力の賜物」と話す。
* * *
コロナ禍でエンタメ業界全体が落ち込むなか、この1年で異例の急成長を遂げたBTS。公式YouTubeに頻繁に動画をアップしたり、大々的なオンラインコンサートを実施するなど、自宅にいながらBTSを楽しめるよう工夫した運営側の活動もあるが、BTS人気をここまで押し上げたのは、紛れもなくARMYたちの働きによるところが大きい。
その働きは、例えばBTSがデビューして間もない頃は、話題になるよう新曲を発表したら、24時間眠らずに新曲動画を繰り返し再生する(再生回数を稼ぐため)、BTSの歌詞をARMYが世界各国の言葉に翻訳し解説を付けてSNSで紹介する、BTSの活動でメンバーのためにならないことや、社会的に納得のいかないことなどがあれば改めるよう所属事務所に直談判したり抗議活動をする、「BTSをもっと知ってほしい」という思いから地下鉄や電車にARMYたち自ら広告を出す、BTSの活動に関する論文を書く…など挙げ始めたらキリがない。
プロモーター的な役割を担うこともある。10月に開催されたオンラインコンサート『BTS MAP OF THE SOUL ON:E』のチケット販売の際は、チケットの種類が多いうえ、運営側の説明が分かりにくかったことから大混乱が生じたが、ARMYの1人が「どのデバイスからどんな映像をどのように見たいか」でチケットを選択できるよう一目でわかる表を作りSNSで公開、運営側がその表を公式サイトなどに転載して案内し直したことがあった。
https://www.news-postseven.com/archives/20201129_1616739.html/2
また、10月はメンバーのジミンの誕生月だったため、中国のARMYがソウル中区役所と協力し、「明洞ジミンテーマ通り」と題した盛大な誕生祭を実施。ソウル中心地の明洞のあちこちにジミンの写真や看板が登場し、メインストリートの入口には「ジミン楽園へようこそ」と書かれた大型のLEDゲートも設置された。休業中のお店の大型看板がジミンの写真に代わっていたり、レストランやカフェの中を覗くとひょっこりジミンの等身大サイズの立て看板が見えたりして、ARMYではない私でも宝探しのようで楽しい気持ちになった。目玉は明洞芸術劇場前に設置された、スノードームにすっぽり入ったジミンのオブジェだ。夜になると灯りがともり幻想的な雰囲気になるので、明洞の観光スポットの一部としてずっと置いて欲しかったくらいだ。
韓国では、こうしたARMYパワーに注目する記事が増えている。「歴史上最も強力な“ファンダム(熱心なファン集団)”」、「ARMYは全世代、全世界に存在する」とし、ARMYのような自主的に動くファンは他のアーティストには無い現象であり、その存在自体も単なる狂信的なファンのものとは性質が異なることなどを伝えた。
ARMYたちの“規格外”の活動には、海外メディアも注目している。英ロイター通信や米ブルームバーグ、米ワシントンポストは、BTSが6月、人種差別の撤廃などを訴える「Black Lives Matter」運動に100万ドルを寄付したところ、ARMYもこれに呼応し同額の100万ドルを集めたことなどに触れ、SNS上の繋がりやハッシュタグを使い、社会問題に積極的に声を上げ行動するこれまでにない部類のファンであることを詳しく報じた。アジア人であるBTSも差別の対象になる可能性があるため、「人種差別問題には積極的に対応する」という米国ARMYたちの声も紹介していた。
2020年に3周年を迎えたユニセフとBTSが行っている児童・青少年に対する暴力根絶運動「LOVE MYSELF(私自身をまず愛そう)」でも、SNSなどでのARMYの活動により寄付金額は2020年10月末に32億ウォン(約3億円)を突破した。
アイドルとファンの先例の無い新たな関係性を築くARMYの活躍から目が離せない。
【趙章恩】
ジャーナリスト。KDDI総合研究所特別研究員。東京大学大学院学際情報学修士(社会情報学)、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。韓国・アジアのIT・メディア事情を日本と比較しながら分かりやすく解説している。趣味はドラマ視聴とロケ地めぐり。
