日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

【ゆっくり解説】韓国の民族主義先鋭化の経緯

さて、本日は韓国の民族主義がどう先鋭化していったかについて扱っていきます。


本日の投稿動画
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関連動画
【日韓問題】韓国の親日派財産没収法 前編 - ニコニコ動画
【日韓問題】韓国の親日派財産没収法 前編 - YouTube

ソウル市庁舎(2005年)

以下は動画のテキスト版です。


注意
・この動画は「日韓の価値観の違い」を扱っています

・うp主のスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからとこちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たら
どう思うか」という客観性を常に持ちましょう。

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

・リクエストは原則受け付けていません

・引用ソースへのリンクが同時掲載のブログにあります

・毎週土曜日更新

お品書き

・日本のせい

・問題の常態化

・現在にも影響

レイム マリサ
ゆっくりしていってね


レイム
さて、今回は日韓問題なので私が解説していくわね。


マリサ
なあレイム、今回の民族主義が先鋭化した経緯ってどういうことだ?
先鋭化って2002年の日韓共催サッカーワールドカップから始まったってだけじゃないのか?


レイム
「始まった」のはそこからだけど、その後に起きたことも重要で、韓国では世界中ほとんどの国で社会の発展にともなって起きる「変化」が「抑制された」事が深く関わっているのよ。


マリサ
そ、そうかレイム。
実は昨日の嵐で自宅に木が倒れてきて窓が割れた挙句車もつぶれてしまい、しかも停電で冷蔵庫の中身がだめになってな、今からカリコテリウムのカリちゃんと近所のスーパーに買い出しに行くところなんだぜ。
そういう事情があるから、残念だが今日は一人でやってくれ。


レイム
昨日も一昨日も晴れていたわね。
そんなわけでさっさと本編へ行くわよ。


日本のせい


マリサ
そ、それで社会の発展に伴って起きる変化が抑制されたってどういうことだ?


レイム
これって普通の民主主義国家だとどこでも起きている事だけど、経済的に発展して余裕が出てくると、社会の矛盾やおかしな慣習が目立つようになって、大抵の場合はそれで「変化」がおきて、それがプラスの結果を出す場合もあればマイナスの結果を出す場合もあるのね。


マリサ
まあ、それが普通だよな。
最近の日本でも労働環境の問題とか出てきて、少しずつ改善してきているしな。


レイム
でもね、韓国の場合この「変化」が中途半端に抑制されて、一部でしか機能しなかったのよ。


マリサ
どういうことだ?


レイム
例えばこの事例

韓国人たちはどうしてサマータイム制が嫌い?
中央日報 2007.06.01 14:49
https://japanese.joins.com/JArticle/88004

最近、日本政府がサマータイム制導入を積極的に検討し、勤務時間が増えない形態のサマータイム制再導入論議が活発に起こっている。

日本は第2次大戦直後、米国の勧めで4年間、サマータイムを施行したことがある。国内でもこの制度をめぐり賛否両論が再び触発される可能性が高くなっている。日本がサマータイム制を施行すれば“先進国クラブ”という経済協力開発機構OECD)会員国の中で、この制度を取り入れない国はアイスランドと韓国だけだからだ。アイスランドは夏季、白夜の現象でサマータイム制を施行する理由がない国だ。したがってOECD国家のうち実質的にサマータイム制を施行しない国家は韓国だけとなる。

これによって全国経済人連合会(全経連)は最近、日本経済団体連合会経団連)とともにサマータイム制導入を積極的に推進することを決めた。政府もサマータイム制の 2008年導入を目標とし、世論を見極めている。

しかし財界の要求にもかかわらず政府がサマータイム制再導入に慎重な態度を示しているのは国民情緒のためだ。国内ではサマータイム制に対して反対する声が特に高い。最近サマータイム制関連世論調査でも賛成意見が多くはなったが、反対意見もまだまだ多い。就職ポータルのキャリアが会社員1412人を対象に5月末に行ったアンケート調査では賛成意見が51.7%だったが反対も36.4%だった。

ならば特に韓国国民がサマータイム制に反対する大きな理由は何か? まず、政府の政策に強い影響力を行使している労働界の反発による。彼らは韓国の企業文化で勤労者たちが1時間繰り上げて出勤するとそれだけ早く帰ることができるのかという現実論を展開する。むしろ勤務時間だけ増やして逆効果を生み出すのではないかという主張だ。これによって労働界はサマータイム制再導入論議が提起される度に公式的に反対してきた。昨年、産業資源部が再導入推進方針を明らかにすると、各労働団体は連帯して総力阻止方針を決めた。

次に88五輪当時、臨時に取り入れた経験が挙げられる。西欧先進国の都合に合わせるための制度という認識が根深く刻印された。その後、2年で廃止された。そのためサマータイム制導入と廃止でますます混乱は大きくなった。サマータイム制による混乱が大きくなると思う理由である。

最後に国内はすでに誤った標準時であることから韓国人の生活リズムに合う時間より、すでに30分繰り上がった生活をしているという主張があるからだ。大韓帝国時代、標準子午線を東京の127度30分と決め、5.16軍事政変直後、日本のように東京135度に合わせたからだ。したがって私たちの標準時は日本と同じだ(「コリアンタイム」として通じる私たちの時間にルーズな感覚はこのためだという指摘もある)。政府の世論収れん作業でサマータイム制に対する反感が減るか、関心が集まるところだ。

サマータイム(summer time)=夏季該当の地域の標準時より1時間繰り上げる制度。灯火管制が容易で、エネルギーを節約することができるという理由から第1次世界大戦時、ドイツが取り入れてから全世界的に広がった。

レイム
記事ではサマータイム制導入をするかどうかについて書かれているのだけど、最後の方で「国内はすでに誤った標準時であることから韓国人の生活リズムに合う時間より、すでに30分繰り上がった生活をしているという主張がある」とか「私たちの標準時は日本と同じだ(「コリアンタイム」として通じる私たちの時間にルーズな感覚はこのためだという指摘もある)」と書かれているのね。


マリサ
ちょっとまて、要するに韓国人は「自分達が時間にルーズなのは日本のせいだ」とか言っているってことか?


