日韓問題(初心者向け)

日韓問題について、初心者でもわかりやすい解説と、日韓問題とマスコミ問題の動画のテキスト版を投稿しています。

影響を受けた本の紹介

さて、本日は少し特殊で、私が日韓問題とマスコミ問題を扱うにあたり、過去影響を受けた本について少し紹介することにします。
※「どう影響を受けたか」であり書評ではありません。

初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由 - 日韓問題(初心者向け)

注意
・このブログは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

・当ブログのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
う思うか」という客観性を常に持ちましょう

・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


今回紹介する本

西太平洋の遠洋航海者
(世界の名著71 マリノフスキー レヴィ=ストロース

ソラリス

1984


※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


まず初めに事前に知っておいてほしい事を。
今回紹介する本なのですが、厳密にはどれも「当時私が読んだ本」ではなく、後に再翻訳されて近年に再出版された本(当然購入し改めて読んではいます)の紹介となります。


なぜかというと、「世界の名著71 マリノフスキー レヴィ=ストロース」はとっくに絶版であり、古本としてならば手に入るようですが、古すぎて状態があまりよくなく、2010年に再翻訳された「西太平洋の遠洋航海者」のほうで十分だからです。
(そもそも私がこの本を買った約20年前の時点で絶版であり当時古本を購入しています)


次に「ソラリス」に関してなのですが、私が過去読んだのは「ソラリスの陽のもとに」というタイトルだったのですが、これは元々旧ソ連で翻訳出版されたものの翻訳版で、検閲され一部内容がカットされており、今回紹介するのは2004年にポーランド語の原典から再翻訳されたものを2015年に再出版したものとなります。


最後に「1984年」に関してなのですが、これは元々所持していた本を紛失してしまい、私が現在所持しているのは2009年に出版されたものを今年新たに買いなおしたものとなります。



1:西太平洋の遠洋航海者


まずこの本からになるわけですが、この本で書かれている事は、過去動画でも少し触れていますが、日韓問題を扱う上で直接的な影響を受けています。


www.amazon.co.jp


この本で私が知ったことは、「私たちの知る常識が必ずしも普遍性を持っていない」ということで、これは過去動画でも説明したように、彼らが「労働の対価としての報酬」にあまり関心を持っておらず、それよりも収穫物であるヤム芋をディスプレイし「自慢する」事に価値を見出していたという事例が非常にわかりやすいです。


つまり、私たちが普段普遍的な常識と認識している「労働と対価」という概念が通用せず、これが俯瞰的には普遍の概念ではないという事例となるわけです。


そして、このことを理解できなかった欧州出身の農場主たちは、「ちゃんと労働の対価を与えているのになぜ仕事をしないのか、きっと彼らは木の実が枝から落ちてくるのを待つだけの怠惰な民族なのだ」と誤解したわけです。


実際には彼らは自分達で消費する分以上のヤム芋を栽培し、首長にその収穫の大半を渡しても余って腐らせるほど「働き者であった」にも関わらずです。


またこの本には他にも興味深い内容が書かれており、ニューギニアのトロブリアンド諸島(現在の正式名はキリウィナ諸島)とその周辺の島々に住む人々は、「クラ」と呼ばれる特殊な交易をおこなっています。

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トロブリアンド諸島(現キリウィナ諸島)


これは右回りにソウラヴァ(soulava)と呼ばれるウミギクの首飾りを、左回りにムワリ(mwali)と呼ばれる貝の腕輪を、各トーテム氏族や村落ごとに交換し合う特殊な交易で、クラ交易ではあるグループが右隣りの共同体にソウラヴァを渡すと、しばらくして「お返し」としてムワリを受け取るという仕組みです。

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クラの環


つまり、ソウラヴァは常に右回りで島々を循環し、ムワリは左回りで循環していくというわけです。


そしてこれは共同体が交易船団を組んで隣の共同体へ持ち込むのですが、交換自体は個人個人で毎回決まった相手と交換をし、地位の低い一般人は交易先ごとに4から5人程度、地位の高い共同体の首長クラスになると数百人の交換相手がいるそうです。