ARMYと呼ばれるファンたちが「話題になるよう新曲を発表したら、24時間眠らずに新曲動画を繰り返し再生する」「BTSの歌詞をARMYが世界各国の言葉に翻訳し解説を付けてSNSで紹介する「BTSをもっと知ってほしい」という思いから地下鉄や電車にARMYたち自ら広告を出す」「BTSの活動に関する論文を書く」と言ったことをやっていると書かれています。
また他にも「ARMYの1人が「どのデバイスからどんな映像をどのように見たいか」でチケットを選択できるよう一目でわかる表を作りSNSで公開、運営側がその表を公式サイトなどに転載して案内し直した」「中国のARMYがソウル中区役所と協力し、「明洞ジミンテーマ通り」と題した盛大な誕生祭を実施」というように、チャートや再生数の水増し以外に、本来ならば運営側がやるべきことをファンが「献身」して行っているようなのです。
また次の記事によると
「原爆Tシャツ」「ナチス帽」で苦境のBTS 全米1位の裏にある“異常”な実態
ITmedia 2018年11月15日
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/15/news008_3.html
(一部抜粋)
身銭を切って応援する「ファンの力」
すでに述べたが、BTSの楽曲は、いわゆる英語の曲ではない。それにもかかわらず、全米でランキングトップになったのは偉業だと言える。米国では国内で使用者の多いスペイン語の曲がランキングに入ることは少なくないが、その場合、もちろん購入者の多くがスペイン語を話す人たちである。つまり、米国の純粋な白人はほとんどがスペイン語の曲を買わないのと同様に、英語の曲ではない韓国人男性アイドルグループのアルバムを買うことはあまりないと言っていい。
実は、BTSは10月25日に初めて英語の曲を米国で発売した。だが残念ながら売り上げはパッとせず、全米シングルチャート「ビルボード100」ランキングでは、現時点で最高89位にとどまっている。どうもBTSやK-POPが米国で旋風を巻き起こしているというのは言い過ぎのように感じる。
もっと言えば、アーティストとしての評判は米英の評価を見ている限り芳しくないようだ。英ガーディアン紙の評価は「あまりにありふれた作品」と特に辛辣(しんらつ)で、「曲を聞いたすぐ後でも何も記憶に残らない。右から入った音楽がそのまま左の耳から出ていってしまい、何の印象もない」と書き、「ソーシャルメディアのファンの力による口コミをここまでうまく生かしたものはなかった」と皮肉っている。
ただこの「ファンの力」という指摘は一理ある。BTSがビルボードでナンバーワンになったのは、熱狂的なアーミーを中心としたファンの力が大きい。とはいえ、アーミーらのサポートは常軌を逸したものだと言える。
例えば、アーミーらはかなりの身銭を切って支援をする。あるファンは、世界的にも有名なニューヨークのタイムズ・スクエアにあるデジタル画面の広告枠を自腹で購入し、BTSメンバーの写真を掲載している。17年からファンらが広告を買うようになり、広告代理店によれば、同年は30件ほどのK-POPがらみの有料広告が掲載された。K-POPの中でもBTSの広告が一番多い。1週間3万ドル(約340万円)ほどで利用できる。
しかもそれを国を挙げてプロモートしている感があり、タイムズ・スクエアの広告は在米の韓国大使館が公式にツイートするなどして拡散の手助けをしている。文在寅大統領も夫人と外遊中のフランスでコンサートに訪れてBTSと一緒に写真撮影をし、ビルボード1位が報じられた際には、大統領の公式アカウントで「7人の少年とアーミーにお祝いのあいさつをします」とツイートしている。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1811/15/news008_4.html
広告はニューヨークだけではない。テネシー州ナッシュビルでも、46人のファンがお金を出し合い、アルバム発売に合わせて、有名な看板にBTSを応援する広告を3週間にわたって掲載した。ちょっと驚くような話だが、これがアーミーの実態であり、韓国国内ではメンバーの誕生日などにこうした有料広告を出すといった形で「貢献」するのは普通のことなのだと報じられている。
もちろんBTSは、それほどまでにファンを虜にしてしまうほどのグループだということなのだろう。
BTSがビルボード1位を達成できたことには、こうした背景もあるのだ。
「日本に謝罪をさせない空気」がある