レイム
そうなのよ。
また次の事例では

文化財を粗末に扱う根本背景は
慶南道民日報(韓国語) 2008年2月20日
http://www.idomin.com/news/articleView.html?idxno=245146

崇礼門火災以後のマスコミ報道を見ると、数年前に文化財に関する記事を担当したときのことを思い出す。当時も文化財は発掘記事中心だった。「史上最大」「史上最高」という修飾語さえ入っていれば、まずは文化財記事としての要件は揃っているものとして扱われた。しかし、それだけだった。大々的に報道されてもちょっと世間の注目を集めるだけで、その後は冷遇されるのが常だった。
どのように保存管理されているかがちゃんと知られていることも珍しかった。それでも今まで文化財のマックが生きているのは誰が知らなくても黙々と自分に与えられたことに最善を尽くした隠れた労働者たちのおかげだろう。

も、文化財を務める以上勉強をしなくてはならなかった。専門家を探して尋ねた。慶南の文化財を紹介する「文化財の周り」というコーナーも作った。リストから確保して毎週現場を訪れた。恥ずかしい告白だが、私もそれまで私の故郷にどんな文化財があるのか​​分からなかった。文化財取材のおかげで私は大きな勉強をしたわけだが、見回した現場は暗い。地方自治体が管理する建物の片側に置かれた文化財は、ほこりを覆っていたり、南京錠で満たされて接近しにくくなったり、「水を飲むカバ」に除湿機能を任せた擁色した場合もあった。

屋外の文化財の事情は一層悪かった。山腹にある城跡には立て札が一つかろうじて立っているだけで、どこからどこまでが城跡なのかも分からず迷わなければならなかった。もっと残念なのは内容が分かりにくいという点だった。一般市民たちがもっと親しく文化財に近付けるように内容を知らせたかったが、大変だった。特に、びっしりと漢文が刻まれた碑文を見て、「内容を解説しておけばいっそう文化財の価値が輝くはずなのに」と思ったことは一度や二度ではなかった。一部専門家の助けも借りたが、納得ゆくまでにはならなかった。

あの時から今までにも、たまに文化財は関心を呼び、あちこちで毀損され、火災に遭った。崇礼門火災が起こると、我が地域の記者たちも慶尚南道文化財を訪ね回った。間接的に見ても、数年前の当時と今とで文化財が粗末に扱われている状況に変わりはなかった。

哀痛と驚きは、余りにも多くの人が指摘したから重言復言する必要は無いだろう。ただ、過去も、そして今も変らず抱いている疑問がある。無残な姿をさらす崇礼門に向かって「間違っていた」「思いやりが無かった」と言って反省しているが、私たちはどうして、そのように文化財に対して思いやりが無かったのだろうか。今でも開発現場では、瓦屋根一つでも守ろうとする文化財保護と、こんな瓦屋根の何が重要なのかと言う地域住民との間の摩擦が少なくない。なぜだろう。我が民族が他民族よりも劣るからか?

そうではあるまい。答えにならないかもしれないが、私は我々の歴史的な背景影響が大きいと思う。長年の日帝統治、解放、米軍による軍政、軍事独裁、そして民主化…。激動を経ても、民族を裏切った勢力が歴史の断罪を受けていたら、そして歴史を正しく立てることが出来ていたら、私たちの文化財がそのように冷遇されることは無かったはずだ。私たちの文化を中心に置いて、きちんと発展をしてゆくこともできたろう。

しかし権力を掌握した親日残滓と、これに連なる独裁権力にとっては、私たちの文化なんかは重要ではなかった。生きてゆかねばならないという当時の現実的事情があったにせよ人々はこれを開発論理として十分に活用し、文化は後回しにされてしまった。為政者の責任が大きいという意味だ。

文化が関心を呼ぶ時もあることはある。対外的に民族的自負心を強調する必要がある時とか、広報パンフレットでも作る時には、我が国にもこんな固有の文化財があると言う。しかし保存と管理は誰の責任でもなかった。問題が起これば対策樹立を約束するが、その時だけだ。見に来る人がいれば整備するが、いなければ放置するわけだ。

他人が見るならするし、見なければしないのだ。表と裏が違うという深刻な状態になっているのだ。今回の例でも、各種防災訓練は行なっていても、いざという時は果たして不手際だったではないか。人に見せる時はしっかりやっても、人が見ていないときはやらないからだ。防災庁の過ちだけではない。根本を改め直そうとする努力が不足しているためなのだ。

だから知りたいのだ。今の過熱世論が冷えた後も、文化財に対する関心が続いて制度的な補完がなされ、国家的な予算が組まれてシステムが用意されるのだろうか。楽観は難しい。今の政治状況では特にだ。
国宝火災を前に国民からの募金から挙論する次期大統領の文化マインドと、値段は後から何とかしようというブルドーザー精神、そして道徳不感症にかかった李明博政権の業務引継委員会の歩みを見ていれば、楽観するほうがむしろ変だ。下からの意識改革運動が持続的に長年続たとしても可能かどうか覚束ない。

レイム
韓国で文化財が粗雑に扱われている事を嘆いている記事なのだけど、その理由を「しかし権力を掌握した親日残滓と、これに連なる独裁権力にとっては、私たちの文化なんかは重要ではなかった。生きてゆかねばならないという当時の現実的事情があったにせよ人々はこれを開発論理として十分に活用し、文化は後回しにされてしまった」と書いていて、日本のせいにしてしまっているのよ。


マリサ
いや、文化財を粗雑に扱うのは国民一人一人の文化財への関心の薄さが原因じゃないか?