また、クラ交易では厳密なルールが存在しており、クラで受け取った物品と同価値の物品をいずれ「お返し」として渡さなければいけない事、またどんなに価値の高い物品を受け取っても、長くとも2年以内には次の交換相手に渡さなければならず、所持し続けていると「なんと強欲なのだ」と思われ評判が下がるのだそうです。


更に、この交易では原則として「同価値の物品」をお返しとしていずれ渡さないといけないわけですが、その際に値切りや交渉はご法度とされており、もし等価値の物品をその時に持ち合わせていない場合には、「繋ぎの贈り物」を渡すことになっています。


そして重要なのは、そもそもソウラヴァ、ムワリどちらも金銭的な価値は皆無であり、「他の物品との交換」は一切できず、クラ交易で使用する役割しかなく、傍から見ると全くの無意味に見えるという事です。


ではなぜこんな慣習ができあがっているのか、その考察自体は「西太平洋の遠洋航海者」で説明されている内容であるので、ここでは省略しますが、恐らくその始まりは「争いをエスカレートさせないようにするための仕組み」ではなかったかと私は考えてます。


どういうことかというと、このクラ交易をおこなう島々でも「戦争」は存在するのですが、一部の地域を除いて※戦争で死者が出る事は稀であり、大抵の場合は戦争で負けた側が村を去り辺境の荒れ地に移住し、勝った側が村を破壊し終戦します。


※一部の地域では首狩りと食人の習慣があったそうですが、マリノフスキがやってきた時点ではこの地域を植民地化した欧州人によって辞めさせられていたそうです。


そして2年ほどすると「和解の儀式」を行って、負けた側が元の村があった場所に戻るという仕組みになっています。
戦争自体がかなり「システム化」されているのです。


恐らくこれを可能としているのが「クラ交易」なのです。
クラを行う相手は「常に決まっている」ため、クラの環の中の人々はどこかしらで他の共同体と「人的な交流と繋がり」を持っています。


ですので、戦争が起きてもお互いに「クラ交易の相手」である場合が多く、それが「戦争のエスカレート」を防ぎ、戦争を死人の出にくいシステムにとどめる役割をしているのではないかという事です。


もちろん、これはあくまで私がこの本を読んだうえでの憶測交じりの推論でしかないわけですが、こう考えていくと「一見不合理に見える社会システムも、何らかの合理的な動機をもっている可能性は十分にある」という考えを持つことができます。


私の韓国関連の観察もこの考え方がベースにあります。
過去何度も記事や動画で説明している通り、韓国社会においては「約束」の概念が希薄であり、過去記事「CPTPP問題は典型的な日韓価値観対立」でも説明したように、だからこそ彼らは「日本が何を問題視しているのか」を本質的に理解していないという事態が起きています。


CPTPP問題は典型的な日韓価値観対立 - 日韓問題(初心者向け)



ではなぜ彼らの社会で「約束の概念」が希薄なのかといえば、それは「約束の概念」が発達せず、その代わりとして「徹底した序列社会」が発達したからであろうと私は考えています。


私たちの社会では、約束や契約によって物事の価値やルールなどのガイドラインを決め、スムーズにやり取りを行う方法が発達したわけですが、朝鮮の場合にはその手法の代わりに「序列が高い者が正しい」という「ルールやガイドライン」が発達したため、彼らは約束を軽く扱い簡単に破ってしまうのではないかと考えています。


つまり、彼らが約束を軽く見る事と「韓国が序列社会であること」には密接な関係があると私は私は考えているわけです。

参考記事
【コラム】約束の差を理解してこそ韓日葛藤は解消
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.05.16 10:50
https://japanese.joins.com/JArticle/266005
https://news.joins.com/article/23778150