そして今、ファンの想像を絶するようなサポートで上り詰めたBTSが、原爆とナチスにからんで、大きなトラブルに見舞われているのである。
ただ原爆とナチスについては、認識不足では許されない話だろう。人類史に残る大量殺人である原爆投下や、ユダヤ人に対する大虐殺を行ったナチスについて、軽率に扱うのはあまりにもひどい。
ポリティカル・コレクトネス(偏見や差別を含まない中立的な表現を用いること)の流れを「無視」して大統領になった米国のドナルド・トランプ大統領、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領、そして最近、次期大統領に当選したばかりのブラジルのジャイル・ボルソナロ下院議員といった現代の「暴言王」たちですら、さすがにそこまでは踏み込まないだろう。
もちろん、「若気の至りで事の重大性に考えが至らなかった」、また「軽いノリだった」と理解したい人たちがいるのも分かる。ただそれなら、その事実を認めて潔くきっちりと謝罪でもすれば、日本人やユダヤ系団体の受け取り方も多少は違ったかもしれない。特に、日韓の歴史問題などで「どれだけ謝罪をすればいいのか」と苛立っている日本人は多いだけに、逆に潔く謝罪をすれば、普段は憤っているそんな日本人も寛大さを見せるはずだ。繰り返し蒸し返して謝罪を要求したりはしないだろう。
ただ残念ながら、反日教育を行ってきた韓国には、日本に謝罪をさせない空気がある。それがこの問題を複雑にしている。米ニューヨーク・タイムズ紙は「彼らは(番組出演がキャンセルになったことについて)ファンには謝罪したが、Tシャツについては触れていない」と書いていたが、おそらくBTSにとって、韓国の世論を見れば謝罪という選択はできないのだろう(一応、所属事務所と当事者のメンバーがそれぞれ「不快感を与えた」「心配をかけた」と発言している)。
BTSはファンによるチャート操作などを行っている事も含め、実際にはアメリカであまり評判がよくなく、「アジア系米国人」による身銭を切った「献身」で知名度と「人気」を作り出しているという事がわかり、人気と同時にファンたちの行いに対する拒否感や嫌悪感もかなりのものであることがわかります。
つまり、ファンがファンを超えて「信者」のような献身を行う事で「バンドワゴン効果を繰り返している」のがK-POPという事です。
3:異論や反感を封殺
ここまでで紹介したように、K-POPというのはファンに対して「ファンである事」以上の献身を要求し、その行いはサブカルチャーに対するものというより「盲目的信仰」に近いものがあるという事がわかります。
自身が「そのグループが好きである」というファンの心理よりも、そのグループが世界的に人気になるという事が目的化しており、それはつまり芸能事務所や韓流を推進している韓国政府の利益に繋がり、「宣伝まで自前でやってくれる便利な集金システム」として機能しているからです。
そしてだからこそ「反感が生まれる」わけですが、次の記事を読むと
BTSをネタにしたチリの「人種差別」お笑い番組が炎上
COURRiER Japon 2021.4.13
https://courrier.jp/news/archives/241179/
「#RacismIsNotComedy」
チリでK-POPグループのBTSをネタにしたお笑い番組が人種差別的だと批判され、大炎上した。
物議を醸したのは4月10日夕方に放送された『Mi Barrio』でのショートコント。アメリカのトークショーを真似たようなセットで、コメディアンたちが司会者とBTSのメンバーに扮してコントを繰り広げたが、韓国語をばかにする場面がいくつも見られた。
たとえば、自己紹介を促されたメンバーが一人ずつ、「キム・ジョン・ウノ」、「キム・ジョン・ドス」、「キム・ジョン・トレス」、「キム・ジョン・クアトロ」と答えていった。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の名前をもじりつつ、スペイン語で1~4を意味する「ウノ、ドス、トレス、クアトロ」をつけたものだ。
さらに、韓国語を披露してほしいと言われると、デタラメな音を発して笑いを取ろうとしたと、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は報じている。
This is disgusting and I'm so ashamed of this.