レイム
まあ少なくとも、日本人の感性ではそう考えて状況を改善しようとするわよね。
そして次の事例はこちら

京城帝国大学と田母神
ハンギョレ新聞(韓国語) 2009-01-09
http://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/332344.html

「我が国がどうして日本よりずっと遅れることになったのか、考えてみよう。」 韓国理論物理学界トップクラスの学者で国際的にも名声を得ている、ソウル大学物理天文学部の崔茂栄教授(科学史・科学哲学協同過程兼任教授)は、最近出版した講義式対話体の自著『崔茂栄教授の物理学講義』で、このように述べる。

例えば物理学は、日本は軍国(日帝)時代に既に世界的水準の学者を数百・数千人も擁していたが、朝鮮の物理学者は光復時までたったの一人だけだった。そのようになったのは、日帝朝鮮人たちに高等教育の機会を初めから与えなかったからだ。京城帝国大学が一つあったが、朝鮮人だけが通ったわけでもなかったし、その任務も植民地の下級官僚の養成だった。

光復直後に国立ソウル大学を作ったが、その責任者(初代総長)はアメリカ海軍大尉だった。外国軍の一大尉が韓国高等教育の枠組みを作ったというわけだ。国大案反対闘争などを経てもなお、ソウル大には親米に衣替えした親日勢力が主に残った。哲学の貧困の中、あれこれ無闇に集めてにわか造りの百貨店式連立大学を作ったが、それが今日の我が国の教育跛行の出発点だ。

同じ事実も、立場によっては全然違うように見える。先ごろ、日帝の侵略と植民地支配がアジアの諸民族にとっては解放と発展の祝福だったと公然と主張して更迭された、日本の田母神俊雄航空幕僚長は、こんな厚かましい話をした。

「日本は植民地で教育に力を傾けた。1924年に朝鮮に京城帝国大学、1928年には台湾に台北帝国大学を設立した。日帝は計9個の帝国大学を設立したが、京城帝大は6番目、台北帝大は7番目だった。大阪帝大、名古屋帝大よりも先に作ったのだ。本国の主要都市よりも先に植民地に帝国(国立)大学を設立して現地人に気配りした宗主国が、日本以外にどこにあるか? また、洪思翊陸軍中将、金錫源大佐、王族の李垠などは、みな日本陸士出身ではないか? 植民地人を宗主国陸軍士官学校に入れてあげたのも、日本以外にどこがあるか?」

田母神のひねくれた目には、日本が「内地」に帝国大学を7つも作る一方で植民地の顔を立てるように1つずつ作った帝国大学(伝統教育機関は解体し、民立大学の設立は源を封じた)、それも素性の良い極少数の親日分子だけが入学を許された植民地経営下級官吏養成機関でさえも、植民地には過分なのだった。

しかも、日本の帝国大学・陸士出身の朝鮮人たちは、結局誰の犬になったか? 日帝という強者・勝者に取り入って栄逹した者たちは光復後、車をアメリカに乗り換えた。この強者崇拝事大主義の内的論理を包括的に解剖したのが、金ギヒョプの『ニューライト批判』だ。日帝の植民地支配は韓半島近代化の恩人ではなく、それを台無しにした元凶だった。征韓論者である日本右翼の忠実な使徒たるニューライトは、脱民族を叫んで事実を逆転させた。

崔茂栄教授はこうも言っている。「癌細胞は非常に優秀だ。癌細胞が生じると正常細胞は消えて
癌細胞の天下になる。ちょうど世界の資本主義化現象と似ている。ところで癌細胞の結末は何か?
死だ。自分だけが死ぬのではなく、全体を死に追いやる。資本主義、特に新自由主義は、もっと優秀な能力を持っているように見えるが、結局人類をどこに連れて行くのだろうか?」

レイム
記事では「我が国がどうして日本よりずっと遅れることになったのか、考えてみよう」 という問いかけから始まっていて、「日帝朝鮮人たちに高等教育の機会を初めから与えなかったからだ。京城帝国大学が一つあったが、朝鮮人だけが通ったわけでもなかったし、その任務も植民地の下級官僚の養成だった」と書かれいていて、現在の韓国で例えば物理学などの基礎科学が日本より立ち遅れているのは日本のせいだとしているのね。


マリサ
いや、そもそも高等教育の機会を与える意思がないなら朝鮮に学校を作らないんじゃないか?


レイム
つまりね、韓国では2000年代になって、社会が発展していく過程で噴出した矛盾点や問題点を、自分達の責任で「変えていく」のではなく、そのほとんどを「日本のせいだ」とすることで、「解決したこと」にしてしまったのよ。


マリサ
社会問題の原因を本来内に向けて改善させていかないといけないのに、原因を外(日本)に向けてしまったので、改善の機会そのものを失ってしまったって事か?


レイム
そういう事。


マリサ
でもさ、これはこれで問題だが、それがどう韓国の民族主義先鋭化に繋がるんだ?