そして私のこの考え方に至ったベースにあるのが、「西太平洋の遠洋航海者」で先ほど解説した「一見奇妙で不合理に見えても、別の秩序が存在しているのだろう」という発想なのです。


2:ソラリス


次に「ソラリス」に関してなのですが、これは1960年代にポーランドの作家スタニスワフ・レムが書いたSF小説です。


www.amazon.co.jp


そして時系列的には先ほどの本を読む以前に私はこの本を読んでおり、ここで知った概念が先ほどの考え方にも影響を与えています。


まずざっと内容を説明しておくと、この小説は恒星間航行が可能となった未来の話を扱ったSFなのですが、作中で本来ありえない軌道の惑星が発見され、その軌道調整を「意思を持った海が行っているのかもしれない」と考えられるようになり、研究者たちがソラリスに殺到するようになります。


そこから約100年後、どんな対話や実験をしても目立った成果がまるで得られず、学会や世間の注目が薄れていった頃、主人公が新たな研究者としてソラリスに降り立つところから物語が始まります。


しかし到着してみるとステーションには3人の研究者が先に滞在しているにも関わらず誰も出迎えがなく発着場は荒れ果て、最初に出会った一人は明らかに挙動不審で何かを隠しており、「いずれ君にもわかる」としか答えません。


更にもう一人は自分の研究ラボから出てこず、しかも3人目は自殺しているえに、死体が安置されている冷凍庫には「名簿にはいない女性」の遺体が一緒に置かれているという、ミステリーホラーな展開から始まり、しかもその翌朝には地球で自殺したはずの主人公の彼女が生きた姿で現れるという状況となり、そこからロマンス要素が加わり、最後は「ソラリス学」という架空の学問に対する考察で終わるという筋書きです。


そのうえで、この件は私がこの本を読んで得た感想を直接書くよりも、2015年版の「ソラリス」の後書きにレムが旧ソ連の読者に向けて書いた序文が紹介されているのですが、そこに書かれていた内容を抜粋した方がわかりやすいため、そちらを引用します。

1962年にソラリスが始めてロシア語に訳されたとき、ソ連の読者のために書かれた作者による序文より。


ソラリス──ファンタスティックな物語
スタニスワフ・レム


要するに、あまたあるSFにおいて、そのほとんどが人間社会で起きている事、或いは想像可能なできごとの延長物でしかないわけだが、実際には「その想像の範囲外」の事が起きることもありえるのではないか、というわけです。


レムは作中でこれを「人間中心主義」と、また引用文では「図式的な拡大解釈」「銀河系の規模に拡大された地球」と表現しています。


つまり、「自分達の常識がこの世の中の全てではない」という事です。
私が日韓問題に触れるようになり、またマリノフスキの著書からヒントを得て韓国的価値観を「解釈」した源流はここにあります。


「自身の常識で把握できない事を無理に自身の常識に当てはめてはいけない」というわけです。
ただし、「現実に触れた韓国人の反応」があまりにも自分の知る常識からかけ離れていたため、マリノフスキやレムの考え方を冷静に韓国に当てはめられるようになるまで数年かかりましたが。


そしてこの「視点」で現在の日本における韓国への視点を見てみると、肯定的・否定的そのどちらも大半が「日本中心主義」「世界規模に拡大された日本」でこの世の中を見ているという事になるわけです。


3:1984



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最後は未来の全体主義社会を描いたジョージ・オーウェルSF小説、「1984年」についてです。


この小説は今回紹介した3冊の中で時系列的には一番最後に読んだ本となるわけですが、切っ掛けは2ちゃんねるのマスコミ板において「マスコミ関係者がよく読んでいる」というコメントを見て興味を持ったのがきっかけでした。


ストーリーとしては、世界がオセアニア、ユーラシア、イースタシアという三つの全体主義国家に分割され、赤道地域は三国が領土争いを続ける植民地となったディストピア社会を描いた作品です。