This is not humor at all, and its not even funny. It's disrespectful in so many levels that I can't understand how someone approved this.
Chilean ARMYS says sorry.
The whole translation if you want it + #RacismIsNotComedy pic.twitter.com/gJvAHy8hC6
— ᵈ²Gangster????Shooky⁷ (@FancyShooky) April 11, 2021
これを見て激怒した「アーミー」ことBTSファンはすぐに、この番組を外国人嫌悪やアメリカで広がるアジア人ヘイトに関連付けて猛抗議。ハッシュタグ「#RacismIsNotComedy」(人種差別はお笑いじゃない)は11日夜にアメリカでツイッタートレンドの1位になったと、米誌「エスクァイア」は伝えている。
BTSはこの番組について今のところコメントを出していない。だがアジア人に対するヘイトクライムの急増を受けて先ごろ公式ツイッターで発表した声明には、自分たちが受けた差別についてこう綴っていた。
#StopAsianHate#StopAAPIHate pic.twitter.com/mOmttkOpOt
— 방탄소년단 (@BTS_twt) March 30, 2021
「僕たちは、自分たちがアジア人であるために受けた差別の瞬間を思い起こしています。理由もなく罵られたり、見た目をあざ笑われたりするのに耐えてきました。アジア人なのになぜ英語を話すのかと聞かれたこともあります」
「僕たちは人種差別に立ち向かいます。暴力を非難します。人は誰もがリスペクトされて然るべきです。僕たちは皆さんと共に立ち向かいます」
チリのテレビ局がBTSを金正恩の名前をもじった寸劇でおちょくる番組を放送すると、それを「アジア人の人種差別」にこじつけて猛抗議したという記事です。
当たり前の事ですが、BTSは別にアジア人の代表でもないですし、BTSをおちょくったからとそれがアジア人差別に直結するわけでもありません。
それどころか、韓国では以前記事で紹介した「ペーパー・ハウスリメイク版」や「俺だけレベルアップな件」の事例のように、平然と他国の人間を蔑視する行為を行っています。
過去記事
日韓友好は可能? - 日韓問題(初心者向け)
【ゆっくり解説】日韓友好は可能? - 日韓問題(初心者向け)
また他にも
グラミー賞のトロフィーでボコボコにされるBTS…米カードメーカーのイラストが「アジア人ヘイト」と物議
Record China 2021年3月18日
https://www.recordchina.co.jp/b873642-s25-c30-d0191.html
2021年3月18日、韓国・国民日報によると、米最大手のスポーツカードメーカー・Toppsが制作した韓国の人気ボーイズグループ・
BTSのイラストが「人種差別だ」として物議を醸している。
記事によると、Toppsは有名シリーズカードの1つである「Garbage Pail Kids」の「2021 Topps Garbage Pail Kids:The Shammy Awards」を発表した。同シリーズは最近数年間、その年のグラミー賞を受賞したアーティストをモチーフに制作される。今年はグラミー賞最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス部門にノミネートされたBTSも対象に含まれたという。
しかしBTSのイラストは、メンバーがモグラたたきのモグラとなり、グラミー賞のトロフィーでたたかれる様子が描かれた。顔には傷やあざがあり痛々しい姿だ。他のアーティストはそれぞれのアルバムに含まれた歌やミュージックビデオ(MV)をイメージしたイラストだったという。
これに対し一部からは「米国でアジア系へのヘイト犯罪が増加傾向にある中で非常に不適切だ」との指摘が上がった。BTSファンはSNSに「#AsiansAreHuman」「#StopAsianHate」などのハッシュタグをつけて抗議活動を行っているという。