問題の常態化


レイム
それに関しては次にこれを見てほしいのよ

国連人種差別撤廃委で、韓国の「混血問題」が俎上に
聯合ニュース(韓国語) 2007-08-12
https://www.yna.co.kr/view/AKR20070812006000088

国連人種差別撤廃委員会が、我が国政府の統合移行報告書を対象に今月9・10日の両日行なった審査で、我が国の「混血」問題が俎上に上がった。

韓国の報告書を担当する特別報告官であるアンワル・ケマル委員を含む数人の委員は、韓国文化の「純粋な血統」概念について問題提起し、これに対して政府代表団は韓国の歴史的背景を挙げて理解を求めた。

ある委員は、「その概念は、一部の人は『不純な血統』を持っているという意味を内包している。結果としてその概念は、人種差別撤廃条約が無くそうとしている『人種の優越性』という観念に非常に近付く」と指摘した。

また他の委員は、人種の優越性を宣伝する団体を特別に禁止する立法が必要だ、と求めた。

これに対して政府代表団は、差別的意味が込められた「混血」という用語の使用禁止を推進していると表明したうえで、我が国が強い「単一民族性」を維持するようになった歴史的背景について説明した。

歴史的に民族と人種とが分化されなかった韓国では、20世紀初頭に日帝の侵略に直面して「単一性アイデンティティー」を構築し、解放以後韓国民族の統一は当然だと思われた、と代表団は紹介した。

特に、強い単一民族意識と民族主義は韓国の近代化過程で韓国民を鼓舞する主たる源泉となり、強大国の間に挟まった状況においてそのような文化的同質性は、攻撃の手段ではなく強大国が優越性を強要するのを退けるための防御的機制として作用してきた、と比較的詳細に歴史的背景を取り上げた。

とはいえ政府代表団は、そうした単一民族性が文化的優越性という危ない観念につながる可能性を認めたうえで、「混血」「純粋血統」のような概念は韓国が民主的な多民族社会に進む過程で克服さるべき問題であることを韓国政府は認識していると表明した、と委員会側は伝えた。

政府代表団のこのような回答に対して、ある委員は「固定されたアイデンティティー」の危険性を指摘して、韓国は他の民族性を持った人々の肯定的寄与を認める用意が必要だ、促した。

また、外国人との婚姻や彼らの子弟に関する人口調査が必須だとの指摘が出たほか、今日の世界化された社会では、もはや単一アイデンティティー側面から語ることは出来ないとの指摘もあった。

一部では、各級学校、特に中等教育過程にこれに関する内容が含まれなければならないという主張も出た。

ケマル特別報告官は人種差別の不法性を大衆に広く知らせ、教育させるために別途の立法をしなければならないと韓国政府に繰り返し促した後、昨年混血児で米国のスーパーボールスターであるハインズワードを盧武鉉大統領とクォン・ヤンスク夫人が大統領府に招待して痴漢を置いて「重要な第一歩」と肯定的に評価した。

この他にも2日間にわたる審査を通じて、委員は離婚時外国人女性配偶者の地位、去る2月麗水出入国管理事務所火災事件、韓国内中国人帰化問題、移住労働者問題などについても掘り下げた。


レイム
2007年に韓国は国連人種差別撤廃委員会から、血統主義単一民族主義や文化的優越性についての改善を勧告されたのだけど、それを「歴史的に民族と人種とが分化されなかった韓国では、20世紀初頭に日帝の侵略に直面して「単一性アイデンティティー」を構築し、解放以後韓国民族の統一は当然だと思われた、と代表団は紹介した」と日本のせいにして言い訳してちゃんと改善しなかったのよ。


マリサ
ああ、それでさっきの話に繋がるわけか。
とにかくなんでも社会に噴出した矛盾や問題を「日本のせいだ」として解決してしまっていたので、民族主義の問題も「同じ解決法」を選択してしまったと。


レイム
そういう事。
そしてその結果韓国では民族主義がどんどん先鋭化していき、その一部は韓国起源説として発露するようになったり、次の事例みたいに

清算されなければならない日帝残滓
大邱日報(韓国語) 2006-08-25
http://idaegu.com/newsView/idg200608250023

日本は、理性を失った歴史歪曲や馬鹿馬鹿しい独島領有権主張、常識を逸した閣僚らの妄言などで私たちの心を苦しめてきたが、小泉首相が日本の終戦記念日であり私たちの光復節である8月15日に靖国神社を参拝したことで、韓国人たちの怒りは頂点に達した。こうした中、8月18日に親日派財産を取り戻すための汎政府機構である「親日反民族行為者財産調査委員会」が本格発足し、国民の関心と耳目を集めている。

もうすべて分かっているように、日帝の植民地時代は一言で言って、主権の毀損・喪失に始まり国家レベルでその主体が根本的に侵害された時期にあたる。それはすなわち歴史の断絶という深刻な不幸だった。このような歴史的不幸や主権の毀損は、政治的主体だった韓民族を統治の客体へと転落させる悲劇だった。こうして韓民族日帝植民地時代を通じて、自国の政治の自律的主体になることができず単なる植民地統治過程の他律的客体に転落させられるという傷を負ったのだ。

このため、このような民族的悲劇をもたらしたり同調したりした「乙巳五賊」や「丁未七賊」などの親日反民族行為者とその子孫らの保有する財産に親日財産の疑いがある場合に、財産を国庫還収の優先対象に決めて職権調査に入ることが計画されている調査委員会の活動は、過去史真実糾明や日帝残滓に対する清算という次元から、遅きに失した感が無くはないものの当然であり望ましいことと評価しうる。

しかし、反民族行為者が膺懲され、彼らの財産を還収することだけで、植民地統治期間に負わされた傷や今も残る残滓が完全に治癒・清算されるものではない。外形的な治癒や清算はなるかもしれないが、内面化された意識の傷や残滓までもが治癒・清算されるものはないからだ。