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小説「1984年」における世界地図


そしてふとしたきっかけでこの社会に疑問を持つこととなったオセアニアに住む主人公が、同じような考え方を持つ人々を探すようになるというストーリーです。


そして興味深いのは、ここで語られる「全体主義国家」とほとんど同じ挙動を、マスコミ関係者や日韓友好論者が行っているという事です。
つまり、「この本をよく読んで全体主義国家に嫌悪感を持っている」はずの人々が、なぜか「同等の挙動をしている」という事です。


それを知ってもらうために、作中に「反体制派」として名前だけ登場するエマニュエル・ゴールドスタインという人物の著書が作中作として登場し、全体主義国家を批判しているのですが、そこに書かれている内容を引用します。

寡頭制集産主義の理論と実践
エマニュエル・ゴールドスタイン


いわゆる二重思考ダブルシンク)に対する説明が書かれている部分なのですが、注目すべきは「自分の記憶を自らの意思で改変し、また改変したことを自覚しながら改変した事実を意識しない」という部分です。


また作中では繰り返し「過去を支配する者は未来を支配する。現在を支配する者は過去を支配する」としており、これを成し遂げるための手段が二重思考にあり、これによって過去をいくらでも党に都合よく改変できるとしています。


そのうえで、ではこれを現実の「今」起きている事にあてはめることができます。
過去何度も指摘していますが、現在の日本において慰安婦問題において以下の定義は否定されています。

慰安婦問題で日本記者に反論 韓国「強制性の証拠は無数」
聯合ニュース 2014.09.02
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20140902002800882


韓国外交部「ゴールポスト動かしたのは日本」 茂木外相の発言に反論
聯合ニュース 2021.06.01
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210601004400882


「軍や国の命令で、軍人や官憲が直接的に行った拉致」という定義なのですが、見てのように韓国側では慰安婦の定義が「これ」になっており、実態としての慰安婦問題とはこの慰安婦の定義の違いが原因となっています。


そして次にこちらの記事を見てもらうと

日帝の加害行為を「正しく」記述した日本の高校教科書、来年度の採択率1位
朝鮮日報 2021/12/20
https://web.archive.org/web/20211220122233/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/12/20/2021122080236.html


韓国メディアが「日本で最も多くつかわれる高校の教科書に慰安婦の説明が”正しく”書かれている」と説明している記事です。


しかしよくよく内容を読んでみると「各地の戦場には慰安所が設置され、日本や朝鮮、台湾、占領地の女性が慰安婦として募集された。強制された例やだまされて連行された例もある」と書かれてはいますが、実際には「誰が」という主語が存在しません。


つまり、「誰がやったのか」を読者が都合よく解釈できる、玉虫色の表現になっているのです。
また次の朝日の記事を読むと

従軍慰安婦」「強制連行」の記述 教科書7社なぜ訂正 どう変わる
朝日新聞 2021年10月31日
https://www.asahi.com/articles/ASPBZ26F4PBFUTIL018.html


教科書から「従軍慰安婦」の「従軍」がなくなったという内容なのですが、肝心の「従軍」がなにを指し、またなぜなくなったかの説明が存在しません。


これはどういうことかというと、「韓国側の主張する慰安婦の定義」が存在しない事は認めているが、その事実を意図してはぐらかし誤魔化しているという事です。


そしてそのうえで、「彼ら」は表立って韓国の慰安婦の定義の問題を批判する人々を「過去の罪を認めず美化するネトウヨ」と呼び、バッシングしているのです。
つまり、ネトウヨが過去を改変し日本の罪を誤魔化しているというわけです。


ここで興味深い事がわかります。
このことから、朝日新聞の記者などの「韓国の側に立つ人々」は、「過去を都合よく改変するのは倫理に反する」という認識を持っているという事です。