ただ、こうした状況でもToppsは沈黙を続けており、カードは現在もウェブページにて販売中だという。
韓国のネットユーザーからは「これはやり過ぎ」「これでお金をもらっているなんて信じられない」「黒人差別は問題になるから今度はアジア人をターゲットにするのか?米国は人種差別の国だ」など批判の声が続出している。
その他「意図的であることは明らかだから言い訳もできないのだろう」「BTSのファンは恐ろしいよ。あまりの反発の大きさにToppsは驚くだろう」「BTSファンのみなさん、準備はいいですか?」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
アメリカのカードメーカーがグラミー賞を逃したBTSをおちょくる目的で「メンバーがモグラたたきのモグラとなり、グラミー賞のトロフィーでたたかれる様子」の画像を公表すると、「米国でアジア系へのヘイト犯罪が増加傾向にある中で非常に不適切だ」といってファンたちが猛抗議したという事例です。
これの事例の場合にも、BTSがおちょくられたという事例が「アジア人差別」や「ヘイト」にすり替えられています。
また次の事例でも
イギリスの有名DJ「BTSファンクラブアーミーは奴隷」ビハ発言論議
YTN(韓国語) 2021年08月11日
https://www.ytn.co.kr/_ln/0106_202108111550012697
英国の有名DJが
K-POPと
BTS(
防弾少年団)を卑下する発言をしたが、非難が続くと謝罪した。
去る6日、'マット・ジョー'という名前で知られるイギリスDJマタン・ジョハル(31)は自身のツイッターに「K-POPは西洋でまだ隙間市場」と話した。彼は「正直皆さんは実際に個人的に知っているK-POPファンがいるのか」とし「BTSをはじめとするK-POPスターがここで働き、他の歌手とコラボレーションするよう企業がインセンティブを与えている」と主張した。
また、BTSのファンクラブ「アーミ」を置いて「アーミはグルーミング(飼いならし)で奴隷化された結果、巨大な産業を支えることになった」という内容の比喩発言をした。これを見たTwitter利用者らは、マットジョーの過去Twitter発言を探してみた結果、彼が過去から深刻な人種差別および性差別発言を続けていると暴露した。
マット・ジョーは過去のツイッターに「私も不思議にできた韓国少女たちに応援されたい」と書いており、他人に向かって「私ほど悪いイエローフィーバー(東洋女性を性的に好むという意味)を持っている」と話した。同時に「中国の子供たちはとても可愛い」としながら、目が破れたエイリアンの絵文字を使った事実も明らかになった。
BTSファンはマット・ジョーが明らかな「人種差別主義者」とし、過去の発言を謝罪するよう要求した。議論が去るとマット・ジョーは「誰かを傷つけたり不快にする意図は全くなかった」とし、自身の行動を反省するためにしばらくソーシャルメディアを遠ざけると明らかにした。現在、マット・ジョーのTwitterは彼の既存のフォロワーだけが見ることができるように非公開に切り替えられた状態だ
イギリスの有名DJが「K-POPは西洋でまだ隙間市場」「アーミはグルーミング(飼いならし)で奴隷化された結果、巨大な産業を支えることになった」といった批判をしたのですが、趣旨は明らかに先ほど挙げたようなファンによる組織的な行いに対する批判です。
しかしBTSのファンたちは、「過去にこのDJが人種差別的発言をした」という理由でこの「BTSに対する皮肉」を人種差別問題にすり替え、猛抗議したという事例です。
要するに、「妄信的BTSファン」達が、かつて統一教会や在日韓国・朝鮮系の組織などが日本で自分達の意に反する内容を扱うメディアや政治家、団体などに対して行ってきた「論点のすり替えによるレッテル貼り」の手法を、「K-POPやり方」に対して否定的な人々に行っているというわけです。
しかもBTS自身
「BTS」、米チャート操作疑惑に反論「ファンを非難するのはやめて」
wowKorea 2021/08/27
http://www.wowkorea.jp/news/enter/2021/0827/10312771.html
韓国ボーイズグループ「