第二次世界大戦以前、列強の植民地政策は一般に、間接統治であれ直接統治であれ、社会・経済的収奪のみを基本目的にしており、被支配民族の民族保存は当然のこととして認め、民族保存のための努力に対してはそれが直接的な独立運動でない限りは傍観的政策を採った。

しかし日帝の植民地政策は社会・経済的収奪に止まらず、異民族を抹殺・消滅させて帝国内の従属身分層として隷属させることに重点を置いた、異民族抹殺政策を根幹とする悪辣な性格のものだった。日本の植民地政策は、「同化」という美名の下に韓民族そのものを地球上から消滅させようとするものだったのだ。

その結果、韓民族は他律の傷を強圧的に受けるほかなく、民族意識と政治意識は極限的で極端な闘争意識と反抗意識に表出されて内面化してしまった。その結果、参加的よりも抵抗的、開放的よりも閉鎖的、進取的よりも退嬰的、肯定的よりも否定的な意識が主流になるという傷を受けることになった。こうした傷は、侵略の前に守勢に回らざるをえず、歴史の前に国家という主体さえ奪われたことで不可避的に現われた、民族的・政治的意識の姿といえよう。

しかし、こうした闘争的・反抗的な民族的・政治的意識は、国権を回復して独立国家となり、歴史と政治の主体になった際に、抵抗的ではなく参加的、閉鎖的ではなく開放的、退嬰的ではなく進取的、否定的ではなく肯定的・創造的・発展的な市民意識に転換されなければならなかったのだが、そうはならず清算さるべき日帝残滓で少なからず残っているというのが、今日の現実である。

今日、政治の世界や我が国の社会に蔓延している権威的な全面否定意識や反政治的無関心、黒白論理や極端主義は、日帝植民地時代に内面化された闘争的・反抗的な民族的・政治的意識の変形物として清算さるべき日帝残滓である。内面化された意識の残滓を清算することなく、外形的に人や財産に対して膺懲・還収するだけでは、国家の発展や政治の先進化を期待することはできないであろう。 【李ギョンテ (大邱大学名誉教授)】


レイム
日本の統治を「日帝の植民地政策は社会・経済的収奪に止まらず、異民族を抹殺・消滅させて帝国内の従属身分層として隷属させることに重点を置いた、異民族抹殺政策を根幹とする悪辣な性格のものだった」としたうえで、「政治の世界や我が国の社会に蔓延している権威的な全面否定意識や反政治的無関心、黒白論理や極端主義は、日帝植民地時代に内面化された闘争的・反抗的な民族的・政治的意識の変形物として清算さるべき日帝残滓である」として、韓国の「現在の政治問題」まで全て日本のせいにしてしまったのよ。


レイム
そして、記事でも書かれているように問題を「清算さるべき日帝残滓」としていわゆる「親日派財産没収法」という、基本的人権すら無視する法律を施行しだしたわけ。
ちなみに、「韓国の親日派財産没収法」についても過去に動画化しているので、動画説明欄に関連リンクを貼っておくからそちらを参照してね。


マリサ
要するに、現在の韓国のあらゆる矛盾を「日帝残滓」という名称で全部日本に押し付けて、韓国内の政争に利用したって事だな。


レイム
そしてさらにこちらの事例では

韓半島の分断、400年前の壬辰倭乱が源流」(1)
中央日報 2008.04.11 13:34
https://japanese.joins.com/JArticle/98621

1592年4月13日、小西行長率いる日本軍の先発隊が釜山(プサン)沿岸に上陸し、壬辰倭乱文禄・慶長の役)は始まった。 火縄銃で武装した日本軍が釜山からソウルまで占領するのには20日もかからなかった。 今年は壬辰倭乱勃発から416年、終戦から410年になる年だ。

宋復(ソン・ボク)延世(ヨンセ)大社会学科名誉教授とハン・ミョンギ明智(ミョンジ)大史学科教授(46)が8日午後、中央日報の会議室で、壬辰倭乱の意味を振り返る特別対談を行った。 宋教授は定年退任後、「朝鮮のリーダーシップ」研究に没頭、昨年末には『偉大な出会い-西厓・柳成龍(リュ・ソンリョン)』を出版し、壬辰倭乱の性格について新たな視点を掲げた。 壬辰倭乱韓半島分断の源流と把握し、分断を阻止するのにリーダーシップを発揮した人物に西厓・柳成龍を挙げた。

ハン・ミョンギ教授は99年に著書『壬辰倭乱と韓中関係』を出して以来、壬辰倭乱研究を代表する歴史学者として注目されている。 日本と中国という強大国に挟まれた韓半島の状況は、400余年前も今日も大きく変わらないという意見に、2人は共感した。 また、韓半島の力が弱まる度に韓半島の自尊はもちろん、東アジアの平和までが崩れる状況が繰り返されてきたという点を改めて考えなければならない、と強調した。

宋教授=私は現在の韓半島分断の源流が壬辰倭乱にあるとみている。 日本と中国が400年前、韓半島をめぐって激突した歴史が今日の現実として表れている。 壬辰倭乱は結果的に‘朝鮮分割戦争’だった。 当時日本は‘朝鮮割地’という表現を使った。 明が救援軍を送った理由は、遼東と北京を守る壁として朝鮮が必要だったからだ。 柳成龍は『懲毖録』で‘藩籬之戦’と記録した。 日本と明の朝鮮分割の意図を見抜き、これを阻止するのに卓越したリーダーシップを発揮した人物がまさに西厓・柳成龍だった。 壬辰倭乱当時も今も、韓半島は中国・日本という大きなクルミ割りに挟まれたクルミのような存在だ。