なぜなら「ネトウヨ批判」の動機がまさに「それ」だからです。


しかし実際には「過去を都合よく改変している」のは韓国側です。
なぜなら韓国側の主張する慰安婦の定義はその客観的根拠が存在していないからです。


つまり、本来朝日などが批判すべきは「実態として過去改変をしている」韓国側であるにも関わらず、なぜか「韓国側の慰安婦の定義」の問題を指摘する側を「過去の改変をしている」といってバッシングしています。


これは「自分の記憶を自らの意思で改変し、また改変したことを自覚しながら改変した事実を意識しない」という二重思考の典型例なのです。
そして「過去を支配する者は未来を支配する。現在を支配する者は過去を支配する」の典型例でもあります。


慰安婦問題の「対立点」自体すらも彼らは都合よく改変しており、更には状況に応じて意識するのをやめたり、また「思い出したり」しているからです。


ではなぜ彼らはこんなことをしているのか、そして「1984年」を読んでいる人が多いであろう記者達がなぜ自身の二重思考に気付かないのか、そのヒントになりそうな事もこの本には書かれています。


それは、劇中後半に主人公の「危険思想」が党に発覚し逮捕され、拷問を受けている最中、拷問を行っている人物が「党が(全体主義の)権力にここまで執着する理由は何か」と問い、主人公が更なる拷問を受けないよう、教科書通りと思われる答えとして「党は利己的な利益のためではなく、大多数のための利益のために権力を欲している」といった趣旨の回答をします。


しかし拷問を行っている人物はそれを否定し、こう答えます「党が権力を求めるのはひたすら権力のためであり、他人などどうでもいい、ただ権力にのみ関心があり、富や贅沢、長寿などは歯牙にもかけない、ただ純粋な権力にのみ関心があるのだ」と答えます。


ここで重要となるのは、この権力とは何かという事です・
そして私は権力の本質とは「自身の要求を通すための力」であると考えています。


マスコミ関係者などは、権力とは政府であると一元的に考えているようですが、実際にはもっと広範囲なものであり、「自身の要求を通すための力」があればそこには何かしらの権力が生まれるというわけです。


そしてこの権力の定義の解釈であれば、マスコミや日韓友好を訴える人々はまさに「絶大な権力」を持っている事がわかります。
なせなら、報道によって自分達に都合の悪い相手を断罪したり、「差別」の名の下に異論を封じる事が出来ているからです。
実際、近年のネット敵視はその典型的な事例です。


その結果、この権力を絶対的なものとして維持し、障害となる矛盾を封殺するための手段として、二重思考が使われているというわけです。


また彼らが1984年を読みながら「ミイラ取りがミイラになる」ような状況になっている根本的な原因は、本に書かれている事を「自分達以外に起こりうること」と考え、「自分達もそうなるかもしれない」という認識が抜け落ちている事にあります。


権力というものが本質的に「自身の要求を通すための力」であるのならば、それは他者の行動を制限したり影響を与えた時点で発生することになるわけですから、それを維持しようとすれば1984年の世界で語られるような思考に陥りやすいという事です。


しかし彼らは、「自分がそうなることは無い」と考え、自身にも起こりうるという危機意識を持たないがために、皮肉にも読んでいるにも関わらず「1984年における党」と同じ挙動をしてしまっているというわけです。


そして重要なのは、私たちは「彼ら」を反面教師とし、「自分にも同じことはいつでも起こりうるのだ」と自覚し、「過ち」があれば即座に認め修正するという心構えとともに常に警戒していかないといけないというわけです。
こういった事は、慰安婦問題の事例からもわかるように「自身の過ちを認める事ができない状況」から発生しやすいからです。
そしてさらに重要なのは、どんなに警戒し注意しても「完全はあり得ない」という認識を持つことです。



私が1984年を読んで、またマスコミ業界を観察し最も強く影響を受けたのがこの教訓です。



年末年始について
暇つぶしにどうぞの今年最後の更新は12月27日、日韓問題初心者向けの更新は12月29日、動画の更新は25日が最後となります。
そして2022年1月1日、3日、5日はそれぞれお休みし、再開は2022年1月8日、10日、12日を予定しています。





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