BTS(
防弾少年団)」が26日(現地時間)、公開された米
ビルボードとのインタビューで、米国で浮上している「
ビルボードチャートの順位操作疑惑」に反論。「正しくない話だ」と強く否定した。
【動画】
BTS (
防弾少年団) ’Butter’
Official MV
米ビルボードはこのインタビューで、BTSのヒット曲「Butter」と「Permission to Dance」がメインシングルチャートで1位になると、ポップスターのオリビア・ロドリゴやデュア・リパのファンがARMY(BTSのファンクラブ名、ファンを指す)による「チャート操作」を主張したと伝えた。同件について、「BTS」の楽曲を購入するファンの努力に支えられて「BTSが同時代のポップ歌手に比べ、ストリーミング回数やラジオでの再生回数が少ないにも関わらず、チャートでは1位を獲得した」として「チャート操作主張」について直接質問。
これに対し、リーダーRMは「仮にビルボード社内で議論になったならば、ルールを変更してストリーミング数に比重を置くのもビルボード次第だ」と主張した。
また「楽曲販売とダウンロードで1位を取ったという内容で、僕たちと僕たちのファンを非難することが正しいことなのか疑問だ」とした上で、「ボーイバンドかつK-POPグループであることから高いファンの忠誠心を得たという理由で、僕たちが攻撃の対象になってしまっているようだ」と明かし、チャート操作疑惑を否認した。
このチャート操作に対して批判を受けると「仮にビルボード社内で議論になったならば、ルールを変更してストリーミング数に比重を置くのもビルボード次第だ」、「ボーイバンドかつK-POPグループであることから高いファンの忠誠心を得たという理由で、僕たちが攻撃の対象になってしまっているようだ」と、論点をすり替えて「自分達こそ被害者だ」と訴えているのです。
これが彼らが国連演説やバイデン大統領と面会するまでになり、その場で「人種差別反対」を訴えるようになるまで起こった出来事です。
要するにK-POPとは韓国政府が「他国の人々をコントロール」し、「韓国を全肯定する人々」を増やし、反感をもたれればその相手を人種主義者とレッテル貼りをして論点をすり替え、「献身的ファン」達を煽って攻撃させているというのが実態なのです。
こうしたことからも、韓国がK-POPで統一教会に行わせていた事と「同質」の事を、ファンをコントロールすることで行わせている事がわかるわけです。
そしてこれは日本でも同じです。
ここ数年目立つようになりましたが、韓国に否定的なネット上の記事や書き込み等があると、「偏見だ」「蔑視的だ」というコメントをする人が度々見られます。
以前は「差別だ」というコメントが多かったわけですが、最近は上記2例が多いです。
そしてこの「偏見だ」「蔑視的だ」という指摘が奇妙なのは、これら単語は本来相手の主張が間違っているという前提で指摘される単語であるにも関わらず、何が「偏見」「蔑視」であるかという事が一切提示されないまま、「偏見だ」「蔑視的だ」という表現が使われることが大多数であるという事です。
これが重要なのは、「差別」という単語はあくまで本人がどう感じるかという主観的な印象が前提ですが、特に「偏見だ」という単語は「客観的に問題点を指摘できる」単語であるにも関わらず、肝心の客観的部分が一切存在していないという事です。
※2022年9月1日訂正
よくよく考えてみれば、いずれにせよ「具体的理由」は必要であるので、無意味と判断し訂正しました。
これはつまり、韓国に対して否定的な意見を具体的な根拠なしに自動的に「偏見だ」「蔑視的だ」と認識している事になり、思考停止状態にあるという事なのです。
一種の悪魔化です。
こうした面からも、韓国は「韓国を全肯定するファン」に盲信を要求し、先ほど挙げた事例のように韓国にネガティブな発言をする相手を悪魔化し攻撃するように仕向けているという事がわかり、典型的な「カルト的反応」であることが解るのです。
そして今回紹介したような事例から、私は「韓国政府はK-POPに第二の統一教会のような役割を求めている」という疑惑を持ったわけです。
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