ハン教授=壬辰倭乱は16世紀、朝鮮の対日政策が破たんした状況で起きた。 15世紀まで朝鮮はかなり開放的かつ弾力的で、軍事力も強かった。 例えば申叔舟の『海東諸国記』は、今でも日本で‘外国人が書いた歴代最高の人文地理書’という評価を受けている。 このような対外感覚が16世紀に入って弱まり、結局、日本で起きた変化を読みとるのに失敗した。 韓国の国力が弱まった時には東アジアで戦争が起きている。 われわれの自尊だけでなく、東アジアの平和を維持するためにも、われわれは一定水準以上の力を維持する必要がある。 壬辰倭乱の意味を改めて見直さなければならない理由だ。



韓半島の分断、400年前の壬辰倭乱が源流」(2)
中央日報 2008.04.11 13:34
https://japanese.joins.com/JArticle/98622

宋教授=壬辰倭乱当時の朝鮮は、日本が分割しようとすればそうなるしかなく、中国が合意を要求すれば合意するしかない、力のない貧しい国だった。 将軍は俸禄がなく、兵士は兵器がなかった。 軍隊ともいえない状態だった。 壬辰倭乱といえば栗谷(ユルゴク)李珥(イイ)の‘10万養兵論’を思い出す人がいるが、これは虚構だ。 栗谷の死から数十年が経過した後、栗谷の弟子による碑文に出てくるだけだ。 当時、朝鮮の人口は約400万人だった。 このうち兵農が分離された軍隊に行ける20歳代の男性は30万人程度だ。 両班・奴婢・障害者などを除き、また農作業をする人を考えれば、兵士10万人を養成する方法はない。 当時、米穀生産量は多い時で500万石程度で、政府税収が60万石だった。 10万人の軍隊を養成するとしても、軍用米も問題だ。 柳成龍の計算によると70万石が必要になる。 兵曹判書まで務めた栗谷がこうした事実を知らなかったはずはない。 一方、壬辰倭乱当時、日本は世界有数の軍隊を持つ国だった。 新武器の火縄銃の生産量が当時ヨーロッパ全体の生産量とほぼ同じだった。

ハン教授=それでも二強国の間に挟まれた朝鮮は、壬辰倭乱で滅びたり分割されたりせずに生き残った。 むしろ朝鮮は壬辰倭乱後も王朝が維持された半面、明は清に滅ばされ、日本では徳川幕府が創設されるなど、王朝が交代した点にも注目しなければならない。 とにかく多くの副作用があったが、明の軍を呼び入れたのは、世宗(セジョン)以降受け継がれてきた朝鮮の外交的力量が決定的な瞬間に成功したという点を傍証している。 中国との外交はそれなりに成功したということだ。 日本に対する文化的な優越意識は抵抗の基盤になり、戦争が終わった後にもずっと維持された。 また戦争期間中、義兵がずっと出てきたのは、朝鮮の支配層が地方社会を統制する能力を喪失しなかったという点も表している。 下層民からして民心を完全に失うことはなかったのだ。

宋教授=私は壬辰倭乱当時の朝鮮社会を‘依明派’と‘自彊派’に分けて考えている。 歴史学者は東人・西人・南人・北人・老論・少論に分ける。それは政治権力上では一定の意味があるだろうが、国家権力の側面では意味がない。 国権を維持するうえでは意味がないということだ。 自彊派には柳成龍李舜臣(イ・スンシン)と義兵が属する。 依明派には宣祖とほとんどの臣僚が該当する。 朝鮮分割を阻止した最大の功労者は自彊派のリーダー、柳成龍だった。


韓半島の分断、400年前の壬辰倭乱が源流」(3)
中央日報 2008.04.11 13:34
https://japanese03.joins.com/JArticle/98623

ハン教授=壬辰倭乱の克服の3功臣を選ぶなら、李舜臣・柳成龍・郭再祐(クァク・ジェウ)を挙げたい。 李舜臣は東アジア海域の覇権を掌握し、明の安保も守った。 柳成龍は宰相として、一方では王権を守るのに及々とする宣祖を保衛し、もう一方では戦おうとはせず朝鮮の内政に干渉する明軍指揮部をなだめようと苦闘した。 忠誠心と愛国心の塊だった郭再祐は義兵長の表象だった。

宋教授=柳成龍の卓越したリーダーシップが最も引き立って見えた部分は、陸軍だった李舜臣を水軍将帥に任命し、7段階も昇進させたことだ。 パラダイムを完全に転換した人事起用だった。 李舜臣と柳成龍が海と陸地で体を張って守った国を、300年後の子孫は一度の戦争もなくそのまま日本に明け渡してしまった。 リーダーシップの重要性を痛感する。

ハン教授=当時、柳成龍にとって最も恥辱的なことは、明軍指揮部に会い、日本軍との決戦を繰り広げてほしいと訴えることだった。 明は自国の戦略的目標(戦争を遼東に拡大させないこと)がある程度達成された後、朝鮮の立場は全く考慮しなかった。 強大国が他国の戦争に加わって目標を達成した後の行動様態は概して似ている。 明と日本の江華(カンファ)交渉が始まった後、‘朝鮮問題’は明内部の政治問題になる。 朝鮮は徹底的に疎外され、‘中日戦争’に戦争の性格が変わっていくのだ。 朝鮮としては思ってもいないジレンマだ。 明は戦う考えはなく、長期間駐屯しながら弊害を及ぼし、日本軍は南海岸に長期間留まって略奪と捕虜確保を行なった。 この状況で朝鮮の民衆は最悪の苦痛を味わうことになった。 壬辰倭乱で最も注目すべき部分はこうした点だと思う。

◇懲毖録=朝鮮・宣祖のとき領議政として壬辰倭乱を総括指揮した西厓・柳成龍(1542-1607)が、戦後に戦争状況を回顧して記録したもの。 戦争に対する反省とともに後難を警戒する内容が書かれている。 日本の長所も記述するなど、史料的な客観性を持つと評価されている。

レイム
記事ではいわゆる文禄・慶長の役を「日本と中国が400年前、韓半島をめぐって激突した歴史が今日の現実として表れている。 壬辰倭乱は結果的に‘朝鮮分割戦争’だった」としているのね。


レイム
そして「むしろ朝鮮は壬辰倭乱後も王朝が維持された半面、明は清に滅ばされ、日本では徳川幕府が創設されるなど、王朝が交代した点にも注目しなければならない」「日本に対する文化的な優越意識は抵抗の基盤になり、戦争が終わった後にもずっと維持された」と、韓国の現在の民族主義を美化する内容になっているのよ。


マリサ
というか、文禄・慶弔の役が朝鮮分割戦争ってどういうことだ、あれって秀吉による「明への出兵」だろ?
しかも、これじゃさっきの国連人種差別撤廃委員会への「韓国の民族主義は日本の植民地化が原因」という釈明とも整合性が取れないじゃないか。


レイム
マリサ、今までこの動画シリーズの何を見てきたの?
韓国では一貫性や整合性というのは重要ではなく、「その時の感情的利益」こそが重要なのよ。


マリサ
お、思い出したくなかったんだぜ…。


現在にも影響


レイム
こうして韓国では、本来社会の発展にともなって発生する「変化」の大部分を、「日本に転嫁」することで抑制したので、本来消えていくはずの社会の矛盾や問題点がそのまま残ってしまったのよ。


レイム
そしてその「現在までの集大成」が文在寅政権であり、この政権のおこなった「積弊清算」なのよ。


マリサ
あれって、「積弊」の名を借りた政争だろ?


レイム
だから、社会の問題の原因を外に向けることが恒常化した結果、国内の政争でもこれを便利に口実にすることが恒常化したのよ。

【3月25日付社説】蔚山選挙工作・原発不正・大庄洞疑惑の捜査を阻止するために検察の捜査権を剥奪するとは
朝鮮日報 2022/03/25
https://web.archive.org/web/20220325064427/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/03/25/2022032580094.html

大統領職引き継ぎ委員会が24日に予定されていた法務部の業務報告を中止した。朴範界(パク・ポムゲ)法務部長官が尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の公約である「検察の直接捜査対象拡大」「検察総長に対する法務部長官の捜査指揮権廃止」などに反対の立場を表明したことを受け、業務報告を受ける理由がないと判断したものだ。

 尹次期大統領の検察関連の公約は、文在寅ムン・ジェイン)政権が自分たちの犯した不法行為をもみ消すため、検察の捜査対象を縮小し、政権の不正を捜査した検察総長を追放するため、法務部長官が捜査指揮権を悪用した出来事の再発を防ぐ趣旨だ。文政権の不正について、盾の役割を果たしてきた朴長官がそれに反対するのは予想されたことだった。

 民主党はさらに踏み込み、検察の捜査権を全面的に剥奪する法案をわずか40日余りを残す文大統領の任期中に急いで国会で成立させる構えとされる。国会で170議席余りを占める民主党が法案を成立させ、文大統領の任期中に公布してしまえば、正式な法律となる可能性がある。尹次期大統領が就任したとしてもどうすることもできない。立法によるクギ刺しと言える。これは文在寅ムン・ジェイン)政権の任期が終了しても検察が文政権の不正を捜査できないようにしているようにしか見えない。そうでなければ、こんな強引な手を使うはずはない。

 青瓦台蔚山市長選介入は文大統領の友人を当選させるため、大統領秘書室内の8つの組織が野党候補を無理やり捜査し、他の候補を買収するなど、選挙犯罪に軍事作戦的に関与した事件だ。大統領が弾劾されることもあり得る案件だ。文大統領が総責任者だった月城原発1号機の経済性分析不正は国の規律を乱すレベルの行為と言える。こうした不正をもみ消すため、政権寄りの検察は文大統領の直前で捜査をストップし、政権支持の大法院長は裁判を先延ばししてもみ消した。

 数千億ウォンの特別待遇と数百億ウォンの賄賂が飛び交った大掛かりな汚職犯罪である大庄洞不正も検察が6カ月にわたり、本格捜査を開始せずにいる。与党候補の政治生命を救うための大法院裁判取引疑惑事件も検察と警察が爆弾の押し付け合いをしている。こうした全ての不正は適正に捜査を行いさえすれば、すぐに真相が明らかになる。それゆえ文政権は法律で検察が捜査できないようにしようとしているのだ。


レイム
この記事みたいに、文政権と尹錫悦次期大統領が政権引き継ぎで足の引っ張り合いを行い、それがエスカレートして文政権が次期政権に「報復捜査されないため」に、人事面で妨害や嫌がらせを行うなんて状況になっているのよ。


レイム
こういうのって、いわゆる「政情不安な途上国」では日常的に起きている事柄なのだけど、経済的に上位圏にまで上がってきた韓国でこういう事が起き続けるのこそ、社会発展の過程で発生する変化を「他国に転嫁」することで抑制した結果生まれた歪みなのよ。


マリサ
なるほど、単に民族主義の先鋭化というだけではなくて、「宿題をやらなかった」事でいろんなところに矛盾が出てきてしまっているって事か。


レイム
そういう事。
しかもね、韓国でこうした矛盾が表出し始めた2010年代初頭に、日本のメディアでは

朝日新聞記者「嫌韓はネットで実像触れた影響が大」
アメーバニュース 2013年12月20日
https://web.archive.org/web/20131222185244/http://yukan-news.ameba.jp/20131220-207/

 韓国留学の経験があり、日韓関係、ナショナリズム近現代史が関心事だという朝日新聞武田肇記者が、ツイッターで「嫌韓ブーム」についての自身の見解を述べている。

 「なぜ今、嫌韓ブームなのか」というテーマを考えるにあたり、武田記者は2004年に出版にされた政治学者である木村幹・神戸大学教授の著書『朝鮮半島をどう見るか』を読んだとのこと。武田記者は現在の日韓関係を見る上で、同書は示唆に富み、また9年前の書籍にも関らず、構図が変わっていないことに驚かされとする感想を述べ、「日韓の『過去』問題とは、植民地支配だけでなく、その終焉後の歩みだと気づかされます」とコメントした。

 さらに武田記者は「出版当時と異なるのは、韓国社会の変化より、ネット等で多くの日本人が韓国の『実像』(一部の偏ったテーマですが)に触れるようになったことが大きいように思います」と「嫌韓ブーム」についての自身の見解をコメント。雑誌などでの「嫌韓特集」が落ち着いたあとに、新しい日韓関係が始まるのかどうかに注目しているという。

 この武田記者の意見は議論を呼んでおり、「ネットで共有されたのは『韓国の真の姿』より、それを変と思ったのは自分だけじゃない、という感覚なのでしょうね」などの意見が書き込まれている。

レイム
問題点の指摘を「ネット等で多くの日本人が韓国の『実像』(一部の偏ったテーマですが)に触れるようになったことが大きいように思います」と、あたかも問題にされているのは例外的事例みたいに印象操作をして、問題点を誤魔化す行為を続けたものだから、余計に状況が悪化したのね。


マリサ
記事では「雑誌などでの「嫌韓特集」が落ち着いたあとに、新しい日韓関係が始まるのかどうかに注目しているという」とか書かれているが、この記事から9年経った現在では皮肉にしかなっていないな。


レイム
こういうふうにね、本来ならば社会発展に伴って発生する問題点って、国内で変化が起きなければ外国から「変化圧」が来るものなのだけど、韓国の場合にはこの2000年代から2010年代前半の「最も重要な時期」に、むしろ韓国の問題を誤魔化して容認するような人達ばかりだったから、余計に「何も変われなかった」という背景もあるのね。


マリサ
そしてそれが文在寅政権で民族主義の大暴走に繋がって、日韓関係も矛盾だらけでもはやどうにもならない状況になってしまったと。


レイム
そういう事。

今回のまとめ

・韓国では2000年代に社会の問題を何でも日本のせいにしていた
・「日本のせい」にすることが常態化したため、民族主義の先鋭化を招いた
・現在起きている日韓問題の源流は、多くがこの時期に芽吹いている


レイム
それでね、以前からこれは指摘しているけど、2000年代初頭頃には、ちゃんと韓国に対して「韓国のここが問題だ」と指摘できる日本人含む外国人もいたのだけど、その大部分は今韓国との友好を訴えている人達によって「駆逐された」のよ。


マリサ
ああ、なんか韓国に不都合なことを言うと差別主義者扱いされたり歴史修正主義者扱いされたりしたから、そういう人たちが次々と韓国を見捨ててしまったんだっけ。


レイム
そうなのよ。
うp主は別に韓国に対して何の思い入れもないけど、その過程をずっと観察してきて、日韓友好を訴える人たちに対してはかなり「ネガティブなイメージ」しかないのよね。


マリサ
まあ、話を聞く限りいろんな意味で状況を悪化させるだけさせているわけだしな。


レイム
明らかに現在の日韓問題の一端はこういう人たちに原因があるわけだしね。


レイム
そんなわけで今回の本編はここで終わるわ。


レイム マリサ
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


大口
今回もあまり尺がないので短めなのを。
レイムとマリサも、「チョウザメ」って知ってるよね。


レイム
キャビアってチョウザメの卵なのよね。


マリサ
サメってつくけどサメじゃないんだよな。


大口
そうそう。
でね、実はチョウザメって大きく分けで2種類いて、キャビアの取れるチョウザメは「オオチョウザメ」と呼ばれていて、主にカスピ海とか黒海に生息している種で、これはチョウザメ科なのね。


大口
で、それ以外にヘラチョウザメ科というのがいて、これが北アメリカ大陸からメキシコくらいにまで生息している種で、この2種は1億8千万年以上まえに枝分かれして、それぞれ別の環境で生きてきた種なのね。


レイム
そこまで長い時間別々だと、もういろんな意味で違うのでしょうね。


大口
でね、実はキャビアの原料のオオチョウザメって絶滅危惧種に指定されていて、何とかしないといけないのだけど、その一環としてチョウザメの卵の無性生殖、つまりメス単体で子孫を残す実験することになったのね。


大口
で、無性生殖するためには卵に刺激を与えないといけないから、そのために受精しないで刺激だけ与える方法として、ヘラチョウザメ精子を使ったそうなんだよ。


マリサ
ああ、2億年近く別々に生きてきた種だけど、目としては同じだから「刺激」自体はできるだろうって事か。


大口
そうそう。
で、そうしたらね、驚くべきことに「ハーフが生まれちゃった」んですよ。


レイム
え?
2億年近く全く交わらなかった種同士で?


大口
まあ、チョウザメ自体が祖先からあまり変わっていない古代魚だから、時代を経て形が変わっても遺伝子的にはあまり変わっていなかったって事なんだろうけど、それでも驚きよね。


マリサ
なんかいろんな意味で凄いな。


レイム
そんなわけで今回はここで終わるわ。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~



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